amazonで書籍を出版いたしました! 「ほったらかし投資術の甘い罠」

Sep 1, 2017

人生はわくわくとドキドキで、できている! 個人投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

今回はわたしの書籍出版のお知らせです。

「ほったらかし投資術の甘い罠」 ー都内の区分マンション投資の正体-
ほったらかし投資術の甘い罠

定期預金の金利の低さを嘆く方は多いのですが、そんな人ほど金融機関の勧めで安易に投資信託などを買ってしまいます。

 手数料の安いインデックスやETFという商品をしらないまま…
 特別分配と普通分配の区別も知らないまま…

無論、投資信託という商品自体が悪いわけではありません。
ただ、金融庁が市場で販売されている投資信託約5400本を査定したところ、合格したのはわずか1%だったというのも事実。99%の、金融庁が顧客のためにならないと判断する商品が溢れているのです。

というと難しそうですが、実は簡単で手間のかからない3~5%の利回りを得られる「投資の王道」があります。インデックスの積立投資で「ほったらかし投資術」は可能なのです。

40歳から60歳まで20年間、「投資の王道」でコツコツ積み立てて年利5%で運用することができれば、積立額は約3.3倍になります。わたしの確定拠出年金は12年間で1.5倍になりました。リーマンショックという期間を含んで、です。
目先の価格の上下に目を奪われずじっと辛抱するだけでこれだけの差がつくのです。

無論、10~20%の高い利回りを得られる手法ではありませんが、リスクを取ってハイリターンを狙う場合でも、この基本を知っておくことは重要です。誰にでもできる投資の基準としての「ほったらかし投資術」を知っていれば、その標準的リスク・リターンと、購入を検討している商品のリスク・リターンの大小比較が可能になります。

お金の専門家のファイナンシャルプランナー(FP)の方にも啓蒙されている方は多いのですが、まだまだ浸透しているとは言えないよう。

今まで400人以上の投資家の方々とお会いしましたが、不動産投資を目指す方で賃貸業の損益とキャッシュフローの違いを知らない人が多いことにも憂えています。

多くの方は購入後、当初の想定よりキャッシュが残らないことに気が付きます。
・事前の計算ができていない
・ローン完済時の30年後の不動産価値を計算できていない
のです。インカムゲインだけに目を奪われ、儲かっていると勘違いしている人も多い。

30年間のローンというリスクを取りながら、リターンはインデックスの積立投資という「ほったらかし投資術」にも及ばないというケースが多いのです。

金融投資を検討する人も、不動産投資家でも、この基本を知ったうえで高い利回りを目指すのは大いに結構です。(わたしも個別株や不動産投資も実践しています)

書籍では
 ・都内の区分マンション投資 (不動産投資)
 ・インデックスの積み立て投資(金融投資)
という種類の異なるものを取り上げ、その違いと罠を解説しました。

不動産投資をメインに取り上げていますが、不動産に興味のない方にでもインカムゲインとキャピタルゲインの考え方を学べるように工夫したつもりです。
手法は違っても、投資の考え方は金融投資でも同じです。インデックスの積み立て投資の入門書としても読んでいただけるように書きました。

資産形成として不動産投資を検討する前に…、
老後の自分年金作りに金融商品の購入を検討する前に…、
本書で、まずは「投資の王道」を身に付けて欲しいと思います。

amazon特有のプリントオンデマンド(POD)という受注生産型の書籍で、紙版とKindle版があります

・紙版は    ⇒こちら
・Kindle版は⇒こちら

115頁というコンパクトなものですが、初心者にも分かりやすく書いたつもりです。

会社や政府の年金に頼れない、自己防衛の時代。
そろそろ「投資はギャンブル」とか「お金儲けは悪」といった色眼鏡は外す時期ではないでしょうか。
豊かな人生のためにも、お金にも働いてもらおうではありませんか。

高い利回りを目指すベテラン投資家にも、
投資のことは分からないという初心者の方にも、
お読みいただけると嬉しいです。

全ての教育関係者に問う。 学校も会社も洗脳機関だった!?

