投資信託はこう選ぶ(7) 投資信託のコストについて

Jun 30, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
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フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えて、投資信託についてご説明しているシリーズです。iDeCoを入口に投資信託全般を解説しています。

宮田さん、今回は投資信託のコスト構造についてお話しますね。

宮田
「はい! よろしくお願いします。」

■ 投資信託のコスト

まず投資信託の概要図をご覧ください。

投資信託の概要図2021
一般的に投資信託は一口1万円で設定され、運用益を再投資しながら資産を増やしていきます。赤字がコスト関係で、金融機関に支払うものと税金があります。

金融機関に払うコストは次の3種です。

・購入時⇒ 販売手数料
・保有時⇒ 信託報酬
・売却時⇒ 信託財産留保額

宮田さん、どれが一番重要だと思いますか?

宮田
「販売手数料と信託財産留保額は、買った時と売った時のコストなので1回だけですよね。だとすると、毎年かかる信託報酬が重要なんじゃないでしょうか?」

大正解です!

特に中長期の資産形成では、長く投資信託を保有しますので毎年かかるコストがとても重要になってきます。しかも、金融機関同士の競争もあって販売手数料と信託財産留保額は無料の商品も多くなっています。

以前のブログ 資産運用実践記(3) 投資信託はこうして買う!? 投信はコスト!コスト!コスト! でもこの辺りを説明していますので、良かったら読んでみてください。

さて、宮田さんがiDeCoで購入している2本をみてみましょう。

宮田 「はい。」

たわらノーロード先進国株式 の信託報酬は 0.10989%ですね。
楽天全米株式インデックス・ファンドは 0.162%程度とあります。
販売手数料、信託財産留保額は、さすが楽天証券ですね。いずれも無料です。

宮田「この信託報酬0.10~0.16%というのは安いんですよね?」

以前は安価なパッシブ型でも0.5~1.0%程度でしたから、十分に安価な水準です。2014年頃から運用会社の競争が激しくなり、どんどん下がったんですよ。今では5分の1程度です。

いずれにせよ、コストの安い商品を選ぶのは大切です。低金利で運用益を上げにくい時代です。やっと4%の収益が出ても、1%のコストが引かれては最終リターンに大きく影響しますからね。
なにしろ 将来運用益は未確定ですが、コストは確定です!

比較としてアクティブファンドもみてみましょう。
楽天証券のインデックス系以外の投資信託で純資産残高のトップは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)」です。

どれどれ……、信託報酬は1.727%ですね。

宮田「うわっ⁉ パッシブ型の10倍以上ですね。高かっ!」

アクティブファンドはどうしても高いんです。これでも安くなったんですよ。以前は2.0~3.0%というのが当たり前でした。銀行などで紹介されるお薦め商品で、信託報酬が3.0%ということも珍しくなかったんですよ。

販売手数料、信託財産留保額は無料ですね。これもネット系の楽天証券ならではかもしれません。総合証券ならまだまだ有料の場合もありますよ。

宮田「成績はどうなんですか?」

このファンドはベンチマークのS&P500をコンスタントに上回っているようです。かなり優良なアクティブファンドかもしれません。
もう少し慣れたら、こんなアクティブファンドを調べて、多少ポートフォリオに組み込んでもいいかもしれませんね。

宮田「えーっ! 調べるのが大変そう…。自分だけではとても自信ないですう。」

(笑)

■ 税金と分配金

金融機関以外のコストは購入者に選択の余地がないんですが、一応知っておきましょう。
まず、税金関係ですね。

・売却時⇒ 所得税(20.315%復興特別税含)
・分配時⇒ 所得税(普通分配のみ)

まず、売却時に譲渡益があれば譲渡所得としての所得税対象となります。
もちろん損失が出れば、税金はかかりません。

次に、分配金に関する所得税ですが、分配金には2種類あり、普通分配金特別分配金があります。

宮田「毎月分配金がもらえるとかいう投資信託を聞いたことがあります。」

普通分配金とは運用収益から支払われる分配金で、元が利益なので当然所得税の対象になります。

特別分配とは元本を取り崩して支払われる分配金で、利益ではないので所得税の対象にはなりません。

宮田「??? ということは、毎月5千円、1万円の分配金があると喜んでいても、元本を崩しているだけってこともあるんですか?」

そうなんです。実際に先ほどの「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型」の運用報告書をみてみましょう。

