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資産運用の王道「インデックスの積み立て投資」を知らずに投資を始めるな!

2017-03-30 15:29:14.734

人生はわくわくとドキドキで、できている! 不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

前回、老後や定年後の不安をなくすためには「年を取っても自分で稼げるようになる」ことが重要、と大前研一さんの提案をご紹介しました。

自分で稼ぐことには2種類の方法があります。

1)自分で稼ぐ →自分が働く
2)資産で稼ぐ →お金に働いてもらう です。

今回は、2)資産運用の基本のお話し。

FP仲間を見てても感じますが、みなさん節約や年金には詳しいのですが意外と資産運用の基本を理解していない人が多いのです。

貯金や節約も大事ですが、それだけではお金は活きません。使い方や運用が大事。

あなたのリスク耐性によって資産運用の戦略は変わりますが、基本はまず押さえておく必要があります。それがこちら…

長期での低リスクの資産運用の王道は「インデックスの積み立て投資」である!

(インデックスとはマーケット全体の動き(指数)に連動するように運用される投資信託)

論より証拠、具体的に見てみましょう。

国内最大の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用実績です。

GPIF運用実績_360
GPIF 最新の運用状況ハイライトより

2001年から2016年第3四半期までの約15年で、プラスマイナスは色々あるものの、年利2.93%のトータルリターンになっています。

運用残高も91.7兆円から144.8兆と1.58倍に増えています。

公的機関のためそんなに大きく冒険できるわけでもなく、いわく、「長期的な観点から安全かつ効率的な運用を目指しています。」
運用金額も大きいため、広く中立的に分散せざるを得ない立場。商品構成や成績はインデックス的になります。長期分散投資の見本です。

プロがやってもこの程度とみるか、地道にやればこの程度にはなるとみるか…

もう一つ見てみましょう。
わたしの確定拠出年金の実績です。

確定拠出年金2016_360

2004年から2016年12月まで12年間です。

グレーの塗りつぶしが実積立額。
オレンジの線が目標とした年利3.5%ライン、
緑の線が運用後の実残高です。
最終的に年利4.7%を達成しました。

実積立額に対し、最終残高は約1.5倍程度です。

この数字だけを見て、さぞや色んな工夫をしたんでしょとか、予想がうまく的中したんだろ、と言われますが…

やったのは
・株式系のインデックスを中心に買った
・12年間で購入商品の変更(リバランス)を2回
たったこれだけ。基本、ほったらかしです。

特筆したいのはGPIFもわたしの確定拠出年金もどちらも、100年に一度の出来事と言われたリーマンショックを含んでいること。

つまり、短期的には大幅な上下動があっても長期的には3~5%の利回りが可能だということです。

わたしはNISAではバランス型の投資信託を積み立てています。
2015年はマイナスでしたが、2年も立つと立派にプラスに転じました。

ドルコスト平均法の実践なのです。

以前、ドルコスト平均法のウソ、ホント!というのを書きました。上げ相場が正確に予測できる場合は最強ではありませんが、そもそも何時上がるかは誰にも分かりません。

上がるとは限らないうえ、逆に下がることもあります。となると凡人にとっての最強はドルコスト平均法と言ってもいいのではないでしょうか。

「インデックスの積み立て投資」は5年以上の期間を前提にすれば、ほぼはリスクなしで3~5%程度のリタ-ンは取れるのです。10年で約1.5倍程度。定期預金よりぐんとお得です。

この正しい貯金方法をまずは理解する。
全ての資産運用はここがスタート。リスクを取るのはその後です。

マイナス金利時代の戦略として以前、ご紹介させていただきました。

確定拠出年金でも理解していない人が多く、401Kの残念な実態があります。定期預金にしておくのでは、あまりにもったいない。

この基本の資産運用をまずは理解し、その上であなたのリスク耐性と期待利回りで運用の戦略を考えればいいのです。

収益率による投資家の分類
リターン  1%~:ただ貯金する人、普通の投資家
リターン  5%~:ベテラン投資家
リターン 10%~:賢明なる投資家
リターン 20%~:真の投資家

3~5%ではなく、もっと高いリターンを狙って個別株や不動産投資なのか…
ゆっくり自分に合ったものを選ぶのです。

退職金をもらって、懐が暖かいからといって一度に投資してはいけません。20~30分割して 2~3年かけて積み立てを実践するのが確実。
慌てて株や投資信託を買うより、きっとトータルリターンは高くなります。

それがいやなら、定年前からリテラシーを上げていくしかない!
真の投資家への道も一歩から………。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

意味もなく怯えるのはもう止めよう! あなたに「漠然とした将来への不安」があったら読むべき本。

2017-03-25 14:20:17.916

人生はわくわくとドキドキで、できている! 不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

老後破産、老後貧乏、下流老人、定年貧乏………
気の滅入る言葉がメディアに氾濫しています。自分が該当するだけに気になります。

国や会社が当てにならない時代、誰しも漠然とした不安に駆られるのは無理もありません。
あなたもそんな不安を持っていませんか?

