投資信託はどうやって買う!? 注目の「投信の窓口」へ行ってみた

人生はわくわくとドキドキで、できている! 不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

比較的堅実な金融商品として推奨されることの多い投資信託。
一世を風靡したグローバル・ソブリン・オープンを始めとする毎月分配型は、今でも根強い人気があります。(毎月分配型の注意点はこちら

自分に合った投資信託をアドバイスしてくれるという「投信の窓口」が最近話題です。
どんなアドバイスが聞けるのか、これは楽しみ!…で行ってみました。

■ 投資信託とは

リスクとリターン_投資信託
ご存知のように銀行預金は史上最低のゼロ金利。預けていてもほとんど増えません。
といって株式では、上がったり下がったりと心臓に悪そう…。

自分で正しく金融商品を購入するにはスキルも経験も必要です。変なものを買って元本を大きく減らしてしまうのは避けたい…。

そこで選択肢になるのが、プロに運用を任せてしまう投資信託です。
投資信託は「専門家が株式や債券などに投資・運用し、その運用成果が投資家に分配される金融商品」です。初心者が銀行の窓口で相談すると勧められることも多いです。

自分には運用する知識は無いけれど、専門家ならちゃんとやってくれるはず、という訳です。
多少の手数料がかかるのは仕方がありません。

ところがいざ買おうとすると、とにかく数が多い!
何がいいのか、初心者は迷うばかり…。

20170528時点の情報です。
楽天証券:取扱本数 2,427本! 手数料無料(ノーロード)の銘柄や毎月分配型銘柄も充実。
SBI証券 :取扱投信本数2,495本! ノーロード投信本数1,131本!
マネックス証券:ファンドが1,000本を突破、ノーロードが580本超

アクティブにパッシブ…、ハイイールドに為替ヘッジ…
債券型にインデックス、REITにETF、うんたらあたら…

新商品を出さないといけない事情はあるんでしょうが、顧客を混乱させているとしか思えません。

■ 投信の窓口

投信の窓口」はひとり一人に合った投信選びをサポートするために2015年10月からサービス開始されました。関西を地場とする高木証券が母体で、東京に2店舗、大阪1店舗、そしてWeb支店です。Webといってもできるのは相談まで、最後の申し込みは窓口のようです。

ネットで面談を予約し、日本橋店に行ってみました。

コンシェルジュさんと名刺交換。
会社について聞きました。

高木証券の簡単な説明の後、もうすぐ東海東京フィナンシャル・ホールディングスグループ入りするとの談。今度、TOBされるそうです。

大手と組んで飛躍のチャンスを掴もうというのでしょうか? 投信の窓口がどうなるのか、ちょっと心配。フィンテックの流れで、証券業界にも大きなうねりが来ていますね。

面談しながら、ファンドラボというソフトを使って商品選択をしていきます。
簡単な5つの質問に答えます。

1) 運用期間は?
2) リスク資産(使う予定のないお金)ウェイトは?
3) 運用方針は? ⇒消極的か積極的か
4) 投資経験は?
5) 投資態度は? ⇒損失時の行動(様子見か手仕舞いか、逆張りか)

対象になっている商品を聞いてみました。
対象4500本 これはすごい!
・アクティブ投信中心で表示され、インデックスなどのパッシブ型は指定しない限り表示されないよう。
 (*本記事は、当初記載時に一部誤解がありました。2017/06/02時点で修正済みです)

「アクティブ投信の中からいいものを選択しますよ。
インデックス以外にもっとリターンのいい良質な商品がありますよ~」ということの様。

ファンドラボを使いながら、回答を入力していきます。
自動選定された5~6種類の商品が画面に表示されます。国内外の株式系、債券系、REIT、コモデティ系などの分類されたポートフォリオがグラフに。

ポートフォリオの分類をクリックすると、メイン推奨だけではなく第5候補くらいまでずらりと表示されます。更に商品をクリックすると、1年、3年、5年のリターン実績が折れ線グラフに。

とても見やすく、便利なソフトです。
これがビジネスの根幹かもしれません。

自動選定された商品を見ながら、コンシェルジュさんとの対話で最終的に商品を決めていくというのがスタイルです。

■ 選定した商品

「海外のREITを入れたい、リスク分散用にコモデティ系も入れたい」
というわたしのリクエストで推奨された商品がこちら。

1)国内株:ひふみプラス 信託報酬1.06%(以下、同)    
2)先進国株:アライアンバーンスタイン 米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)1.70%
3)新興国株:DWSグローバル新興国株投信(為替ヘッジなし)2.13%
4)債券 :フィデリティ USハイ・イールド・ファンド(資産成長型)1.62%
5)海外REIT:フィデリティ USリート・ファンド(資産成長型)D(為替ヘッジなし)1.44%
6)コモデティ:ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)0.49%

運用経費は信託報酬のみで、その他の手数料はないとのこと。少し信託報酬が高めですが、アクティブ系ならこんなものかもしれません。

■ まとめ

数ある投資信託の中から、自動選定してくれるのはとてもありがたいですが、気になることもいくつか…。

・アクティブ型に標準商品が限定されている。パッシブ系、ETFも当初選択肢に欲しいところ
・Webで完結せず、対面中心というのは功罪ありそう

個人的には、その他として
・TOB中で今後の方針がやや不透明
というのも気になりました。

・親会社での口座開設要
なのも、既に多くの口座を持つ身としては、やや動機付けに欠けます。
最近お気に入りの「お金のデザイン」と比較すると、優位性がやや弱い気が…。

ということで、今回は見送ることにしましたが、ファンドラボというソフトも良くできており、今後人気が出るのは間違いなさそうです。初心者向けの余裕資金の運用先の候補としてはいいかもしれません。(ネーミングも秀逸)
今後も要ウオッチですね!

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
(本記事はあくまで個人的な見解で、特定の会社、商品を誹謗中傷するものではありません)

(*執筆時点で積立機能がないとしていましたが、その後の確認で有ることが分かりました。お詫びいたします。2017/06/02時点で修正済みです。)

管理人プロフィール

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やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
Webディレクター

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