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投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(5)

Apr 29, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えてご説明しているシリーズです。

宮田さん、前回はすいませんでした。
マネックス証券のiDeCoを見たのに国内型の説明だけで終わって、海外型が終わりませんでしたね。

宮田
「そうですよ。肝心の海外型をやらなきゃ。待ちくたびれましたよ。(笑)」

じゃあ早速、海外型の内訳をみてみましょう。
海外株式、海外債券、海外REIT、コモデティ、バランスの5種類ですね。

■ 海外株式

マネックスiDeCo_海外型目次
まず海外株式をみてみましょう。8本ありますね。

・朝日Nvest グローバル バリュー株オープン
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
・たわらノーロード NYダウ
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス

「eMAXIS Slimシリーズ」が4本も入っていますね。
マネックスはあまり独自商品を作らないので、そのせいもあるかもしれませんが、それだけeMAXISシリーズがiDeCo向き、積立向けの商品ということかもしれません。

さて、どんなインデックス(指標)のものがありますか?
分かるものだけでいいので、ご自分でチェックしてみてください。

宮田
「ちょっとまってくだいね。……。」
「えーと、まずはeMAXIS Slimシリーズからいきますね。」

「先進国株式インデックスはMSCIコクサイという指標を採用してるみたいです。あら!? これってわたしが楽天証券で買ってる、たわらノーロード先進国株式と同じですね! 指標が同じ場合は、リターンも同じと考えていいんですか?」

そうです。同じ指標ならほぼ同じパフォーマンスになります。その場合はコストの安い方を選べばいいわけです。

「米国株式(S&P500)は名前にS&P500があるので、米国株式のS&P500に連動してるんですよね。全世界株式(オール・カントリー)はMSCIコクサイオールカントリー連動みたいです。新興国株式インデックスはMSCIエマージング・マーケット・インデックスと書いてあります。MSCIの指標を使うものが多いんですね。」

MSCIは最も一般的な指標で、証券各社がここの指標を使って違う商品名で販売しています。
そのせいで商品数は多いものの、中身は同じというものも多いです。この辺も、投資信託を分かりにくくしている原因ですね。

「その他のものは…。えーっと、たわらノーロードは、NYダウだから米国株式でしょ。iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスは、NASDAQ100だからこれも米国株式ですよね。」

「あれっ⁉ そうすると米国株式のインデックスが3種類もあるってことですよね? このNYダウ、S&P500、NASDAQ100ってどう違うんですか?」

そうですね、どれも米国株式のインデックスという意味では同じですが、銘柄数や市場が違います。まとめるとこうなります。

・NYダウ …もっとも古く有名な指標でダウ・ジョーンズ社が選んだ米国を代表する30銘柄。日経平均の米国版とでもいうもの。
・S&P500…同じくダウ・ジョーンズ社が米国企業の中から500銘柄を選出をしたもの。時価総額を指数化してるという意味でTOPIXに似ている。
・NASDAQ100…ニューヨーク取引所ではなく、NASDAQ市場の100銘柄に連動したもの。NASDAQは比較的新しい電子取引市場でIT企業が多い傾向がある。

「へーっ、米国株の指標と言っても色々あるんですね。どれがいいんですか?」

うーん。確かに少し値動きが違うんですが、初心者はあまり神経質にならなくていいと思います。ダウは採用銘柄が少ないので、一番標準的なのはS&P500でしょうか。

その他の、バリュー株オープンとラッセルはアクティブ型の様です。といってもパフォーマンスを見ると、インデックス型と大きな違いはなさそうです。

■ その他

海外債券には3本ありますね。

・eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
・たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

はいずれもFTSE世界国債インデックスに連動しているようです。FTSEは英国に拠点を持つ会社で、MSCIと並ぶ指数算出会社です。

・iFree 新興国債券インデックス は新興国債券ですね。

これまでお話したように、債券関係は低金利時代の今は対象外でいいでしょう。金利が上がってきたら考えましょう。

海外REIT、コモデティがそれぞれ各1本ですね。こちらも、将来勉強が進んでから検討しましょう。

「バランス型が3本ありますね。 バランス型は前回勉強しました!」

・ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス 安定成長型
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
・マネックス資産設計ファンド<育成型>

