資産運用実践記(8) 投資信託の買い方まとめ

2015-01-29 19:35:34.0

こんにちは!53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
これまで、投資を始めようとしている人向けの投資信託の買い方について何回か話してきました。今回はそのまとめです。

 ⇒資産運用実践記(1)ネット証券の勧め
 ⇒資産運用実践記(2)ポートフォリオ
 ⇒資産運用実践記(3)投信はコスト!コスト!コスト!
 ⇒資産運用実践記(4)特別分配金と普通分配金
 ⇒資産運用実践記(5)購入インデックス2種
 ⇒資産運用実践記(6)世界経済を買う
 ⇒資産運用実践記(7)分散の注意点

まずは押さえたい間違いやすいポイント。

■ 投資信託のやってはいけない
バツ_だめ~

1)銀行や証券店舗から買ってはいけない
投資信託に限りませんが金融商品は店舗系の金融機関で買ってはいけません。

普段行き慣れている銀行の相談窓口とかで色々聞きたくなりますが、
営業マンのおすすめ商品をPRされるのがオチです。

買うなら品揃えの豊富なネット証券で買いましょう!

2)月次分配型は買ってはいけない
いつの時代も売れ筋の上位にくる月次分配型商品。

毎月お小遣いがもらえて一見とてもお得ですが・・・
その分配金がどこから出ているのか、知ってる人は意外に少ないです。

実は分配金には運用収益から出される普通分配金と、
資産残高を取り崩して捻出する特別分配金の2種類があります。

毎月のおこずかいに気を良くしていたら資産残高(元本)が大きく減っていたなんてことも・・・

毎月の分配金で喜ぶだけではなく、
基準価格の値動きにも気を配ることをおすすめします。
(買うときは、せめて再投資コースで・・・

3)分散投資するなら日本の商品だけにしてはいけない。
株式タイプや債券タイプを組み合わせても、
国内向けの商品だけでは正しい分散されたポートフォリオとは言えません。
適度に海外市場の商品も組み合わせる必要があります。

海外製品は購入手続きが煩雑だったり、
為替リスクがあるなどのハードルもありますが、覚えておくべき注意点です。

また、それだけしてもどの程度の分散効果が働くかは未知数です。
ネット社会で情報が一瞬で世界を駆け巡る時代だからでしょうか?
リスクマネーの過剰流動性を感じることが増えています。

世界同時株安などの「教科書」に載っていない
意外なことが往々にして起きる時代であることは肝に銘じておいたほうが良さそうです。

おまけ)利害関係者にアドバイスを求めてはいけない。
自分がよく知らない分野での買物は、
ついつい営業マンに色々アドバイスを求めてしまいます。

中には公平なアドバイスをしてくれる優秀な営業マンもいるでしょうが、
多くは「自分が売りたい商品」というバイアスがかかることは知っておかなければなりません

少なくとも複数人から聞く、相見積もりをとるなどの手間は惜しんではいけません。

『商品選択の流れ』
①商品選択の前にポートフォリオの検討
あなたのリスクに合わせたポートフォリオを考えましょう。
自分のリスク耐性を知って、できる範囲で始めることが望ましいです。
 ⇒感情のはかり
 ⇒感情の升目

②商品選定はコスト、コスト、コスト!
投資信託は、購入したらその運用については黙って委託するしかありません。
そのリターンは未定ですが、コストは確定です。
この低運用時代できるだけコストの低いものを選びましょう。

③各種ツールでいろいろ検索
最近はネットの各種検索ツールがとても充実しています。
面倒がらず色んな条件を入力して何度も検索してみましょう。

選択条件としては、運用実績はできるだけ長期で確認しましょう。
(といっても過去の成績は将来を保証するものではありません)
資産残高も多いほうが安心ですね。

④覚えておいて損はない定番シリーズ。
ローコストで定評のあるSMTシリーズとeMAXISシリーズ。
まずはこの2つのシリーズから勉強を始めてもいいかも。
ベンチマーク用として、他の商品との比較に使うのにも適しています。

⑤迷ったときは世界経済を丸ごと購入
それでもあれこれ迷ったときは
思い切って「世界経済の発展に託す」という手も・・・
これなら失敗しても諦めがつく!?

さぁ、これであなたも今日から立派な投資信託通!?

(本記事はあくまでわたしの考え方に基づく実践例です。投資戦略はみなさんそれぞれの考え方で変わります。
あくまで参考例とし、投資は自己責任でお願いします)

資産運用実践記(7) 投資信託はこうして買う!?

