年を取ると時の流れを早く感じるのはナゼ? -時間価値-
こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブなシニアになりたいあなたと、今日もファイナンシャルリテラシーについて考えてみます。
前回は時間のレバレッジについてでしたが、今日は時間価値について考えてみました。
年を取るとどんどん時の流れが早くなる感じがします。 気が付くと、昨日は子供と思っていた娘の身長がもう今日は女房に追い付きそうです。
バイトや麻雀に明けくれた学生時代はあんなに毎日が長く感じていたのに‥
これは単なる錯覚なんでしょうか??
ビジネスで使用する5大資源(リソース)というのがあります。
人、 物、 金、 情報、 時間 と言われますが、一番大事なのは時間だといいます。
お金で買えない数少ないもののひとつで、誰にも増やすことはできません。
貧乏人にも金持ちにも、年寄りにも若者にも、時は等しく流れて行きます。 う~ん、なんて公平なんでしょう‥
人生を80年として見ると、20歳の人に残された時間は約60年。1年の重さは1/60という計算になります。
もうじき60歳になるわたしにとって残された時間は約20年。 1年の重さは1/20 です。
(あぁ、なんて少ないんでしょう…… いやいや、まだ20年もある、と言うべきですね~)
20歳の人に比べて3倍の価値。 3倍の密度で流れていることになります。
実際には1日24時間全てが使える訳ではありません。
会社員としての拘束時間10h、睡眠時間6h、通勤時間そして家庭に4h‥
しなければならないことが決まっている時間ばかりです。
何をするか自分で決められる時間は残り4.0hという所ですね。
学生時代は学校に多少拘束はありますが、2倍の8.0hはあったんじゃないでしょうか??
自分で使える自由時間が2倍、密度が3倍ですから 2×3 で6倍です!
なるほど早く感じる訳です‥
時間がたっぷりあると感じられた20歳。 関心のある事は(男なら) 女の子、ファッション、遊び、アルバイト、ゲーム、旅行‥ あんまり有効に使っているとは思えません。
もっと時間価値を考えて、と言ってみても響くはずもありません。
何時の時代も 時間の無駄遣いは若者の特権です!
(むろんそれはそれで貴重な時間ですが)
過ごしてきた時間との対比でいうと
20歳からみた残る60年は 自分のそれまでの人生の3倍
60歳からみた残る20年は 自分のそれまでの人生の1/3
相対感覚としては9倍の価値に見える計算になります。
相対感覚で9倍、自由時間密度で6倍ですから、時の流れを早く感じるのも無理はありません。
同じ1日でも20歳と60歳では時間の単位価値が異なるようです。
サラリーマンを辞めて独立した人の話を聞くと、自分で何をするか決められる時間的自由がサラリーマン時代との最大の違いだと言います。 起業すると自分で使える自由時間が2倍、3倍になる‥
加速する時間の流れを少しだけ取り戻すのが「起業」なのかもしれませんね。
時間価値と使い方‥ たまには考えてみる必要がありそうです。