貯蓄率低下は高齢化が原因か!? 預金を握り締め立ちすくむ高齢者・・・

Feb 11, 2015

こんにちは!53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回は貯蓄率について考えてみました。

日本の貯蓄率はどの程度だと思いますか?

主要国の貯蓄率の推移です。
貯蓄率推移90_2013
(出所)社会実情データ図録

日本がなんと世界最低になっています!
サブプライムローンで名をはせた、あの消費大国の米国より低い水準というのは意外に思いませんか?

ず~っと前、わたしの若かりし頃は日本人はその勤勉さゆえ貯蓄率が高いともてはやされていました。
その高い貯蓄率による資金蓄積が社会資本への投資原資となり、
高度成長のエンジンになっていると言われていたのです。

1970年代は常時20%を超えており、1980年代でも15%以上の貯蓄率でした。
このグラフを見ると隔世の感があります。 (´Д` )

日本はどうやら世界最低水準のようですが・・・
逆に世界最高の貯蓄好き国民はどこでしょうか?

このグラフではスウェーデンが15%超えでトップのようですが・・・
実はグラフに載っていない高水準国があります。

それは中国です。

統計数字がとても怪しい国で、正確な数字は分かりにくいですが・・・
どうやら貯蓄率は25%~30%!という驚くべき水準になっているようです。

勤勉さと節約志向が高貯蓄率の原因・・・ではなくて
その理由はみんなが「国を信用していない」からのようです。

う~ん・・・ 自己防衛のために貯蓄に励み、
マカオでマネーロンダリングし、日本のタワーマンションを買う。
なんだかなぁ・・・

日本の話に戻りましょう。

グラフのOECDの数字とは若干差異がありますが、内閣府の「国民経済計算確報」によると、
日本の貯蓄率はバブル崩壊後下がり続け、2007年は0.9%! です。

2008年には更に下がり、0.4%になります。
翌2009年は前年のリーマンショックのせいで、
家計的危機感から節約志向が高まり、2.4%まで回復します。

その後、2%程度を維持していましたが、いよいよ余裕が無くなったのか
2013年にはついに▲1.3%「貯金を取り崩す」事態になりました!

なぜこんなに急激に貯蓄率が下がったんでしょうか?
勤勉な国民性は変わっていないと思うんですが・・・

その原因のひとつとして高齢化を上げている意見があります。

高齢者は年金が主たる収入なので貯蓄できるはずもなく、
貯金を取り崩す生活をせざるを得ないから、という訳です。

本当でしょうか??

わたしの周りの高齢者を見ても、あまり貯金を崩している感じはありません。
むしろ貯金に手を付けず、年金の範囲で暮らすべく生活を切り詰めている感じです。

家計金融資産残高の推移を見てみました。(含む不動産)
家計金融資産推移
高齢者が貯金を取り崩しているなら、残高は減っているはずですが・・・

2007年と2008年にサブプライム問題とリーマンショックで、株と投資信託を中心にダメージが発生し、
一時的に残高が減っていますが、どちらかというと一貫して増え続けています。

1990年代は日経平均も下がっていますし、土地の値上がりもありません。
どうやら貯蓄率の下の原因は高齢化ではないようです。

「暮らしと金融なんでもデータ」の中で貯蓄率の内訳をみると、
実は勤労者世帯だけの貯蓄率はそんなに下がっていないのです。

ただ勤労者世帯以外を含めた「全体」でみると大幅に下がっています。
つまり統計上の勤労者世帯ではない層、
つまりいわゆる「非正規社員」層の貯蓄率が極端に低いのです!

いまや4割を超えるまでに増加した「非正規社員」層・・・
この格差の拡大が貯蓄率低下の主因と言えそうです。

若年層→貯蓄のゆとりなし
高齢者→過去の貯蓄はあるが、手を付けずに年金暮らし。

という図式が見えてきます。

あれれ・・・?

今はやりのピケティの格差拡大を裏付けるような
話になってしまいました。

r(資本収益率)、 g(経済成長率)

 「 r > g 」

やはり格差が拡大することが資本の必然なんでしょうか?

3000万を超える貯金を持ちながら、不安ゆえに貯金を崩しもせず、
持ったまま立ちすくむ高齢者・・・

ここは格差解消のために、
裕福な高齢者には子供のためだけではなく、孫のためにお金を使ってもらうしかなさそうです。

無論、そのためには高齢者の不安を取り除いてあげる政策が必要なんですが・・・
介護に医療、相続でしょうか・・・

『ゆる起業』のすすめ。  中小機構はかなり使えるぞ~!

