「綺麗ごと」が日本をダメにする！？…　あなたも綺麗ごとに陥ってませんか？？

こんにちは！　黄昏族の不動産投資家やんつです。
2013/12/27の日経ビジネスonlineの記事に 激しく同意　しましたのでご紹介。
経営コンサルタントの横山信弘さんの　組織を駄目にする「キラキラワード」ランキング10　です。

どんな言葉が日本をダメにするのかというと……
　第1位・「楽しいと思える仕事を見つけろ」
　第2位・「心の底からやりたいと思えることだけやればいい」
　第3位・「すべき・すべし、は言わないほうがいい」
　第4位・「頑張らなくてもうまくいく」
　第5位・「無理しないほうがいい」
　第6位・「今この瞬間を一所懸命やればいい」
　第7位・「あなたはあなたらしくあればいい」
　第8位・「1％のことを変えるだけで成功する」
　第9位・「完璧でなくていい」
第10位・「あえて目標は立てないほうがいい」

いやぁ～　見事に今時の言葉が並んでいます。ついつい使ってしまいそう………
こんなことを言えばとっても優しい人になれそうです。
そういえば　ナンバーワンよりオンリーワン　なんて流行り歌もありました。

ポイントは　「頑張った人へのエールを、頑張る前の言い訳にすり替えない」　です。
耳当りのいいやさしい言葉はついつい使いたくなりますが、ＴＰＯを間違えると実はただの言い訳や自己満足になってしまうということ。
（詳しくは　こちら　をご覧ください）

上記は自分を甘やかす正義の言葉ですが、この　「綺麗ごとの罠」　はいたる所にあります。
「正義の道の先には悪魔が潜んでいる」と言ったのは橘玲さんでしたでしょうか…？？
一見正しく見える正義の言葉は誰も正面切って反論はできない分、注意が必要です。
その言葉が出たとたん、反論してはいけない空気となりそれが思考停止につながります。

例えば「談合はけしからん」というのは至極当然です。
国民の血税である税金のムダ遣いは許されることではありません。
だから　　入札だ！　ＯＢの天下りは禁止だ！　叫ぶだけで談合がなくなったでしょうか？
談合をもたらす要因は、「和を以て貴しとなす」を規範とする日本人そのもののアイデンテティにある、という現実の泥臭い本音を理解しなければ、形を変えて水面下で続くだけです。

正義の言葉のその奥に潜んだ矛盾や原因を理解しなければ、決して解決することはありません。

「お金では幸せは買えない」という正義の言葉………
「非正規労働者はかわいそう」という正義の言葉………
「戦争はいけない」という正義の言葉………

さまざまな言葉の奥にあるものをご一緒に考え続けたい、と思います。