2015-01-28 13:00:00.0

こんにちは!53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回も、投資を始めようとしている人向けの資産運用の話の続きです。

 ⇒資産運用実践記(1)ネット証券の勧め
 ⇒資産運用実践記(2)ポートフォリオ
 ⇒資産運用実践記(3)投信はコスト!コスト!コスト!
 ⇒資産運用実践記(4)特別分配金と普通分配金
 ⇒資産運用実践記(5)購入インデックス2種
 ⇒資産運用実践記(6)世界経済を買う

さて、ここまで日本国債を含めて5種類の商品を購入しました。
投資信託の8種類のうち、購入分布はこんな感じになりました。
ポートフォリオ2014完成
前回の最後に世界経済インデックスを購入しましたので、
日本株式を含めて広くカバーできています。
(王道ならここに日経225を入れるべきかもしれませんね)

残る領域はリートだけです。
ということで、最後にリートを検討することにします。

今後のリートの見通しはどうなんでしょうか?

未来のことは誰にもわかりませんが、
昨年末の黒田バズーカ第二弾で、株式やリート購入の増額を宣言しています。

まぁ、ここしばらくは大丈夫と思われます。(最低2年は持つ??)

購入候補はいくつかありますが、
今回は比較的残高の多い(2640億円の残高の)新光J-REITオープン
購入することにしました。

これで全ての購入商品が確定しました。

・日本国債(変動10年)
・eMAXIS 先進国株式インデックス (→*2015/07「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」に買い替え)
・eMAXIS 新興国株式インデックス
・SMT グローバル債権インデックス・オープン
・世界経済インデックス
・新光J-REITオープン
です。

これがどんなパフォーマンスになるのか、
このブログの中で半年~1年毎に検証していきたいと思います。

6種類の商品を組み合わせたポートフォリオ。
分散投資の王道のようなラインナップがですが、ところがそうでもありません。
注意すべきことがあります。

■ 分散とウソと真実
投資の本ではリスクを回避するため分散投資すべきと書いてあります。
確かにそうなんですが、ことはそれ程簡単ではありません。

ファイナンスの基礎として 株式⇔債権 には逆相関があると書いてあります。
つまり株式が上がると債権の魅力が相対的に低下し、債券価格が下落する。
株式が下がると相対的に債権の魅力が増し、債券価格が上がるということです。

だから、債権と株式に分けて投資すればリスクヘッジになるよ~
という考え方です。

これは金融市場の中の株式と債権の
市場間でのお金の動きという意味では正しいです。

今回の購入商品の大きな注意点は、商品構成はバラバラですが、
全てが日本の金融市場での商品だということです。

株式市場と債権市場という狭い区分けではなく、
日本の金融商品市場と安全な預金市場という対比で見るほうが
より実態を現しています。

金融商品市場 対 安全なその他の市場 という対比でリスクマネーが動きます。
上げ相場になれば金融商品市場にお金が流れ込み、相場が下げに転じれば
一斉に金融商品市場からお金が出ていきます。

結果として・・・
日本の金融商品全体で見ると、
上がるときはみんな上がって、下がるときはみんな下がる!
ことになります。 (>_<)

実際にいくつか、
過去5年のチャートをみてみましょう。

eMAXIS 先進国株式インデックス
eMAXIS先進国株式Ch

SMT グローバル債権インデックス・オープン
SMTグローバル債券ch

新光J-REITオープン
新光J-リートch

本来、もう少しバラバラな動きをするはずですが、
不思議な相似が見られます。

2010、2011までは上下動ありながらもほぼ横ばい。
2012年から3年間、長期の上げ相場で大きく値を上げています。
(アベノミクスです)

今回の投資は高齢者の運用代行であり、
難易度の高い商品や為替リスクに関しては回避するスタンスを取りました。

結果としてリーチし易い日本の金融商品だけのポートフォリオです。

あくまで
日本の金融商品購入例としての一つのパターンです。

もう少し分散を意識するなら
日本の金融商品だけではなく、米国市場香港市場などでの
外国株のETF等を組み合わせる必要があります。
(その場合、VTなどは有力な選択肢になります)

本当に分散するなら、日本の商品だけでは固めない
ということは覚えておいたほうが良さそうです。

次回は「投資信託はこうして買う!」のまとめです。

(本記事はあくまでわたしの考え方に基づく実践例です。投資戦略はみなさんそれぞれの考え方で変わります。
あくまで参考例とし、投資は自己責任でお願いします)

(*)2015/07 本記事執筆時に、同じMSCI コクサイ・インデックス連動の「ニッセイ 外国株式インデックスファンド 」を見落としていました。
資産残高はやや少ないですが、信託手数料は0.46%と最安値です。
いずれも良い商品ですが、2015/07に「eMAXIS 先進国株式インデックス」から買い換えています。

資産運用実践記(6) 投資信託はこうして買う!?