分配金内訳_米国成長株投信

7ページに「分配原資の内訳」がありました。
当期分配金の「当期の収益欄」にあるのが普通分配で、「当期の利益以外」の欄が元本取り崩しです。

8月18日~欄に「当期の利益以外」200円とあります。翌期繰越分配対象額が前月の2151円から1952円に減っているのがわかりますね。
つまり分配金の200円分、残高が減っています。

あらら、この報告書の6か月のうち半分の3か月で特別分配を使っていますね。

宮田「えーーーっ、毎月の分配金で喜んでいても、ただのタコの足食いってことですか! こんな数字気がつかないですう。」

実は、2012年に法改正されるまでは内訳表示義務がなく、分配金合計額の表示だけのファンドも多かったんですよ。普通分配なのか特別分配なのか、購入者には分からなかったんです。

宮田「ひどい…。」

今は、こうやって内訳が表示されていますが、それでも運用報告書をじっくり見ないと、簡単には分かりません。とても初心者が読めるような代物ではありませんね。

このことも、以前のブログ 利益による分配はたった3割! 毎月分配型投信の事実(1) に書いていますので、良かったらどうぞ。 この時の調査では普通分配はたった3割しかありませんでした。

もう一度、概要図を見て欲しいんですが、そもそも投資信託は運用収益を再投資して資産を増やしていくものです。

いくら収益が出ても、都度分配金を出していたのでは資産が増えにくくなります。その意味でも、分配型は中長期投資には不向きといえます。

高齢者がお小遣い代わりに分配型を買うのはいいんですが、ちゃんと意味を分かって買って欲しいんですよね。

宮田「うーーん。買ってる人が理解しているとはとても思えません。」

■ iDeCoのコスト

最後にiDeCo特有のコストについても知っておきましょう。

NISAは普通の投資信託とコスト構造は同じなんですが、iDeCoには特有のコストがあります

iDeCoは国の年金制度の一部なので、国民年金基金連合会への報告義務があり、その分の事務負担金が発生するんです。

まず加入時ですが、国民年金基金連合会分が 2,829円必要で、プラスその金融機関の手数料が
発生します。(202106執筆時)

プラス部分の金融機関管理費は各行で異なりますが、200~500円程度が多いようです。
楽天証券は0円のようですね。

宮田「楽天証券を選んで良かったですう。ほっ」

保有時のコストは投資信託なら信託報酬はもちろん必要ですが、やはり国民年金基金連合会関係の負担も発生します。

・国民年金基金連合会分 105円(月額)
・事務委託先金融機関(信託銀行)分 66円(月額)
合計で年間2052円が最低でも必要になります。

年間約2000円というのは、iDeCoの積立額が小さいため最初はコスト負担が気になります。
ただ良いのは、このコストは絶対額のため、3年、5年と積立総額が大きくなれば、相対的に小さな負担になっていくということ。残高が数十万円になれば、たいしたコストではありません。
信託報酬のように「残高×%」というコスト構造でないところが嬉しいところですね。

宮田「じゃあiDeCoの場合、信託報酬以外は気にしなくていいということですね。安心しました。」

この辺りも、以前のブログ 資産運用実践記(4) 投資信託はこうして買う!? 特別分配金と普通分配金  に書いています。

投資信託のコストについてはここまでです。信託報酬が最重要!、と覚えてくださいね。

宮田「今日も、ありがとうございました。」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで個人的な見解に基づく記事です。

投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(6)リスク値について

May 30, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えてご説明しているシリーズです。

宮田さん、ここまでの話を整理しますね。

宮田「はい。」

まず、投資対象としてアセットクラス別の実績値を見ましょうという話をしました。

宮田
「株式、債券、REIT(不動産投資信託)、コモデティ、金などが、過去どんなパフォーマンスだったかですよね。」

そうです。それぞれが国内、海外(先進国、新興国)などに分類されていますので、アセットクラス毎の実績をみて、どんな投資が良いのか考えるわけです。

リーマンショック以降の実績値によれば、結局当面は「海外株式」が良さそうという結論でした。

海外株式を買う場合に、次は全世界を買うのか、先進国に期待するのか、米国に絞るのかという選択になります。

将来は誰にも分からないので、ざっくり決めて、負けにくいインデックスの積立で買いましょう、というのが結論でした。

ここまではいいですか?

