皆様からの声にやんつが答えました!
Q:不動産投資における法人化について 2017/02/21:KIさんからのご質問
現在サラリーマン大家として3棟32室を運営しております。
61歳で65迄は勤務可能ですが、サラリーマン大家で有利な融資が出来るうちは兼業をしようと考えております。
最終的には専業で自分の好きな投資家として自主独立したいと思います。法人化に対するお考え、アドバイスを頂くと有難いです。
サラリーマンで法人化する場合は家族を代表者にするつもりです。
よろしくお願い致します
【ご回答】
ご質問、ありがとうございます。
法人化のメリットとしては、一般的に
・税金対策(所得税、譲渡所得税など)
・給与所得の分散(自分、家族)
が語られていますが、無論それもありますが、
個人的には
・経費処理の自由度
・投資戦略の自由度
について、とても有効と感じています。
買い進める方には、相続税対策を含めて、法人化はとても有効と思います。
(所有コストや事務処理など煩雑さはあります)
不動産収入がいくらになったら法人化を検討すればいいかについては、個々人で税率が異なるため一律には言えませんが、1000~1500万円程度で検討する人が多いようです。買い進むことが前提の場合は、もう少し早めでもいいでしょう。
ただ、最初から法人を設立しての購入はまれであるため、既に取得済みの物件の個人所有から法人所有への切換え(法人成り)が課題となります。
手法として、譲渡、管理委託、サブリース がありますがそれぞれ色々と課題があります。
譲渡 →不動産取得税がかかる
管理委託、サブリース →所得分散効果が小さい割りには税務署の評価が厳しい
最終的には、法人での「購入」がお勧めです。
ベテラン投資家の方では、物件単位に会社を設立している方もいらっしゃいます(物件規模が大きい場合)