年金なんか当てにしない! エイジフリーライフで行きまっしょい!

2014-12-18 13:02:16.0

こんにちは!53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
引き続き年金のお話です。

現在の年金制度は賦課方式といって高齢者の年金を現役世代が負担する方式です。
少子高齢化のため現役世代の背負う高齢者比率は高まるばかり・・・

どこかで、自分が積み立てた分を自分がもらう積立方式を採用しないといけない時期に来ています。

年金の納付率の低下も目を覆うばかりです。
1980年代には95%と非常に高い納付率を誇っていましたが、
2013年度では60.9%と惨憺たる状況になっています。 (厚労省発表)

しかも、この数字は年金を払わなくてもいい免除もカウントしたもののようです。

免除を除いた実質の納付率は40%程度(!?)と言う観測もあり、
既に国民の信を得てるとはとても言いがたい状況になっています。

出だしからずっこけた「年金100年安心プラン」ですが、
どれ位の危機的状況なのか、積立金の枯渇状況はどうなのか調べてみました。

GPIF積立金残高推移
(数字は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の各年度末残高)

プラン発表後から2006年まで少し残高が増えています。(138→149兆円)
ちょうどインターネットバブルと呼ばれた、バブル以降では比較的景気のいい時期です。

その後、2006年をピークに大きく残高が減少しています。(赤矢印
デフレによる「年金のもらい過ぎ」のせいでしょうか、
リーマンショックも響いてると思います。

下降局面まっただ中の2009年の第一回目の年金財務検証(2004年から5年毎)はそのため非難轟々となりました。
この減少振りでは仕方がありません。

当初プランでは2100年に25兆円残すという触れ込みでしたが、
100年どころか20年で枯渇する、と酷評されたのもこの頃です。

ところが2011年度末の113.6兆円を底に右肩上がりで増加基調に転じています。(青矢印
リーマンショックを乗り越えた欧米の回復基調に乗ったのでしょうか。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の財務諸表を見ると
2012年は10.23%の運用利回りで11.2兆を稼ぎ出し、
償還金を差し引いても前年比6.8兆円のプラスになっています!

その後はアベノミクスの追い風もあって増加基調を継続しています。
厚労省としてはこの上昇傾向を何とか維持したいはずです。
今度下降すれば年金への信頼を更に失ってしまいます。

先日の黒田バーズーカ第ニ弾
この年金運用のための株価維持策のように見えるのは気のせいでしょうか?

ここ何回かの年金考察をまとめると

・賦課方式ではいずれ破綻する
・支給年齢の引き上げ、支給額の削減は避けられない
・但し、GPIFも頑張っており、今日明日ではない
・前提条件(出生率、成長率)の、改善が鍵
・年金削減策として、シニアの雇用機会確保も重要

というところだと思います。

では、わたし達に出来ることはなんでしょう?

一人ひとりが年金に頼らない生活を確立し、
「稼いでるうちは年金は要らないよ!」と声を上げることではないでしょうか?

稼ぐといっても定年後もいやいや働くという選択肢ではありません。
むしろ定年後に夢を実現しつつ、且つ同時におおいに稼ぐ、イメージです。
昔の場所(職場)には行かず、違う場所で咲きほこりたいものです。

わたしのモットーは
自立!能動!自由闊達!年齢不問!
エイジフリーライフの実践 です。

ばんばん働いて、年金なんかに頼らない豊かに楽しい人生を
みなさんと実現したいと思います。 
(と言っても貰えるものは貰うんですけどね!?)

お金の知恵大全 Ver2.0はこちら

年金の「100年安心プラン」は、1年ずっこけプランだった!?

2014-12-10 19:07:05.0

こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
引き続き年金のお話です。

ここのところ毎年、国民年金保険料が上がっているのはご存知でしょうか?
2014年9月からはそれまでの月額15,040円から15,250円へと210円アップしました・・・

これからも毎年値上げされ、2017年の16,900円を最後に固定される予定です。
低年収時代に決して軽い負担ではありません。
このスキームは2004年の小泉政権時代の「年金100年安心プラン」が始まりでした。

当時の保険料は13,300円です。
最終的に固定される2017年の16,900円と比べると、13年間でで27.1%の値上げということになります。

では2004年の「年金100年安心プラン」とはどんなものだったんでしょうか?
みなさん覚えてますか?
100安心プラン
少し調べてみました。

当時、既に年金財政が長期的には破綻しそうなことは分かっていました。
そこで時間をかけながら

・支給年齢を60歳から65歳に段階的に引き下げる
・「マクロ経済スライド」を取り入れて支給額を下げる
・保険料を上げるが、上限として保険料水準を固定する
・年金国庫の投資運用を拡大する

というプランを当時の自民党と公明党がまとめました。

出生率、物価上昇率、賃金水準、運用利回りなどの想定値を用いながら、
100年先まで年金積立金は枯渇させない。
目標とする所得代替率50%は維持できるとする計画です。
(所得代替率とは現役時代の給与に対する年金額の比率)

これが「年金100年安心プラン」です。

「支給年齢も引き下げるし、保険料も上げますが現役の収入の50%は保証しますんで、勘弁ね~~
でも、もうこれで100年先まで心配しないでいいよ~」
と誇らしげに謳いました。

この時の各種シュミレーションが正しいか、想定どおりに進展しているか、
5年毎に検証することになっています。

前回は2009年に実施され、今年2014年は6月に厚生労働省から発表になっています。
(発表資料)

2004年の初期設定時や前回の2009年の年金財務検証では、
物価上昇率、賃金水準、運用利回りなどの前提条件の設定が甘すぎると非難の嵐でした。

今年はどうだったんでしょうか?