細かくみると、新興国を組み入れているかどうかという違いですね。いずれも債券を含めた分散投資商品です。こちらも低金利時代は見送っておきましょう。

■ まとめ

結局、「海外株式の中から選ぶのがいいよ」ということになるんですが、表にまとめてみました。

マネックスiDeCo_海外型比較

宮田
「やっぱり、アクティブ型は信託報酬が高いんですね。」

そうですね。その分パフォーマンスが良ければいいんですが、なかなかそうもいかないのが難しいところです。

インデックスの分類を見て欲しいんですが、投資信託を選ぶ基準は結局

全世界を買うのか
先進国に期待するのか
米国を買うのか

という選択肢になります。新興国は初心者のうちは外していいでしょう。

「全世界だと、新興国が入るのでなかなか成長できない気もします。やっぱり、先進国とか米国がいいなあと思います。信託報酬も安いですもんね。」

投資の基本は、経済成長に合わせたリターンを堅実に取りましょうということなんです。
その投資先を、全世界にするか、先進国というカテゴリーにするのか、米国にするのかということを自分で決めればいいというわけです。

マネックス証券では、購入候補は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」か「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」になるという結論ですね。

まあ人口構成をみても、当面は先進国、米国という選択肢が蓋然性が高いですね。
個人的にはインドなんかも買ってますが。慣れてくれば、そのうち自分の好きな国を買うという投資法もありますよ。

「世界経済の推進力が企業活動にあるというのは、変わんないですもんね。」
「まずインデックスに注目するということが分かってきたら、意外と選べる気がしてきました。」

商品名だけ見ていると頭がくらくらしてきますが、要はどの指標(インデックス)を基にしているのかが分かってくれば商品選びができてきます。

特にiDeCoでは対象商品が限定されているので、先進国とか米国企業に連動するものを買うという視点で見れば、買うべき商品が見えてきます。

■ 楽天証券 VS マネックス証券

前回みた楽天証券との比較で行けば分類や商品数はほぼ同じですね。楽天証券はバランス型、ターゲットイヤー型が豊富で、マネックス証券は米国株式の種類が豊富という特徴がありました。

ただ、最終的な指標(インデックス)がほぼ同じなのでどちらで買っても大きな差はないと思います。

「商品名だけ見て混乱しちゃいけないんですね。少しづつ、分かってきました。」
「どんな指標かを商品名に明記してくれれば、もっと分かりやすいんじゃないでしょうか。」

その通りです。ただ、そうすると商品名が同じようになって自社商品として売りにくいということかもしれませんね。

さて次回は、リスク値について、少し補足します。

「ありがとうございます。次回も楽しみにしています。」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで個人的な見解に基づく記事です。
※本記事は2021年4月27日時点の情報に基づくものです。金融市場の変化により
異なる見解となる場合があります。

投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(4)

Mar 30, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えてご説明しているシリーズです。

宮田
「おかげさまで、前回で購入商品が決まりました。「たわらノーロード先進国株式」と「楽天全米株式インデックス・ファンド」をそれぞれ毎月2万円で申し込みました!」

よかったですね。しばらくはほったらかしで構いませんよ~。数か月単位ぐらいで、その後の動きを確認しましょうね。

「はい!」

今日は復習を兼ねて、今度はマネックス証券ならどんなiDeCo商品があるのかを一緒にみてみましょう。

マネックスiDeCo_特徴
マネックス証券のiDeCo商品一覧です。
商品選定の条件が書いてありますね。

①良好な運用実績
 アクティブファンドについては、長期で良好な実績があり、今後も継続可能と判断できるファンドを厳選しました。

②低コストの追及
 パッシブファンドについては、運用管理費用が業界最低水準のファンドを取り揃えました。

③商品の多様性
 国内外(含む新興国)の株式、債券、REIT、ゴールドや、それらを組み合わせたバランスファンドなど、長期の資産運用に適したファンドを幅広く取り揃えました。

ふむふむ、なかなか期待が持てそうな謳い文句ですね。アクティブファンドもあるようです。

さて宮田さん、ゆっくり見てください。マネックス証券ではどんな分類の商品がありますか?