そんな時代の処方箋として大前研一さんが『「老後不安不況」を吹き飛ばせ!
という本を出されました。思わず膝を叩いたので、ご紹介。

■ 概要

読みやすい新書版で、コンパクトに3章でまとめられています。

第1章【問題提起編】
第2章【問題解決編1 政府】
第3章【問題解決編2 個人】

第1章では、「老後・将来不安」こそが、日本経済長期低迷の根本原因だと大前さんは喝破します。
これは従来からの主張である時代分析としての日本の「低欲望社会」を言い換えたもの。
この不安心理を取り除かない限り、お金は動き出さないと言います。

日本の1700兆円にもおよぶ金融資産の大部分を保有するのは高齢者。
若者以上に、自分の老後や将来に不安を持っています。

わたしの周りでも、2000~3000万円の貯金を持つ高齢者は珍しくありません。
ところが、みんな漠然とした不安にかられ、残す必要もないのにお金を使おうとはしません。
いえ、怖くて使えないのです。

高齢化社会とはいえ健康寿命は70代半ば。
それを過ぎると使いたくても体がいう事を利きません。元気な60歳から10数年が人生を楽しむ、最後のチャンスなのです。

40代、50代から不安に駆られ質素倹約に励み、気が付いたら体も不自由になりもう楽しもうにも楽しめない。そんな人が珍しくありません。

第2章では 老後不安を払しょくするために政府は何をすべきか、3つの処方箋を提言します。

・老後は心配いらないと国が宣言する
・不安を取り除く専門家を養成する
・資産からキャッシュを生み出す方法を教育する(資産運用)

わたしを含めたFP(ファイナンシャルプランナー)がまさに、不安を取り除く専門家ですが、
多くの人は残念ながら貯蓄や節約は出来ても資産運用や稼ぐことには長けていません。

わたしはFPとして、守りのお金のことだけではなく、人生を豊かにするための「攻めのお金」のことを啓蒙したいと思っています。 自立! 能動! 自由闊達! 年齢不問! です。

第3章では 国を当てにせず(できない?)不安なく生きるための個人の不安対処法を説いています。

定年を迎え、年金頼みの生活になると、「収入が無くなって減るだけの耐え難い恐怖」に人は襲われます。

慌てて、退職金でいきなり資産運用にチャレンジするのでは遅いのです。
何事にも練習期間が必要です。

わたしの体験からでも、投資のことがある程度分かるまでには5年~10年の実践を必要とします。

大前さんは、不安を無くすためには
「年を取っても自分で稼げるようになる」ことが重要と言います。
その通りと思います。

自分で稼ぐことには2種類の方法があります。

1)自分で稼ぐ →自分が働く
2)資産で稼ぐ →お金に働いてもらう
です。

自分で稼ぐにしても、生活のために勤めるのではなく、自分の生きがいとして楽しみながら働きたいもの。
2つのスキルを磨く必要があります。

■ まとめ

老後の3大課題は、お金、健康、孤独といわれます。
お金と孤独への対策としては、自分で稼ぐことが一番。
稼げば仲間も増えていきます。家族にも喜ばれます。

但し、定年後いきなり何の準備もなく挑むのは、蛮勇です。失敗の確立が高いのです。

大前さんは力説します。
現役の時からサラリーマン以外で稼ぐ練習をしよう!
40代、50代は資産運用の勉強を今すぐ始めよ!

わたしも定年を迎えましたが、老後は決して不安ではありません。
新たなる旅立ちです。

人生はわくわくとドキドキで、できている!
人生は50代からがもっと楽しい!

あなたに「漠然とした将来への不安」があったらぜひ読んでみてください。
やっぱり大前研一さんは偉かった!