「はい。おかげでiDeCoを始めることができました。ちょっと上がってます、むふ。」

それは良かったです。
実は、第2回でアセットクラス別の実績値について見た時に、「平均リターンが高くてリスク値が低いのが優良な投資対象です」とお話したんですが、リスク値そのものの説明については説明を端折ってました。今日はそのリスク値の補足説明をしていきますね。

ちょっと数学的な説明が入るので、難しくなるかもしれません。

「あのう…。数学は大の苦手なんですが…。」

(笑) 細かな式は覚えなくてもいいですよ。使い方だけしっかり理解すれば全然大丈夫です。

「……。 ちょっと不安ですが、頑張ってみます。」

■ リスク値とは

リスク値とは平均に対するブレ幅、平均値からのばらつき具合を意味します。
例えば、ブレ幅が大きいということは、投資でいえば、儲かれば利益は大きいが、失敗すると損失も大きいことを表します。ハイリスクハイリターンというやつですね。

「聞いたことあります。」

このリスク値は標準偏差で表されます。

「うわーっ、なんだか受験を思い出しますね。(汗)」

(笑) そう、構えないでください。

計算式はこうです。

リスク値計算式

実績から期待値(平均値)との差を求め、2乗した値の平方根で求めます。平均値から実績値との乖離幅をみるわけです。

「????」

式は覚える必要ないので、とりあえず聞き流してくださいね。
これがどんな意味を持つか、説明します。

標準偏差はシグマ(σ)とも言い、1σ(いちシグマ)とも呼びます。

将来の投資リターンはどんな値になるかは予測できませんが、その分布を正規分布と考えます。こんな図です。

正規分布とリスク値

正規分布では、平均値を中央に持つ左右対称の釣り鐘型の分布図になります。見たことありますよね?

「はい。そういえば、よく見る分布図ですね。」

正規分布の場合、プラス1σの範囲に含まれる面積は34.1%です。プラスマイナスで考えると、34.1%×2で全体の68.2%の面積になります。

つまり平均からプラスマイナスの1σの範囲で変動する確率が約7割ということです。7割ではあまり高い確率とも言えないので、一般的には2σを使います。

プラスマイナス2σで考えると、47.7%×2で全体の約95.5%です。つまり平均からプラスマイナスの2σの範囲に含まれる確率が約95%ということ。

95%の確率ならほとんどの場合は含まれるので、この程度の幅を見ておけば大体はいいだろうということです。

「その95%というのは一体どんな意味があるんですか?」

■ リスク値の意味

ここで、第2回で使った13年間の集計値を思い出しましょう。

アセットクラス別リスクとリターン

《株式》では、平均リターンとリスク値はこうでした。
・国 内 4.0%、21.5
・先進国 8.2%、22.0
・新興国 4.8%、32.1

それぞれ2σを求めてみます。
・国 内 21.5×2=43.0
・先進国 22.0×2=44.0
・新興国 32.1×2=64.2

この幅の間に将来のリターンが含まれる確率が95%です。最大のリターンが平均値+2σ、最悪のリターンが平均値ー2σです。

計算してみると
・国 内 4.0%+43.0=+44.0%(最良)
・国 内 4.0%ー43.0=ー39.0%(最悪)

つまり国内株式に投資した場合、上手くいけば44.0%のリターンになることもあれば、最悪の場合はマイナス39.0%の損失になることもある、ということが95%の確率で推定されるということです。

「上手くいって44.0%のリターンになれば嬉しいですけど、マイナス39.0%になったら、ちょっと立ち直れないかも…。」

他も計算してみましょう。

・先進国 8.2%+44.0=+52.2%(最良)
・先進国 8.2%ー44.0=ー35.8%(最悪)