「えーっと、国内型、海外型、元本確保商品の3つのタブがありま~す。」

そうですね。では、この3つのうちどれを見ればいいでしょう?

「元本確保商品では運用する意味が無いので、これは対象外ですよね? 前回までの話からすると、海外型をみればいいんじゃないでしょうか?」

正解です。

ただ、せっかくなので勉強を兼ねて国内型もみてみましょう。
国内株式、国内債券、国内REITの3種類にそれぞれ商品がありますね。

■ 国内株式

国内株式からみてみましょう。
この7本ですね。

1.One DC 国内株式インデックスファンド
2.日興アクティブバリュー
3.DCニッセイ日経225インデックスファンドA
4.iFree JPX日経400インデックス
5.SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>
6.スパークス・新・国際優良日本株ファンド
7.ひふみ年金

投資信託はパッシブ(受動的)運用アクティブ(積極的)運用に分けられますが、初心者がまず検討すべきはパッシブ運用です。
宮田さん、どれがパッシブファンド(インデックス型)か分かりますか?

「えーっと、パッシブ型はベンチマークしている指標(インデックス)と連動しているんでしたよね。」

「………。」

「商品名にインデックスってあるので、1、3、4じゃないでしょうか?」

そうですね。じゃあ、それぞれどんなインデックス(指標)に連動していますか?

「3は、日経225とあるので日経平均ですね。4はJPX日経400とありますけど、…すいません。どんな指標かよく分かりません。」

JPX日経400は2014年から運用開始された比較的新しい指標で、自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの観点から選出された400銘柄で構成されています。
なかなか有効な指標なので、今後のパフォーマンスをウォッチしたいですね。

「1は、国内株式としか商品名にないので分かりません。あれ、商品概要にも国内株式のパッシブファンドとして選定した、としか書いてありませんよ。」

うーん。ちょっと不親切ですね。クリックして商品説明のページをみてみましょう。

TOPIXに連動すると書いてありますね。インデックスはTOPIXですね。

整理すると、国内株式のパッシブ型は
 日経225
 TOPIX
 JPX日経400
の各指標から1銘柄ずつラインナップしていることがわかります。

今後、日本の経済が成長していく可能性も無いわけではないので、それぞれの指標のパフォーマンスも継続的にみておきましょう。日本経済を応援する意味で国内株のファンドを購入するのも意義はあります。

「それ以外のアクティブファンドはどんなものなんですか?」

それぞれの商品概要をみてみましょう。
2の日興アクティブバリューは日興アセットマネジメント社が独自の基準で選んでいるもののようです。

5は中小型で割安成長株を選定しているようですね。割安で成長とは、ずいぶん欲張った選定基準だなあ。

(笑)

6は国際優良株とありますね。海外に強い大型株でしょうか。
7は独立系運用会社として人気のあるひふみシリーズですね。ベースの「ひふみ投信」と内容は全く同じで、iDeCoとして買えるものにしたもののようです。

「アクティブファンドは見なくていいんですか? 避けた方がいいんでしょうか?」

うーん、中には良いものがありますが…。
投資信託はどう選ぶシリーズでも書いてるんですが、選ぶのが難しいうえ、ファンドマネージャーが変わると途端にパフォーマンスが落ちる場合があるとか、単純にはお勧めしにくいですね。

自分で内容をチェックできないうちは、初心者は避けておいた方が良いと思います。
目論見書を読んで、自分で判断できるようになってからで十分でしょう。

「 …。そんな日は、永久に来ない気がします。(笑)」

あはは、弱気ですね。

■ 国内債券、国内REIT

国内債券と国内REITもみてみましょう。
国内債券は三菱UFJ 国内債券インデックスファンドだけですね。

債券系は、何度も繰り返しますが超低金利が継続している間はリターンが低すぎるので見送りましょう。

国内REITは2本あります。
・DCニッセイJ-REITインデックスファンドA
・野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)