今回はケースA~Hまで8つのパターンで検証しています。

その中で、経済成長が振るわない場合を3パターン(F、G、H)試算しているのはとても現実的と思います。
それぞれの経済成長率を0.1%、▲0.2%、▲0.4%としています。

名目賃金上昇率が中位試算で1.3%、
運用利回りは同じく中位でで3.0%と
2004年よりはかなり妥当と思われる数字になっています。

このようにかなり納得感のある2014年の財務検証ですが、
実は「年金100年安心プラン」は作った瞬間からずっこけてます!

作成当時からデフレが進行したために、本来支給を減らすべきを減らしていない
いわゆる「年金のもらい過ぎ」状態になりました。

「マクロ経済スライド」方式は2004年に制定されましたが
この「もらい過ぎ」を、まずは解消してから(つまり支給額を下げてから)
適用していくとされたため
減額に反対が多く、一度も適用されていません!

作ったものの10年間も適用できていない法律って何でしょう??
「100年安心」どころかスタートから不安です・・・ (>_<)

年金の経済合理性とはなんでしょうか?
財政は本当に破綻するんでしょうか?
わたし達の取るべき方策は?

もう少し年金について考察してみたいと思います。(次回に続く)

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サラリーマンなら覚えておくべき、2つの年金増額法。

2014-12-05 23:08:55.0

こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
前回に引き続き年金のお話です。

年金見込額=老齢基礎年金+老齢厚生年金+(厚生年金基金)

老人とお金

厚生年金は従来の制度を変更し、支給期間を順次繰り下げています。
60歳からの支給を65歳からにするために段階的移行中です。
(男性は昭和36年4月1日生まれの方まで、女性は昭和41年生まれの方までが移行対象)

今回はサラーマンの方が見落としがちな、
自営業者と共通の1階部分の老齢基礎年金を見てみましょう。

サラリーマンも覚えておくべき年金増額法が2つあります。
任意加入 と 付加年金 です。

1)任意加入
前回、「年金加入期間が480に満たない方は任意加入をご検討ください」と書きました。

原則として国民年金の被保険者は20歳から60歳未満ですが、
60歳までに(1946年4月2日以降生まれの場合)満額受給資格期間である480ヶ月を満たしていない方は60歳以降65歳までの間、任意加入することができます。

つまり定年時点で年金加入期間が480ヶ月に満たない場合、
任意加入し、加入期間を480ヶ月にすることで年金を満額まで増額できるというわけです。

4年制大学卒の場合を考えてみましょう。
新卒で22歳以降に勤務した場合、60歳定年なら
38年×12=456ヶ月になり、(480-456=)24ヶ月が不足する計算になります。

この24ヶ月分を任意加入として60歳以降に支払うわけです。

金額を計算してみましょう。
年金満額 ×(年金加入期間/480)= 年金額 なので
772,800円 ×(456/480)= 年金額 734,100円(100未満端数切捨て)

任意加入での増額分は 772,800円-734,100=38,640円(年額) となります。

支払総額は 定額保険料月額 15,250円×24ヶ月=366,000円 です。
元を取るのに9.47年掛かる計算です。利回り換算すると10.56%になります。

ちょっと微妙なお得度合いですが・・・
定年が徐々に延びつつあることを考えると、任意加入の重要性はこれからは低くなるかもしれません。

尚、60歳を超えて厚生年金・共済組合に加入している場合は対象外になります。
定年後も働いている場合は注意が必要です。

もし厚生年金の対象者となった場合は、今度は「在職老齢年金」の対象者となります
(老齢基礎年金をもらいながら厚生年金保険料を払う人)
その場合は年金支給の制限が出てきます・・・  ややこし~・・・・ (´Д` )

2)付加年金
第1号被保険者(任意加入被保険者含む)が定額保険料に付加保険料(月額400円)をプラスして納付すると、
老齢基礎年金に付加年金が上乗せされる制度です。
(400円多く払うかわりに、その分年金が多くなる制度)

付加年金の年金額は、200円×付加保険料納付月数(Nとします)です。
支払総額は 400円×N ですから、年金額 200円×N で割ると・・・
なんとたった2年で元が取れます! 驚異の利回り 50%!

1)と同様に金額計算してみましょう
支払額 400円×24=84,000円、年金額 200円×24=42,000円
毎月400円、2年間払うだけで、年額42,000円が一生涯支給されます!

大きな金額ではありませんが、とってもお得なので利用できる場合は忘れないようにしたいものです。

3)蛇足・・ 国民年金基金
もう一つ、お得度があんまり無いのでお勧めではありませんが、
制度として国が用意しているもので国民年金基金というのがあります。

元々はサラリーマンが3階建ての年金構造であるのに対し、自営業者に対する1階建ての不公平を是正するために1991年に設けられました。

60歳以上~65歳未満の任意加入者も利用が可能です。
(但し、付加年金との同時利用は不可)

国民年金のサイトに年金額のシュミレーションがあります。

15年間保証付きのA型で計算してみました。
60歳から65歳まで任意加入した場合、
支払月額20,300円 × 60 = 支払総額 1,218,000円
年金額 60,000円(年額) です。

元を取るのに20.3年掛かる計算です。(65歳からの支給で85歳!)
利回り換算しても4.9%程度です。

条件を変えても、保証のないB型を選択してもあまり結果は変わらないようです。
(しかも、付加年金とのどちらか選択ですから・・・)
やっぱり任意加入ではお得感はないですね~

国民年金基金は蛇足ですが、
任意加入 と 付加年金、この2つは覚えてくださいね。 覚えておいて損はないはず。

(本稿は2014/12/05執筆時点の制度に基づいています)

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