・新興国 4.8%+64.2=+69.0%
・新興国 4.8%ー64.2=ー59.4%

国内株と先進国株を比較すると、最大リターンが先進国の方が大きい(44%に対し52.2%)のに、最大損失が先進国の方が小さい(マイナス39%に対しマイナス35.8%)ことが分かります。

つまりあくまで統計上の確率の話ですが、過去13年間の平均からは、先進国株式の方が良さそう、という結論になるというわけです。

「でも3割、4割も減ってしまう可能性もあるって言うことですよね?」

確かに株式投資がハイリスクハイリターンと呼ばれる所以ですね。100万円が60万円に減るかも…。と言ったら皆さん敬遠しそうですよね。

そのリスクを避けるために積立があるんですよ。

「そうか、ドルコスト平均法ですね! 安心しました。」

リスク値は、2倍して平均リターンにプラスマイナスするんだ、と覚えてください。

リスク値の話はここまでです。次回は投資信託のコストについて補足しますね。

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで個人的な見解に基づく記事です。

投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(5)

Apr 29, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えてご説明しているシリーズです。

宮田さん、前回はすいませんでした。
マネックス証券のiDeCoを見たのに国内型の説明だけで終わって、海外型が終わりませんでしたね。

宮田
「そうですよ。肝心の海外型をやらなきゃ。待ちくたびれましたよ。(笑)」

じゃあ早速、海外型の内訳をみてみましょう。
海外株式、海外債券、海外REIT、コモデティ、バランスの5種類ですね。

■ 海外株式

マネックスiDeCo_海外型目次
まず海外株式をみてみましょう。8本ありますね。

・朝日Nvest グローバル バリュー株オープン
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
・たわらノーロード NYダウ
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス

「eMAXIS Slimシリーズ」が4本も入っていますね。
マネックスはあまり独自商品を作らないので、そのせいもあるかもしれませんが、それだけeMAXISシリーズがiDeCo向き、積立向けの商品ということかもしれません。

さて、どんなインデックス(指標)のものがありますか?
分かるものだけでいいので、ご自分でチェックしてみてください。

宮田
「ちょっとまってくだいね。……。」
「えーと、まずはeMAXIS Slimシリーズからいきますね。」

「先進国株式インデックスはMSCIコクサイという指標を採用してるみたいです。あら!? これってわたしが楽天証券で買ってる、たわらノーロード先進国株式と同じですね! 指標が同じ場合は、リターンも同じと考えていいんですか?」

そうです。同じ指標ならほぼ同じパフォーマンスになります。その場合はコストの安い方を選べばいいわけです。

「米国株式(S&P500)は名前にS&P500があるので、米国株式のS&P500に連動してるんですよね。全世界株式(オール・カントリー)はMSCIコクサイオールカントリー連動みたいです。新興国株式インデックスはMSCIエマージング・マーケット・インデックスと書いてあります。MSCIの指標を使うものが多いんですね。」

MSCIは最も一般的な指標で、証券各社がここの指標を使って違う商品名で販売しています。
そのせいで商品数は多いものの、中身は同じというものも多いです。この辺も、投資信託を分かりにくくしている原因ですね。

「その他のものは…。えーっと、たわらノーロードは、NYダウだから米国株式でしょ。iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスは、NASDAQ100だからこれも米国株式ですよね。」

「あれっ⁉ そうすると米国株式のインデックスが3種類もあるってことですよね? このNYダウ、S&P500、NASDAQ100ってどう違うんですか?」

そうですね、どれも米国株式のインデックスという意味では同じですが、銘柄数や市場が違います。まとめるとこうなります。

・NYダウ …もっとも古く有名な指標でダウ・ジョーンズ社が選んだ米国を代表する30銘柄。日経平均の米国版とでもいうもの。
・S&P500…同じくダウ・ジョーンズ社が米国企業の中から500銘柄を選出をしたもの。時価総額を指数化してるという意味でTOPIXに似ている。
・NASDAQ100…ニューヨーク取引所ではなく、NASDAQ市場の100銘柄に連動したもの。NASDAQは比較的新しい電子取引市場でIT企業が多い傾向がある。