ニッセイの方は東証J-REIT指数に連動しているようです。
野村の方は野村独自の基準のようで、REITのアクティブファンドと書いてあります。

あらら、でもパフォーマンスを見るとほとんど同じ動きですね。

マネックスiDeCo_REIT比較

「パフォーマンスに差がないなら、運用管理費用が安い方がいいですよね?」

そうですね。J-REITは正しく理解すれば、それなりに良い商品なのでインデックスの積立投資を理解したら、次のステップでレッスンしましょうか。

おっと、もうこんな時間ですね。国内型で時間がかかってしまいました。
すいません。海外型は次回にしましょう。

「えーーーっ!?」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで個人的な見解に基づく記事です。

※本記事は2021年3月28日時点の情報に基づくものです。金融市場の変化により
異なる見解となる場合があります。

投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(3)

Feb 27, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えての引き続きのご説明です。

宮田
「前回はどんな資産クラスがいいのか教えていただいて、ありがとうございます。いよいよ商品選びだと思うとドキドキします。」

あはは、そんな力まなくていいですよ。まずはiDeCoを先に見ましょう。

楽天証券のiDeCoセレクションでは、国内株式、国内債券、国内REIT、外国株式、海外債券、海外REIT、国内外株式、コモディティ、バランス型、ターゲットイヤー型、定期預金 11種類に分類されてますね。

楽天iDeCoセレクション

「株式とか債券とかは分かりますが、バランス型、ターゲットイヤー型って何ですか?」

■ バランス型、ターゲットイヤー型とは

両方とも複数の資産クラスを組合わせた「複合商品」といったものです。一般的には株式と債券を組合わせます。

■バランス型
各資産をバランス良く組み合わせましたよ、という商品です。資産クラス毎に特性やリスク値が異なるので、長期投資に向くようにプロが組み合わせを考えたものです。

自分で複数の商品を買う場合、どんな組み合わせがいいのか考えるにも知識が必要です。購入する手間暇もかかります。

それがバランス型では専門家が組み合わせてくれていますので、何も考えずに1本購入するだけで済むメリットがあります。初心者にはありがたい商品ですね。

ハイリスクにならないような組み合わせになっていますので、比較的下がりにくい堅実な商品といえます。

5本ありますので、信託報酬含めた管理コストをみてみましょう。

・三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型)、1.292%程度
・三菱UFJ DCバランス・イノベーション、 0.66%
・投資のソムリエ<DC年金> 、   1.21%
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、 0.59%
・楽天・インデックス・バランス(DC年金)、 0.206%程度

「コストは0.2から約1.3%までと結構幅があるんですね。買うならやっぱりコストの低いものがいいんですよね?」

そうですね。コストの低いものを中心に検討するというのが王道です。
商品構成を動的に変えるものなどは少し管理費が高いですね。ただいずれにせよ、株式と債券を組合わせる安全志向という意味では同じです。

「どういう時に選択肢になるんですか?」

バランス型は債券を入れている分、当面はややリターンが落ちるのは否めません。
将来の金利上昇局面を考慮した長期のほったらかし投資であれば、良い選択肢かもしれません。まあ1、2年は続くと予想される低金利を考えると当面は見送りでいいでしょう。将来、見直せばいいわけですから。iDeCoでは商品の見直しは何時でも可能です。

■ターゲットイヤー型
目標とする節目の年(ターゲットイヤー)に資産配分の調整を行うものです。
具体的には、最初は株式の比率が高めでスタートし、年を経過するとともに株式を減らし、債券の比率を高めていくものです。バランス型の発展形ともいえます。

3種類の商品がありますね。
・楽天ターゲットイヤー2030、2040、2050

ターゲットイヤー(2030年、2040年、2050年)に向けて組入比率を調整(株式を漸減、債券を漸増)するようです。

「バランス型の発展形ということは、バランス型よりいいんですか?」

そうとも言えません。
教科書では、高齢者になれば収入が減りリスクを取れないので債権比率を上げた方が安全ですよと書いてあり、その考え方に沿ってます。高齢者は安全な債券を中心に持ちましょうということですね。

