退職金でローン返済をする?、しない? あなたはどっち!?

こんにちは!50代であわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

前回、 「覚えておきたい老後資金のキモは3000万円」 というお話をしました。
実際には、みなさんこの水準に達しているんでしょうか?

各種統計によると達成者は25~30%といったところのよう。
一方、1000万円以下の人がは45%程度です。半分近くの人が大幅未達。
「将来、大丈夫なんだろうか?」
不安に思うのは仕方がありません。

「下流老人」という、どきりとするタイトルの本がベストセラーになっています。
ネットを見ると、出るわ出るわ・・・
老後貧乏老後破産・・・不安を煽る恐ろしげな言葉ばかり。

どんな対策をすればいいんでしょう?

年金生活者は稼ぐ力が無いので、住宅ローンがあれば重荷になります。
35歳で35年ローンを組むと、完済年齢は70歳。
60歳定年とすれば、まだ10年もあります。

そこで、退職金で住宅ローンを繰り上げ返済し、
リスクを低減しましょうという意見があります。

これは本当でしょうか?

定年時に住宅ローン残がある場合、3つの対応があります。

1)繰上げ返済(一部、または一括)
2)借り換え (含む金利交渉)
3)継続返済

1)を多くの「老後の教科書」が推奨しています。

確かに繰り上げ返済すれば、多くのメリットがあります。
・総支払利息が軽減されます
・返済期間の短縮ができます
・以降の生活費の低減になります

一見、良さそうですがデメリットもありそう。
・手元資金が減少します
・投資運用益の放棄を意味します

メリット、デメリットを比較する必要があります。
まずは、ローンの金利が何%なのかが問題。

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わたしが2008年に借り換えたときの条件は10年固定で2.15%。
すでに低金利時代だったので、かなり低い水準です。

わたしのように、既に借り換えた方も多いはず。
1990年代のような高金利ではありません。利息負担も随分減っています。
多くの「老後の教科書」が心配しているほどの金利ではありません。

とすると、投資運用益がこれを上回れば、投資に回す方がいいはず。

あなたのローン金利が2%程度であれば、返済に充てるのではなく
3~5%のリターンを狙うという選択肢もありそうです。

金利と投資スキル次第では、3)返済継続 という選択肢もありそうです。
(投資スキルは定年前に磨いておきましょうね!)

定年後も再就職ができる、または、配偶者の収入が見込める方も
一括返済せずいざという時のため資金を残すという選択肢も有りです。

50代の払える間にはどんどん払って、残高を減らすという選択肢もあるでしょうが
定年後には安全を取り過ぎて、投資という機会損失をしてしまうのもつまりません。
じっくり考えて 1)~3)を考えたいもの。

わたしはボ-ナス払い分は退職金で一括返済し、月次払い部分は継続の予定です。
残金は投資運用に回したいと思います。

インフレになれば貯金も目減りします。
年金も実質的な減額となります。
インフレに負けないためにもきちんとお金にも働いてもらわなきゃ、です!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

管理人プロフィール

やんつ写真

やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
Webディレクター

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