驚くほどカンタン!? お金持ちになる基本方程式。(2)
こんにちは!50代であわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
引き続き【お金の方程式】について考えてみます。
資産形成=①給与+②資産運用益-③支出
または
資産形成=①(自分×運用利回り)+②(資産×運用利回り)-③支出
そのためにやるべき3つのこと
①給与を増やす
②運用利回りを上げる
③支出を減らす
この方程式は単年度を表しているわけではありません。
右辺の残った資産が翌年の運用資産に加算され、利回り分の収益を生み出します。
そして、それが更に資産に加算され・・・ と、どんどん続いていきます。
図を見て分かるように、資産形成サイクルとしてぐるぐると回転しています。
1年をサイクルとして資産が増殖していきます。
■ 期待収益率
やるべき3つのことの2番目は運用利回りを上げることです。
なにしろサイクルですから複利として効いてくるため利回りはとても重要です。
この複利の重要性については 金利のトリビア!72の法則
でもご説明しました。
試しに1%、3%、5%の複利での資産増加率をグラフにしてみました。
見て分かるように時間が経つにつれ、増加率は右肩上がりになります。
しかも1%ではその上昇カーブはさほど大きくありませんが、
3%、5%と利回りが上がるにつれ上昇カーブは急角度になります。
分かることは2つ
・運用利回りを上げることがやっぱり最重要
・運用益は時間軸と密接に関係する
です
運用利回りは、高ければ高いほど良いわけですが・・・
そんな高利回りはどうやって実現するんでしょうか?
そもそも、あなたは運用利回りを何%にしたいですか?
この低金利時代、3%もあれば満足?
もう少し頑張って5%を目指しますか?
この、運用により獲得したい利回りを「期待収益率」といいます。
上図で分かるように期待収益率を検討する場合に、
利率だけではなく、「時間軸」を考える必要性があります。
つまり、単純に期待収益率を設定する前に聞くべきことは、
「あなたは、どれぐらいの期間にどれぐらいの資産を築きたいのか?」
です。
仮に1億円の純資産の形成が目標として、その達成時期は・・・
20年後の定年時なのか?
10年後に達成してアーリ-リタイアを目指すのか?
この期間設定によって期待収益率が変わってきます。
期待収益率が変われば、その実現のための戦略が変わってきます。
短期間で大きな金額を残そうとすれば、リスク覚悟でレバレッジを利かせ高い収益率を目指す必要があります。
(しかも必ずしも目指す金額を獲得できるとは限りません。却って損をすることも・・・)
長期間での資産形成なら、信用取引やローンなどのリスクを冒さずに堅実に達成することも可能です。
どちらを目指すかはあなたの考え方次第です。
わたしの目標は「ゆっくりまったり幸せな小金持ちになる」こと。
以前、50代に入って立てた目標は期待収益率 4.5% でした。
不動産投資を始めてからはもう少しスピードを上げるために期待収益率を上方修正しました。
多少リスクを取ってレバレッジを利かせる作戦に変更したわけです。
投資家レベルと期待収益率の関係はこんな感じです。
期待収益率=
1%~:ただ貯金する人、普通の投資家(?)
5%~:ベテラン投資家
10%~:賢明なる投資家(ギャンブラーとは別です)
20%~:真の投資家
自分の期待収益率に合わせて、下記5つの資産の運用に関する戦略を練るわけです。
1)ペーパー・アセット
2)不動産
3)ビジネス
4)コモデティ
5)自分自身
1)の一般的な金融商品の組み合わせで狙える期待収益率は3~8%程度だと思います。
(1年だけなら20%程度リターンの場合もあります)
例えば、わたしの401Kは設定来(11年)で年利6.9%です。
堅実さを主とするインデックス系投資でも5%~は十分可能です。
2)~4)はハードルが高くなります。
サラリーマン卒業を目指す場合は2)~4)に踏み込むケースが多いです。
1)ではスピードが遅いようです。
過去にお会いした、1)だけでサラリーマン卒業している方は
・金融機関出身で高いスキルと経験を持つ
・ある時期、信用取引やオプションなどの高リスクで勝負した
いずれかです。 なかなか真似はできません。
一番確実なのは5)自分自身 の運用かもしれません。
さて・・・
あなたの期待収益率と目標期間はどうですか?
それに合った戦略を立てていますか?
時間軸と期待収益率・・
ちょっと考えてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もこの項、続きます。