ところが実際に運用相談に乗っていると、高齢者は低リスクであるべきと一律に語るのには違和感があるんです。

実際は期待収益率、ワークリターンバランス、リスク許容度で商品選択は変わってきます。結局、その人の収入状況と運用スキル次第なんですよね。

教科書的ではありますが、あまり蓋然性のある商品とはいえないというのが評価です。債券を入れたいなら、自分でタイミングを考えて必要な時にバランス型を購入すればいいんじゃないでしょうか。

■ 外国株式

宮田
「11種類のうち定期預金は問題外として、債券関係やバランス型、ターゲットイヤー型も外すと、ぐっと数が減りますね。」
「検討すべきは国内REIT、外国株式という2種類ですか? 国内外株式というものもありますけど?」

前回見たように、国内株式は先進国株式とリスク値は同程度ですが、リターンが劣ります。この傾向が暫く変わらないと考えるなら、やはり国内株式を入れる必然性は薄いでしょう。

REITも入れてもいいんですが、株式とは少し性格が異なります。安定的な分配金(4%程度)を得るにはいい商品なんですが、組み入れは勉強してからでいいでしょう。

まずは外国株式で行きましょう。商品は5本ですね。

楽天iDeCo外国株式
(信託報酬は少数第3位を四捨五入)

・たわらノーロード先進国株式
先進国のインデックスとして有名なMSCIコクサイに連動するものですね。候補にしていいでしょう。

・インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
これはリスクの高い新興国のインデックスファンドなので外しましょう。

・ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)
これは先進国株式で独自の構成ですね。ただベンチマークにしているインデックスがMSCIコクサイです。同じインデックスを採用している「たわら」に比べ管理費が高いようです。MSCIコクサイを大きく上回る見込みが不透明なら「たわら」の方に軍配が上がりますね。

・iTrust 世界株式
これはピクテが独自に世界的優良企業60 ~ 80社を選んだもので単純なインデックスファンドではないようです。

選定基準に納得性があるなら有力な候補かもしれませんが、目論見書などを読み込むスキルの無いうちは止めておきましょう。

・楽天全米株式・インデックス・ファンド
これはCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するするもので、先進国株式ではなく、米国株式連動ですね。内容はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)と同等の様です。

VTIは海外ETFとしては優良な銘柄で、とても人気があります。バンガード社のETFを楽天ブランドで再販しているという商品ですね。

こうやってみると検討すべきは
・たわらノーロード先進国株式
・楽天全米株式・インデックス・ファンド
の2本ということになります。
管理コストを見ても、この2本が安価で妥当でしょう。

将来勉強して、ラッセルやiTrustの商品内容が理解できるようになれば、検討対象にしてもいいかもしれません。

当面は、
先進国全体を買うなら「たわらノーロード先進国株式」
米国が良いと思うなら「楽天全米株式インデックス・ファンド」ですね。

長期的には、どちらがいいとも言えません。どちらでもいいでしょう。あるいは2本購入するのも有りです。

月額68000円がiDeCo掛金の上限なので、割合はご自身で決めてください。
後で商品の変更はできますので、最初はアバウトに決めていいですよ。

iDeCoの注意点は60歳にならないと下ろせないことです。何時でも下せるNISAとは違いますので、無理のない範囲で金額を決めましょう。

「じゃあ、それぞれ2万円ずつ積み立てることにします。」

いいですね。とにかく始めてみて、勉強を続けましょう。
これで購入商品は決まりましたね。

「はい! ありがとうございます。」

次回は、補足としてインデックスや投資信託のコストについてもう少しお話します

「よろしくお願いします!」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで個人的な見解に基づく記事です。
※本記事は2021年2月24日時点の情報に基づくものです。金融市場の変化により異なる見解となる場合があります。

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やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
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