Jun 30, 2017

人生はわくわくとドキドキで、できている! 不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

不動産投資を通して、プチビジネスを体験するとサラリーマンではない世界に目を開かれます。
会社員時代の常識の狭さや、これまで受けてきた教育の偏重を痛感します。

会社で新人研修の講師をやった時には、若者に色んなことを伝えたくなりました。

正解のある学校の授業とは違い、正解なんてない社会でどう答えを出していくのか。
このブログのテーマにしている「お金の知恵」だけではなく、人生で生きていくには「課題発見力」や「課題解決力」が重要です。

知識偏重で、一方通行の講義型の今の教育では人生をタフに生き抜く力は身に付きません。
チームワークに重きを置き過ぎて、個性を見ていない今の学校教育…。

そう思ってたら、堀江貴文氏が既存の教育をぶった切った本を出しました。
「すべての教育は洗脳である」と断言する痛快な本です。全ての教育関係者に読んでほしい本です。

第1章 学校は国策「洗脳機関」である
第2章 G人材とL人材
第3章 学びとは「没頭」である
第4章 三つの「タグ」で自分の価値を上げよ! 
第5章 会社はいますぐ辞められる

1章
学校とは、軍という組織に従順な国民を育てる養成機関だったと断じます。
それが戦後は、会社という組織に都合のいい社畜を養成する機関になったと喝破しています。
破天荒な人生を送る氏らしく、言い放ちます。
「会社はいらない! 学校はいらない!」

2章
これから、人はG(グローバル)人材とL(ローカル)人材に分かれるそうです。
グローバル人材: 変化を好み、自分のやりたいことを中心に考える人
ローカル人材 : 保守的で仲間との絆を重視する人

どちらがいいとか悪いとかではなく価値観が異なるのです。インターネットでフラット化する世界です。単なる知識はググってコピペすれば入手できます。
知識より、個人のスキル・知恵が問われる時代なのは間違いありません。

3章
いつもの様に氏は言います。「好きなことにとことんハマれ!」「学び」とは教わることではなく「没頭」することだと主張します。
自分のやりたいことで稼いでいる氏らしいです。
「好きなもの」は無敵の武器だ! 「遊びも徹底すれば、未来の仕事になる」
YouTuberやゲーマーが職業になる時代です。大学を出ても、資格を取ってもあまり効果はないかもしれません。

4章
これからの時代を生き抜く処方箋として、三つのタグ(三つの特徴)で自分の価値を上げろと説きます。

例として、
「女子高生」という一つのタグでは普通ですが、
「歌手活動をしている」「ムエタイの達人の」「女子高生」と三つを重ねることでユニークさが際立ちます。

わたしのタグは何だろう? 考えてみました。
デジタルマーケティングに詳しいFP資格を持つ個人投資家
(うーーん、あんまり価値がありそうもないか…)

「貯金は美徳」の思考から「投資は美徳」へと思考を変えようと言います。
我慢が価値の貯蓄思考からコスパを考える投資思考へということです。

5章
楽しくない仕事は今すぐ辞めろ! 会社なんて気楽に辞めればいいと勧めます。
そういえば、証券アナリストの山崎元さんは「会社は2年で辞めていい」(幻冬舎新書) という本を出しています。同じように常識外れの考え方です。

堀江氏は「ほとんどの人は、何かを読んで感銘を受けても行動には移さない」と嘆きます。
確かにわたしを含め、セミナーでも「感動した」で終わってしまう人が大半です。
そして自己投資と称して、次のセミナーにいそいそと出かけるのです。

「失敗することを恐れて立ち止まっては何も生まれない。変わらなければいけない。」
同感です。(氏が言うほど簡単ではありませんが)

堀江さんや山崎さんのような「個人として生きていく力と覚悟」を持った人はまれです。
経営者でも自営業でも、毎月決まった日に給与が振り込まれるサラリーマンにはない苦労があります。
独立系FPとして成功している知人が言ってました。
「月の売上が4万円の時もあった。売上が保証されない時期を耐えてきた」
全ての人が耐えられるものでもなさそうです。

正直、学校や会社が不要というのは極論かと思います。
人はコミュニティへの所属と認知がアイデンティティである現実があります。
グローバル社会になっても、高校野球やオリンピックは盛り上がります。

今の教育界も変わろうという動きはあります。
「高大接続システム改革」というのが進んでいます。
高校と大学が一体となった教育改革です。

古くからアクティブラーニングという言葉はありました。学修者が受動的ではなく能動的に学修に参加する学習法です。
専門学校では立志舎グループなどが実践校として有名。

この高大接続改革では
「変化の激しい社会で生きる子どもたちに身につけさせるべき力」として「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」の3つを挙げています。

この「確かな学力」というのが、ちょっと怪しい…
中央教育審議会答申では、答えが一つではないものに自ら解を見出していく思考力、判断力、表現力としていますが、抽象的な「学力」という言葉で表現しているのが、なんともの感じです。

本当に、課題解決力、自分の頭で考える力、自立した行動力を目指しているのか怪しくなってきます。全ての教育関係者に、今の一方通行型教育からディスカッション型への脱皮を目標にして欲しいんですが…。

