お得なのはNISAだけじゃない、401K(確定拠出年金)も忘れるな!
こんにちは! たそがれ族の不動産投資家やんつです。
前回の「NISAの日シンポジウム」潜入記にもあるように業界上げてNISAの盛り上げに必死ですが‥
ん?お得といえばもう一つ・何か忘れてやしませんかぁ!?? そうです、先輩格の401K
ということで今回は401K(確定拠出年金)について少し調べてみました。
まずはおさらい。 NISAとの簡単な比較です。
対比項目 | 401K | NISA |
---|---|---|
引出し・解約 | × (60歳以降) |
△ (可能。枠の再利用不可) |
優遇制度 (掛金) |
所得控除 | なし |
優遇制度 (運用) |
非課税 | 非課税 |
金額上限 | 無制限 | 500万 (但しロールオーバー有) |
運用益が非課税という部分は両方お得ですが比較してみると、なんと401K(確定拠出年金)は掛金が所得控除の対象です(つまり所得とはみなされません!)受取が60歳以降という制限はありますが、必然的にそれだけ長期投資になるという利点でもあります。
「厚生労働省ホームページ」によると加入者数は (2013/11末 速報値)
企業型年金: 4,651,000人
加入企業数: 17,806社
個人型年金: 55,283人 (1号)
個人型年金: 120,221人 (2号) です。
ちょっと驚きなのは個人型の加入者の少なさです‥ 1、2号計でも企業型加入者のわずか3.8%!!
1号は個人事業主向けですが、同じ所得税控除の優遇のある「小規模企業共済制度」の在籍者(制度利用者)が120万人とうまく活用されているのと比較して桁違いの少なさです‥
国民年金基金の限度額と枠を共有していて、68000円/月ですので、既に枠を使い切っている個人事業主の方が多いということかもしれません。
2号は企業型年金、厚生年金基金等の未加入の企業の従業員が対象です。
どれだけの企業が対象になるのか分かりませんが、これも少なすぎる気がします‥ こちらは単純にPR不足に起因しているのではないでしょうか??
それでは実態をみてみましょう! わたしの確定拠出年金のグラフです。
2004/2月に加入していますので、2013/年末まで、ほぼ10年間の推移となります。
グレーの塗りつぶし部分が掛金累計で、オレンジ色の斜線が目標利回りです。
わたしは3.5%で設定しており、対して緑色のジグザグした線が実績値となります。
リーマンショック以降最近まで、見事に赤字基調になっているのが分かります。
設定来、目標利率付近を上下していましたが、この期間は大幅に下げ、掛金累計を境にうろうろしています。
ところがアベノミクスで急上昇! なんと平均利回りで5.6%を達成し、掛金に対しては現在約33%のリターンになっています。 \(^o^)/
401Kはバランス型の商品が中心で、品揃えがそれほど多いわけではありません。
トレーディングには不向きで、頻繁に売買をするものではありません。
この10年間で確か、3回リバランス(資産組み換え)しただけです。
まさに ほったらかし投資術! まさに 長期分散投資!
あれっ! 以前の振返りでは2008年以降6年間のわたしの金融資産利回りは1%程度でした‥
一生懸命考えても、 何にもしてない長期分散投資に負けてんじゃん!!
長期分散投資ってやっぱり凄い!! 10年たてばリーマンショックも乗り越えてある程度のリータンが実現できる!
次回も、401K(確定拠出年金)を見てみます。