2018年大予想 話題の仮想通貨、ビットコインはまだまだ暴落する!

人生はわくわくとドキドキで、できている! 個人投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

最近、色んなところでビットコインやブロックチェーンが話題になっています。
12月20日頃、ビットコイン暴落予想の記事を書きかけて、そのままにしてたら、あらら…。記事をアップする前に22日に194万円から147万円まで一気に暴落しちゃいました。
(すぐに記事を掲載していればカッコ良かったのに…)

その後、182万円(27日時点)まで戻していますが、わたしの予想ではもっと下がりますので、今のうちに書いておきます。

最近、いくつかの投資サークルでビットコインが話題になりました。何人かの参加者に聞いたところ、以外にたくさんの人が持ってる、買ってる…
やれ20万円分買いました。いやあ、実は60万円ほど持ってますよ~。

Bitcoin3

2017年初では1ビットコイン12万円だったものが、12月に一時220万円を突破。18倍を超えました。100万円が1800万円になった勘定。すごい値上がりです。

これでは一攫千金を夢見て買いたくなるのは道理です。
無論、みなさん余裕資金で買ってます。(わたしの周りでは今春から夏に買った人が多かったです)

購入動機は投機目的ばかりで、まあ儲かったらいいかなあ~という程度。
損してもいいと思える額で購入しています。

気になったのは、全員が投機目的だったこと。

そこで大胆予想です!
「2018年、ビットコインはまだまだ暴落する!」
保有しているみなさん、もう利益確定をした方がいいですよ~。

■ブロックチェーン技術

ビットコインにはブロックチェーンという技術が使われています。よく一緒に語られるため混同してしまいますが、両者は別物です。

日本ブロックチェーン協会(JBA)によれば、ブロックチェーンの定義は
電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術…」とあります。

分かりやすく言うと、
「複数の同じデータを暗号化し数多くのサーバに保有することで、データの安全性を高める技術」
(うーん、分かりやすくもないかなあ…)

この技術を使った仮想通貨としての具体的なアプリケーションがビットコインです。

様々な取引(トランザクション)を多くのサーバで保有することで改ざんを難しくしています。
取引を台帳のように保存するため、「分散型台帳技術」とも呼ばれます。

データを改ざんするためには一斉に過半のサーバを同時にハッキングしなければならず、事実上改ざんが不可能という訳です。

メリットは
1)安全   →上記の理由で改ざんが難しい
2)低コスト →インターネット上の自律的なデータのやり取りが自動的に行われるため、原則的にはデータ維持が無料。

仮想通貨以外でも、長期的なトレースが必要な様々な契約や取引の管理に向いています。
例えば戸籍・住民票システムや不動産登記システム、株式の管理システムなどです。
誰でもアクセスが可能で、安全なデータベースが構築できます。

実際に、世界各国で実験が始まっており、
 ・アメリカ・デラウェア州の企業の株主権利管理
 ・イギリスでの助成金の監視や管理
 ・スウェーデンでは土地の取引に
試行錯誤が始まっています。

■ビットコインの弱点

このブロックチェーン技術を使った具体的な仮想通貨アプリケーションがビットコインです。

価値を担保する責任母体が存在しないところはインターネットと似ています。
  ⇒ビットコインが世界ネット通貨になるための2つの壁(2014/3/11)
上記のブログでも書いていますが、普及には2つの壁を乗り越える必要があると思っています。

 ①ダークサイドとの決別
 ②使いやすく便利なキラーソフトの出現 です。

この2つに変化はあったのでしょうか?

①はいわば、信頼性の向上ということ。
今年に入り、大手企業が続々とマイニング(発掘)事業への参入を表明しました。
SBI、DMM、GMOといったインターネットでは有力な面々です。

マイニング(発掘)とは、ブロックチェーンの追記作業のために膨大な計算処理をすること。
計算のためには大なコンピュータリソースを必要とします。面倒な追記作業の手伝いをしてくれた人に1ビットコインが支給されます。

有力企業が参入することで、ビットコインは信用できるかも、と信頼性が上がるのは間違いありません。
身代金要求型不正プログラムと呼ばれるランサムウェアの支払いに使われるなど、ダークサイドと決別できたわけではありませんが、①は徐々に解消されつつあります。

②については、残念ながらまだまだです。
その効果を発揮する用途が、今だ見えていません。

ビットコインで支払いができる店舗などは出てますが、あくまで宣伝目的で使い勝手が向上したとはとてもいえません。

価格変動が激しすぎるため、決済手段としては適当ではなく、投機マネー以外に用途が見当たりません。
海外送金や異国間決済の手段としても有力ですが、その方面では「リップル(Ripple)」「ライトコイン(Litecoin)」「イーサリアム(Ethereum)」なども使われており、ビットコインは主役となり得ていません。
おそらく主役になることもないでしょう。 ⇒こちら

もう一つ、大きなダメージと思われるのが中国の規制です。

2017年9月上旬に、中国がBitcoinを含む仮想通貨の国内での取引規制を打ち出しました。
以前は利用者のほぼ過半が中国人といわれていましたが、この規制のおかげで急速に取引が減少し、今では日本の投機マネーが主体で約40%といわれています。

ブロックチェーンや仮想通貨そのものは広く普及していくでしょうが…。
ビットコインの用途としての利便性が見えません。関連企業は新たなる金融商品として普及に努めるでしょうが…。
投機マネーだけでの信任では砂上の楼閣を思わせます。

ということで、2018年の大予想として
・中国の規制
・実態的利便性の欠如

の2点から、ビットコインは暴落する! です。

もちろん逆に、投機性商品としての定着の可能性もあります。
わたしは、7:3で暴落の可能性が高いと見ていますが、あなたはそれでも持ち続けますか?
さて、当たるも八卦、当たらぬも八卦…。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

管理人プロフィール

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やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
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