お金が一番ではない。それがあるうちは・・・  お金の知恵って何だ?

こんにちは!50代であわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

前回と同じく「お金」について考えてみます。
 

■ お金があれば幸せ?


前回のおさらいです。
お金とは
・経済的欲望の象徴
・選択肢という名の自由の象徴
・人の価値観によって姿を変える、パワーの塊り

です。

人生において重要なものであることは間違いありません。

ところが、こんなに重要な「お金」ですが、ほとんどの人は、学校でもあるいは家庭でも全然教えもらったことがないと思います。
(わたしもありません。だから慌ててこうして勉強している訳です)

何故、教えて貰えないのでしょう?必要性が無いとは思えません・・・
おそらくは

・お金は汚い。お金のことを考えるのは賤しいこと、という考えがある。
・人の価値観に大きく左右されるため、人によって解釈が異なる。
・教える資格のある人(お金の知恵を持ったお金持ち)があまりいない。

などではないかと思います。

最近では正しい資産形成スキルが必要ということで学習指導要領に組み込まれ、重要性は認識され始めたようですが・・・
少し「節約・守る」に偏っている気もします。
もっと「稼ぐ」やイノベーションを取り上げてもいいような・・・

経済的な価値を表すお金ですが、
やはりお金が無ければ色んなものが買えません。

無論、幸せはお金では買えませんが、
『お金が一番ではない。それがあるうちは・・・』
ということわざがあります。

多少、お金と人生の満足度は比例するようです。

厚労省 2013年国民生活基礎調査
2013所得分布

厚労省の統計によると世帯年収の中央値は432万円。
この辺りまでは、やはり生活は苦しいでしょう。
不安と不満を持つのは当然です。

そこから年収800万円程度までは満足度と年収は比例しているようです。
そこを超えると不安感は減り、あまり満足度に変化はないと言います。

更に、1000万円を越えると勝ち組意識が芽生えます。
ところがこのクラスも生活は案外楽ではありません。
年収が上がると不思議と支出も増え、思った程には残らないもの。
(わたしの周りをみても該当者があちこちに・・・)

お金の不安から完全に解放されるのは年収3000万円位と言われます。
確かにそれぐらい稼げれば生活費のことは頭から消えてしまいそうです。
違った景色が見えてくるとも言います。

知人によると、
事業収入と家計費を区別しておかないと錯覚に陥る、と言ってました。

年収3000万円はかなり困難として、やっぱりお金が無いのは問題。
収入が多いに越したことはありません。

では、たくさん収入があればいいのか? 1億円あればいいのか??
ところが昔からお金持ちが落ちぶれる話にはこと欠きません。

「オールウェイズ・ラヴ・ユー」で有名なホイットニーヒューストンは
2001年だけで1億ドル以上稼いだと言われていますが、コカインで全財産を失い、破産しました。

1990代ヒット曲を連発した作曲家の小室哲哉氏はお金を使い果たし、
2008年詐欺容疑で逮捕され、その後は再起に向け努力中です。

これで分かるのは、稼ぐ力と守る力は違うということ。

 

 

 

 

■ お金の知恵とは?


お金持ちが落ちぶれて、それ見たことかと快哉を叫ぶ人はたくさんいますが、これは情けない・・・
稼ぐ力のない貧乏人のひがみでしょう。

お金持ち=何か悪いことをして稼いだ人
という偏見を持つ人もいますが、これも間違い。

実感として言うと、お金持ちほど感謝の心と思いやりがあるように思います。
ゆとりがあるせいでしょうか?

お金はたくさんあっても、守る力と使う力がなければ問題です。
あっという間に無くなるのがオチ。

わたしの父は52歳で2億の借金を作って夜逃げしました。
(今の価値で4~5億円?)
わたしの家は稲作農家で、収入は少なかったですが、土地という資産がすぐにお金になった時代です。

近所でも、先祖伝来の土地が高く売れ、急に金持ちになったものの生活がおかしくなって、結局夜逃げしたという話はたくさんありました。

当時は土地を持っている資産家なら誰でもお金持ちになれました。
ところがお金持ちになっても、その活用方法が分からなければ失うだけです。

持ち慣れぬお金は出ていきます。持ち慣れれば貯まっていきます。

「お金に振り回されず、お金を使いこなす総合的なスキル」
それがお金の知恵です。
単なるファイナンスの理論でも、節約術でもありません。

わたしの大全では5分野に分けています。
1)マインドセットとライフプランニング
2)お金を知る
3)お金を稼ぐ
4)使う・節約、守る
5)投資、運用


稼げる人は「3)稼ぐ力」はありますので、その点は賞賛に値します。
ただ他のスキルがあるかは別問題。

若手経営者の方にヒアリングすると、
「何時でも稼げるという気があるので、使う・守るが苦手」
という方は多いです。

大金持ちになれば正のパワーも大きいですが、負のパワーも大きくなります。
コントロールするのも難しい・・・

これはお金というフィルターで人間の欲望が集積されるためと思います。

身に付けるべきはお金そのものではなく、使いこなすリテラシーのはず。

無くて問題、有っても問題・・・ なら有って問題を起こさないのが一番!
欲望としてのお金ではなく、思いやりと感謝の印として使いこなす。
それがあるべき姿ではないでしょうか?

まだまだ出来そうもありませんが・・・
頑張りましょう!!! o(^∇^)o

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
参考になれば嬉しいです。

 

 

管理人プロフィール

やんつ写真

やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
Webディレクター

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