「へーっ、米国株の指標と言っても色々あるんですね。どれがいいんですか?」

うーん。確かに少し値動きが違うんですが、初心者はあまり神経質にならなくていいと思います。ダウは採用銘柄が少ないので、一番標準的なのはS&P500でしょうか。

その他の、バリュー株オープンとラッセルはアクティブ型の様です。といってもパフォーマンスを見ると、インデックス型と大きな違いはなさそうです。

■ その他

海外債券には3本ありますね。

・eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
・たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

はいずれもFTSE世界国債インデックスに連動しているようです。FTSEは英国に拠点を持つ会社で、MSCIと並ぶ指数算出会社です。

・iFree 新興国債券インデックス は新興国債券ですね。

これまでお話したように、債券関係は低金利時代の今は対象外でいいでしょう。金利が上がってきたら考えましょう。

海外REIT、コモデティがそれぞれ各1本ですね。こちらも、将来勉強が進んでから検討しましょう。

「バランス型が3本ありますね。 バランス型は前回勉強しました!」

・ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス 安定成長型
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
・マネックス資産設計ファンド<育成型>

細かくみると、新興国を組み入れているかどうかという違いですね。いずれも債券を含めた分散投資商品です。こちらも低金利時代は見送っておきましょう。

■ まとめ

結局、「海外株式の中から選ぶのがいいよ」ということになるんですが、表にまとめてみました。

マネックスiDeCo_海外型比較

宮田
「やっぱり、アクティブ型は信託報酬が高いんですね。」

そうですね。その分パフォーマンスが良ければいいんですが、なかなかそうもいかないのが難しいところです。

インデックスの分類を見て欲しいんですが、投資信託を選ぶ基準は結局

全世界を買うのか
先進国に期待するのか
米国を買うのか

という選択肢になります。新興国は初心者のうちは外していいでしょう。

「全世界だと、新興国が入るのでなかなか成長できない気もします。やっぱり、先進国とか米国がいいなあと思います。信託報酬も安いですもんね。」

投資の基本は、経済成長に合わせたリターンを堅実に取りましょうということなんです。
その投資先を、全世界にするか、先進国というカテゴリーにするのか、米国にするのかということを自分で決めればいいというわけです。

マネックス証券では、購入候補は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」か「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」になるという結論ですね。

まあ人口構成をみても、当面は先進国、米国という選択肢が蓋然性が高いですね。
個人的にはインドなんかも買ってますが。慣れてくれば、そのうち自分の好きな国を買うという投資法もありますよ。

「世界経済の推進力が企業活動にあるというのは、変わんないですもんね。」
「まずインデックスに注目するということが分かってきたら、意外と選べる気がしてきました。」

商品名だけ見ていると頭がくらくらしてきますが、要はどの指標(インデックス)を基にしているのかが分かってくれば商品選びができてきます。

特にiDeCoでは対象商品が限定されているので、先進国とか米国企業に連動するものを買うという視点で見れば、買うべき商品が見えてきます。

■ 楽天証券 VS マネックス証券

前回みた楽天証券との比較で行けば分類や商品数はほぼ同じですね。楽天証券はバランス型、ターゲットイヤー型が豊富で、マネックス証券は米国株式の種類が豊富という特徴がありました。

ただ、最終的な指標(インデックス)がほぼ同じなのでどちらで買っても大きな差はないと思います。

「商品名だけ見て混乱しちゃいけないんですね。少しづつ、分かってきました。」
「どんな指標かを商品名に明記してくれれば、もっと分かりやすいんじゃないでしょうか。」

その通りです。ただ、そうすると商品名が同じようになって自社商品として売りにくいということかもしれませんね。

さて次回は、リスク値について、少し補足します。

「ありがとうございます。次回も楽しみにしています。」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで個人的な見解に基づく記事です。
※本記事は2021年4月27日時点の情報に基づくものです。金融市場の変化により
異なる見解となる場合があります。

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やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
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