2015-01-21 21:06:39.0

こんにちは!53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回も、投資を始めようとしている人向けの資産運用の話の続きです。

 ⇒資産運用実践記(1)ネット証券の勧め
 ⇒資産運用実践記(2)ポートフォリオ
 ⇒資産運用実践記(3)投信はコスト!コスト!コスト!
 ⇒資産運用実践記(4)特別分配金と普通分配金
 ⇒資産運用実践記(5)購入インデックス2種

前回は日本国債以外のその他の商品の購入ということで
先進国株式インデックスと新興国株式インデックスをeMAXISシリーズで買いました。

株式系はこれでいいと思いますので、
残る選定には今度は債権を検討してみます

前回同様に楽天証券の投信スーパーサーチで、
今度は商品種別を海外株式ではなく「海外債権」にして検索します。
(リターン:3年~5年~で年利10%以上、資産残高:50億円以上)

その結果がこちら。
投資信託_債権抽出
トップにSMT(三井住友トラスト・アセットマネジメント)さんの
「SMT グローバル債権インデックス・オープン」があります。

会社分散としてeMAXISシリーズ以外を購入したいところなのでちょうどいいですね。
国債以外の商品の3種類目はこれにしたいと思います。

さてこれで3種類です。後は何か手頃な商品はないのでしょうか?

実はバランス型のファンドでわたしのお気に入りがあります。
同じSMTさんの別ラインナップである「世界経済インデックスファンド」です。
販売手数料は3.24%、信託報酬は0.54% です。

この商品は親ファンドを複数持つベビーファンドタイプで、
親はなんと国内の債権と株式、先進国の債権と株式、新興国の債権と株式、 6種類で構成されています!

「世界経済全体の発展を教授します」というのがうたい文句。
しかも、各国のGDP比で構成比率を算出しているのが工夫のあるところです。

これ1種類でリートを除く6種類に分散して買うのと同じ効果が期待できます!
(商品種別のお話はこちら

ん、ということは何種類も買わずに最初からこれ1本で良かったんでは!?

そ、それはその通りなんですが・・・・・
個別に買った場合とどれ位の相関があるのか実験の意味を兼ねて購入しました。(^_^)v
(繰り返しますが今回の購入方法が正解という訳ではありません。
というかそもそも個人ごとの状況が違うので正解はありません。)

2014末の現在の構成は日本10%、先進国55%、新興国35%という比率になっています。
2013年時点では日本の構成比は6.8%ですから、
アベノミクスにより日本のウェイトを上げてきたことが分かります。
株式と債権の比率は50%ずつです。

この「世界経済を買う」という考え方はゆっくり着実にお金持ちになることを目指すインデックス系投資家にとってはとても賛同できるスタンスです。

短期的な個別株の上下や特定の国に賭けるのではなく、
世界中の市場にバランス良く投資することで、長期的に世界経済が発展していくなら(局地的、一時的な凸凹はあっても)その拡大に追随していこうということです。

短期的な個別株のトレーディングは誰かが得をし、誰かが損する
ゼロサムゲームの要素が強くなります。
いわば心理ゲーム要素が強くなり、参加者全員が勝つことは出来ません。

自分が儲けるには誰かが損をしなければなりません。
私たち普通のサラリーマン(アマ)が生き馬の目を抜く機関投資家(プロ)に勝ち続けることができますか?

ところがこの世界経済の発展を享受する、という考え方に立てば
参加者全員が果実を手に入れることが可能になります。

このインデックス系の分散投資が投資の世界では最強という
結論はずいぶん前から出ています。

1973年に初版が出版された
ウォール街のランダム・ウォーカーに既に書かれています。
(本著は、5年毎に改定され現在10版が出ている投資界の古典的名著です)

とは言え、人間は欲深いものです。
自分だけは上手くできるはず・・
もっと高い利回りが欲しい・・
高利回り商品というロマンを求め・・
そしてアクティブファンドという見果てぬ海原に漕ぎ出すのです。
嗚呼・・・

この世界経済を買うという考え方で言えば
VT(ティッカーコード)という米国ETFも人気です。
正式にはVTバンガード・トータル・ワールド・ストックという名称で運用資産は3500億円、販売手数料は0、信託報酬は0.18%です。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearで 2012、2013に2年連続グランプリに輝いています!

米国株式約50%、その他新興国を含む株式約50%という構成で、債権は入っていません。
いわば「世界の株式市場を買う」というスタイルです。
信託報酬は0.18%と、とてもコストは安いです。
ただ購入通貨が外貨のため円を一旦ドルに両替することが必要です。
また、自動で再投資が出来ません。

ということで、今回は世界経済インデックスを選択しました。
無論VTを選択しても結構かと思います。

世界経済インデックスは人気があるせいか残高はまだ103億円程度ですが、
債券シフト型、株式シフト型と早くもラインナップが増えています。
(ちなみに個人のNISAではVTと世界経済インデックスの2商品を保有しています)

これでポートフォリオはこうなりました。
ポートフォリオ2014」_未完成
eMAXIS(海外株式)とSMT(バランス型、海外債権)で各2種類。
現金部分は日本国債の2014/12期があまりに金利が低いので購入様子見で保持しています。

日本株式を入れていないのはアベノミクスを信用していないわたしの好みです。
あと最後の1種類は次回のお楽しみで・・・

(本記事はあくまでわたしの考え方に基づく実践例です。投資戦略はみなさんそれぞれの考え方で変わります。
あくまで参考例とし、投資は自己責任でお願いします)

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