隣町のスーパーの20円安い豚肉は本当に安いのか? -時間のレバレッジ-
こんにちは! 53歳からあわててお金の知恵を勉強中の、不動産投資家やんつです。
今回はレバレッジについて考えてみます。
■レバレッジとは
レバレッジ(leverage)とはテコ(Lever)を使うことを意味し、投資の世界では他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めることとされます。
つまり自分のお金を使わず他人のお金を使って利益を上げることです。
(これを 「他人のふんどしで相撲をとる」 といいます)
この定義はお金のレバレッジについてですが、レバレッジを効かせるべきは何もお金だけではありません。
レバレッジすべきリソースには大きく3つあります。
1)知識、人 のレバレッジ
2)時間 のレバレッジ
3)お金 のレバレッジ
知識、人のレバレッジとは、自分が持ってない知識・スキルを時間と労力を掛けて自身で身につけるのではなく、専門家をうまく活用し自分に欠けている部分を補うことを言います。自分の労働力を使わず他人にやってもらうこともここに含まれます。Google先生の活用などもその典型ですね~ (ほんと、助かってます!)
■時間のレバレッジ
時間のレバレッジとは、時間効率を高める、優先順位を付ける、物事を仕組化し時間を有効に使う、などがその手法になります。
時間価値を最大限に高め、効率的に使うことがその目的です。
では、時間価値を高める行動とは具体的にはどんな行動をいうんでしょう?
例えばいつも行くスーパーの豚肉が100g当たり120円として、隣町のスーパーが100g当たり100円だとしたら買いに行くべきでしょうか?
時間価値の概念で考えてみたいと思います。
まず単純な経済価値計算ですが「節約」という観点で見てみます。
隣町へ行けば100円で120円分の価値の豚肉を入手できる訳ですから、20円のお得です! なんと20%の利回りを達成したことになります。
この低金利時代に20%の利回りとは驚嘆すべき高利回りです。 足を延ばす価値はありますね!
誰でもすぐに着手できる投資の有力な1手法が「節約」である、というのもうなずけます。
次に時間価値の概念で試算してみましょう。 (かなり単純化した計算ですが‥)
あなたが月収40万円のサラリーマンとします。
月の平均勤務日数が20日として残業込みで10時間/日、働いているとします。
月労働時間=20日×10h=200h ですから 40万÷200h で時給は2000円になります。
隣町へ行くのにもし片道15分なら往復30分で、時給換算すると1000円の時間価値ということです。
つまり隣町のスーパーに行く場合、一回に付き1000円以上の利得がなければペイしないことになります。
100g当たり20円安い豚肉を買うために30分を費やすより、その時間を別の「稼ぐ」ことに注力した方がトータルとしては正しいのかもしれません。
もっとも、ここでは空いた時間でも同じ時給で稼ぐことが出来るという前提に立っています。実際にはそんな簡単に稼げる訳ではありませんが‥
ただ、「節約」という推奨される行動も「時間価値」という光を当ててみると違って見えるということです。
■投資の仕組化例
もうひとつ「仕組化」についても考えてみます。
わたしは「ふどうさんぽ」という無料の投資サークルに入っていますが、このサークルへの参加自体が「不動産購入を実現する仕組み」になっています。 →ふどうさんぽのご紹介
といっても実際の活動は、時々適当に集まって、ただ散歩しながらまったりとおしゃべりするだけです。
物件紹介がある訳でもなく金融機関の紹介がある訳でもなく、それだけみれば仕組みとはとても言えそうもありません。
不動産投資や金融投資は、一人で実行することが多い、いわば孤独な活動です。
行動したからといってすぐに実績に結び付けられるほど簡単でもありません。
思った利回りが上げられない‥ 思うようにいい物件に巡り合わない‥ といった壁にぶつかることも多いです。
活動を継続するモチベーションを維持することがとても大変です。
なかなかうまく行かず断念してしまう方も多いです。
2~3か月に1度、サークルに参加すると誰かしら何らか実績を上げた人がいます。
買付を入れました! 融資枠が取れそう! 満室になりました! などなど‥
そんな人と話をするとそれだけで元気がもらえます。
よ~し、負けずに俺も頑張るぞ~!! と、意欲がまた湧いてきます。
まさにサークルがモチベーションを維持する大きな仕組みになっているんです!
わたしが(まだまだ成功とは言えるものではありませんが)ここまで実績を上げられたのも、実はこの仕組みのお陰です。一人ぼっちではとても続いていなかったと思います。
(最初から計算していた訳ではありませんが‥ 入ってて良かった~!!! \(^o^)/ )
みなさんも「時間のレバレッジ」について少し考えてみませんか? きっと良いことありますよ!!