言われた先生が、むしろ戸惑っているという話も聞きます。まず先生の洗脳を解かなくては先に進みません。
教える側の認識が変わらなければ教えられるはずがありません。実業を知らない教育者では難しいかもしれません。
もしくは実業家や各分野の専門家を講師にするとか工夫すべきでしょう。

極論もありますが、全ての教育関係者に読んでほしい本です。
読んだ人に、先頭に立って教育を改革して欲しい。
読んでくれるかなあ…。まあ、読まないだろうなあ…

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

意味もなく怯えるのはもう止めよう! あなたに「漠然とした将来への不安」があったら読むべき本。

Mar 25, 2017

人生はわくわくとドキドキで、できている! 不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

老後破産、老後貧乏、下流老人、定年貧乏………
気の滅入る言葉がメディアに氾濫しています。自分が該当するだけに気になります。

国や会社が当てにならない時代、誰しも漠然とした不安に駆られるのは無理もありません。
あなたもそんな不安を持っていませんか?

そんな時代の処方箋として大前研一さんが『「老後不安不況」を吹き飛ばせ!
という本を出されました。思わず膝を叩いたので、ご紹介。

■ 概要

読みやすい新書版で、コンパクトに3章でまとめられています。

第1章【問題提起編】
第2章【問題解決編1 政府】
第3章【問題解決編2 個人】

第1章では、「老後・将来不安」こそが、日本経済長期低迷の根本原因だと大前さんは喝破します。
これは従来からの主張である時代分析としての日本の「低欲望社会」を言い換えたもの。
この不安心理を取り除かない限り、お金は動き出さないと言います。

日本の1700兆円にもおよぶ金融資産の大部分を保有するのは高齢者。
若者以上に、自分の老後や将来に不安を持っています。

わたしの周りでも、2000~3000万円の貯金を持つ高齢者は珍しくありません。
ところが、みんな漠然とした不安にかられ、残す必要もないのにお金を使おうとはしません。
いえ、怖くて使えないのです。

高齢化社会とはいえ健康寿命は70代半ば。
それを過ぎると使いたくても体がいう事を利きません。元気な60歳から10数年が人生を楽しむ、最後のチャンスなのです。

40代、50代から不安に駆られ質素倹約に励み、気が付いたら体も不自由になりもう楽しもうにも楽しめない。そんな人が珍しくありません。

第2章では 老後不安を払しょくするために政府は何をすべきか、3つの処方箋を提言します。

・老後は心配いらないと国が宣言する
・不安を取り除く専門家を養成する
・資産からキャッシュを生み出す方法を教育する(資産運用)

わたしを含めたFP(ファイナンシャルプランナー)がまさに、不安を取り除く専門家ですが、
多くの人は残念ながら貯蓄や節約は出来ても資産運用や稼ぐことには長けていません。

わたしはFPとして、守りのお金のことだけではなく、人生を豊かにするための「攻めのお金」のことを啓蒙したいと思っています。 自立! 能動! 自由闊達! 年齢不問! です。

第3章では 国を当てにせず(できない?)不安なく生きるための個人の不安対処法を説いています。

定年を迎え、年金頼みの生活になると、「収入が無くなって減るだけの耐え難い恐怖」に人は襲われます。

慌てて、退職金でいきなり資産運用にチャレンジするのでは遅いのです。
何事にも練習期間が必要です。

わたしの体験からでも、投資のことがある程度分かるまでには5年~10年の実践を必要とします。

大前さんは、不安を無くすためには
「年を取っても自分で稼げるようになる」ことが重要と言います。
その通りと思います。

自分で稼ぐことには2種類の方法があります。

1)自分で稼ぐ →自分が働く
2)資産で稼ぐ →お金に働いてもらう
です。

自分で稼ぐにしても、生活のために勤めるのではなく、自分の生きがいとして楽しみながら働きたいもの。
2つのスキルを磨く必要があります。

■ まとめ

老後の3大課題は、お金、健康、孤独といわれます。
お金と孤独への対策としては、自分で稼ぐことが一番。
稼げば仲間も増えていきます。家族にも喜ばれます。

但し、定年後いきなり何の準備もなく挑むのは、蛮勇です。失敗の確立が高いのです。

大前さんは力説します。
現役の時からサラリーマン以外で稼ぐ練習をしよう!
40代、50代は資産運用の勉強を今すぐ始めよ!

わたしも定年を迎えましたが、老後は決して不安ではありません。
新たなる旅立ちです。

人生はわくわくとドキドキで、できている!
人生は50代からがもっと楽しい!

あなたに「漠然とした将来への不安」があったらぜひ読んでみてください。
やっぱり大前研一さんは偉かった!

管理人プロフィール

やんつ写真

やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
Webディレクター

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