ちょっとガッカリ…誰も言わない個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の弱点

2017-02-28 20:08:53.772

人生はわくわくとドキドキで、できている! 不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

2017年1月から個人型確定拠出年金の加入対象が大幅に拡大され、愛称も「iDeCo(イデコ)」に決まり、注目を浴びています。

金融庁を始めとしFPや金融関係者も、ここぞとばかりにPR合戦の呈。

Webも充実してきました。
個人型確定拠出年金ナビ
国民年金基金連合会

わたしも、「専業主婦である女房向けにいいかも」と興味をそそられました。
ところが調べて、ちょっとガッカリ… 思わぬ弱点が…

今回は、誰も言わない個人型確定拠出年金の注意点をお話しいたします。

■個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」とは

個人型確定拠出年金は自営業、DC制度の未導入会社の社員に対しては、従来から存在してました。
ところが2017年1月から、公務員、主婦、企業型導入会社の社員まで加入者の範囲が拡大したことで、一気に注目されるようになったのです。

節税をしながら年金作りができるので、とてもありがたい制度。

今回新たに対象になった人たちの掛金の上限は
公務員  12,000円/月
会社員(企業年金無) 23,000円/月
専業主婦 23,000円/月

この個人型確定拠出年金に3つの大きなメリットがあるのはよく知られているところ。

1)掛け金の所得控除(節税メリット)
2)運用益非課税
3)受取時の優遇税制(年金控除or退職所得控除)

1)が個人型確定拠出年金の最大の特長です。

ん? これは所得税が安くなるってことだよなあ…生命保険控除や医療費控除と同じじゃん。
あれれ、女房は専業主婦だから控除しようにも所得がないからダメじゃん!

つまり専業主婦や所得税の課税限度内のパートタイマーは最大のメリット1)が活かせないのです。
残念!(無論、課税されているパートの方には有効です)

2)はNISAも同じ。

3)はありがたい制度ですが、制度趣旨としては当たり前でしょう。
主婦が60歳時にまとまって受け取ると、ご苦労さまという感じで嬉しいかも…

■誰も言わない個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の弱点

【弱点①】原則として60歳まで使えない

これは、あちこちで指摘されていますのでご承知と思います。
NISAと比較して、ここは大きな弱点。
趣旨が貯金ではなく、年金用なので仕方がありません。

注意したいのは、積立期間が長期にわたるため、停止処理や転職時がやっかいなこと。
特に、既に企業型の加入者は要注意です。

退職などで収入が下がった場合など、一時的に積み立てを止めることはできますが、その場合は運用指図者となり、残高が運用されるだけとなります。停止と復活が面倒。

企業型の対象者がDCの無い会社に転職した場合、個人型に移すことができますが、申請を怠ると自動移管といい、ただの預り金になります。この場合は運用もされず、もったいないことになります。

【弱点②】費用が高い

実はほとんどここが指摘されていません。
必要経費は色んな所で開示されていますが、記載のみで詳しい解説はありません。大人の事情でしょうか?

少し見てみましょう。

「加入時の手数料」
多くの金融機関が2777円です。若干、違う金融機関もあるようです。
これは初回きりなので大きな問題ではありません。
問題は毎月の維持費です

「口座管理費」
毎月の費用は各関係機関の手数料として次の4種類です。

 1.国民年金基金連合会  103円
 2.事務委託先金融機関(信託銀行) 64円
 3.信託報酬   商品により異なる
 4.金融機関管理費(販売元) 各行にて異なる(500円~が多い)

1.2.は各行共通で、最低でも103+64=167円掛かることになります。
小さな金額のようですが、なにしろ掛け金に上限があります。
上限額の23000円の場合で0.7%のウェイトです(167÷23000) 15000円の積み立てなら1.1%になります。

3.信託報酬は商品によって異なりますが、概ね0.5%程度

つまり1.+2.+3.で 最低コストが 1.2%~となります。

この低金利時代に1.2%の維持コストは高すぎます!
2~3%の運用益しか見込めないかもしれない時代………

iDeCoレッドカード

最後に、4.金融機関管理費(販売元)ですが、
2017/02現在、手数料を0円にしている金融機関は数社しかなく、ほどんどの金融機関が500円~の手数料です。
2%を超える手数料を更に払うわけです。合計で3.2%のコスト!これはいけません。

直接、自分でインデックスを積み立てれば1.2.4は不要で、3.の0.5%のコストだけでいいのです!
どんな節税メリットが有っても、運用益が見込めないコスト構造では意味がありません。

本当に普及を考えるなら、国基連部分を半額にするなど思い切ってほしいもの。
まだまだスタートしたばかりとはいえ、これでは加入者がかわいそう。

救いはコストが絶対金額のため、数年たてば運用額に対するウェイトが下がって比率が3.2%からどんどん小さくなること。*

うーーん、専業主婦の女房用にはイデコの活用は諦めて、2017年の税制改正で予定されている積立NISAに期待しましょうかね。
(DC制度の未導入会社の社員の方には、魅力はありますのでご活用くださいね *)

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
(*当初。ちょっと弱点を強調し過ぎたので2018/01/24に加筆しています)

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やんつ(山本 常勝)

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