マイナンバーと呼んではいけない? マイナンバー制度(3)

こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
マイナンバー制度のお話、3回目です。
海外ではどんな取り組みになっているんでしょうか? 少し調べてみました。
マイナンバー_各国

■諸外国の取り組み

参考 (東アジア国際ビジネス支援センター)

アメリカ
マイナンバー先進国として良く知られています。社会保障局番号が普及しており、映画のワンシーンでもよく見かけますね。
多民族国家のため、データ・数字をとても重要視する国のため、抵抗感もあまり無いのかもしれません。
逆に、番号でも付けなければ管理できない、という事情もありそうです。

韓 国
住民登録番号を使用しており、実はかなりのマイナンバー先進国です。住民票などの証明書発行機も相当普及しているようですし、認証も指紋認証から別媒体での認証まで、用途に合わせて用意されています。電子政府サービスにも力を入れているようです。
制度のスタートも古く、日韓併合時代にその発祥があるとも言われています。
歴史もあるせいか国民は当たり前のこととして違和感なく使いこなしているようです。

イタリア
納税者番号を使用しており広く浸透しているようです。既に医療分野でも活用が進んでいます。
元来、イタリア国民は納税意識が低く(!?)、防止策として導入が図られたという説もあります。
ただ納税把握は進んだようですが、スイスに住民票だけを移すなど対抗する富裕層も出ているようです。
(‥妙に納得してしまいますww  イタリアさん、ごめんなさい‥ m(__)m)

ここら辺が推進派ですがやはり消極派もいます。(日本もこの仲間ですね)

イギリス
いったん国民IDカード法として導入を決めたようですが、人権侵害への危険があることや巨費が浪費されるおそれがあるとして、結局廃止になっています。
(マイナンバー法の前に、やはり成立後廃案になった「グリーンカード制度」を思い出しますね~ (^_^;))

ドイツ
税務識別番号として使用されていますが、行政機関の番号使用を規制するなどきわめて限定的に運用しているようです。

こうしてみると歴史的になんらかの必然性があり、早くから取り組んでいる国はそれなりという気がしますが、最近取り組み始めた国はセキュリティ面でかなり慎重になっているようです。
インターネット社会の進展で、セキュリティ問題がクローズアップされてきているせいなんでしょうか‥
漏えいした情報がすぐに複製され、拡散してしまうというデジタル時代の弱点が現れています。

とはいえ、一つのナンバーで串刺しにすることによって、様々なシステム間の相互利用が可能となり
利便性の向上への道が開けるのは間違いありません。 例えば
・転出転入届の統合
・自治体をまたがった固定資産税の一括支払い
・国税、県税、市町村税の請求・納付の一本化
  などなど‥

やって欲しいことはたくさんありますし、実はマイナンバーでなくても出来ることも多いんですが‥
「最小のコストで最大の効果を追求する」
この当たり前の理念を忘れず、推進して欲しいものですね。

自治体はサービス業でっせ!

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やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
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