Nov 19, 2014

こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
中小機構さんの、自分らしく生きるための『ゆる起業』*を考えるセミナーに行ってきました。
(2014/11/12  *『ゆる起業』は銀座セカンドライフさんの登録商標です)

中小機構とは経産省の管轄で、正式には独立行政法人中小企業基盤整備機構といいます。
2004年にそれまでの中小企業総合事業団や産業基盤整備基金などが再編されたもので、
全国9か所で起業支援を含めた中小企業向けのサービスを提供しています。

ビジネスマッチング、教育、専門家の派遣、起業支援ファンドや
インキュベーション(起業家向け施設運営)など幅広く活動しています。
起業を考える人には心強い味方と言えますね。

何でのも日本の開業率が4.5%だとかで、これを欧米並みの10%程度に向上させるのが
当面の目標なんだそうです。ぜひ頑張ってほしいです!

セミナーの会場は大手町。 中小機構さんの運営するTipsという施設です。
中小企業向けというより若手ベンチャー向け?? 部屋がとってもおしゃれです。
20141112Tipsセミナー1

講師はシニアの起業支援に注力している銀座セカンドライフの
片桐実央さんです。 (以前、参加した交流会はこちら)
20141112Tipsセミナー2
(写真は開始前。この後、約40名と満員になりました)

1.起業のビジネスプランの事前チェック


3つの円を描きます。
・得意なこと(できること)
・好きなこと(やりたいこと)
・お金になること(利益)→顧客開発、マーケットの確認

この3つの円の交わるところで起業するのが成功の確率を高めるそうです。
ごく当然の話ですが、以外と出来そうで出来ません。
わたしも含めてですが、特にシニアは「やりたいこと」に偏る傾向があるとか・・・

シニアの起業は定年を真ん中に、58歳から62歳くらいまでが多いそう。
定年前に早期割増退職金で起業される方と、定年を機会に設立される方です。

50代と60代では傾向として少し起業目的に違いがあるとの説明。
50代はがっちり稼ぎ、いわば成功を目指す方が多い模様。
60代はやりたいことをやって年金にプラスになればいいや、というタイプ。

起業せずに再就職を目指したとしても、定年後の雇用状況は厳しいです。
定年前の年収の30~50%を稼げれば御の字かもしれません。

定年前の給与を600万円とすると180~300万円。
「やりたいことを」をビジネスにするといっても、
この辺の数字を起業の目標ラインにしたいですね。

楽そうに思えるかもしれませんが、売上の30%が給与とすれば、600~1000万の売上が必要となります。
『ゆる起業』とはいえ、マーケティング力が求められそうです。

2.シニア起業の落とし穴


・現役時代のコネを当てにしすぎない
・横柄な態度はとらない
・前職の会社名や肩書を名刺に入れない   (ホントにこんな人もいるそうです! (>_<))
・過去の成功体験に固執しない
・市場調査抜きで過信しない
・初期投資は抑える
・一人だけで走りすぎない→相談しましょう!

わたしも注意したいと思います。

3.事業計画書の作成


金融機関の融資交渉用が主目的ですが、取引先や知人への説明用にも使えます。
大変ですが頑張って作成したほうが良さそうです。

・事業概要
・経営理念、経営方針
・経歴
・ターゲット
・販路
・販売計画
・資金調達計画
・人員計画
・利益計画
・リスク
・スケジュール
  などなど・・・

中小機構さんのような支援体制やインターネットの存在。
日本政策金融公庫やクラウドファンディングのような多彩な資金調達方法。
今の時代、起業のインフラは整っていると感じます。

アベノミクスもついに解散総選挙と怪しげな雲行きです。
政府を当てにするような時代ではありません。

まずは女性とシニアの一人ひとりが頑張るのが先決ではないでしょうか?
この環境をうまく活用したいものです。

自立! 能動! 自由闊達! 年齢不問!
エイジフリーライフ
 の実践ですね!

お金の知恵大全 Ver2.0はこちら

年収6億円の人と年収100万円の人たちが住む村。その恐るべき世界!

Oct 15, 2014

こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回はお隣の恐るべき格差社会のお話です。

香港で普通選挙をめぐって学生を中心とした大規模なデモが行われていることはご存知と思います。
警官隊の投げる催涙弾を傘で防御したことから雨傘革命と呼ばれています。

中国当局は本国内への波及を恐れて報道管制を引いているようです。
ネット上でインスタグラムやLINEが使えなくなったと報道されています。

世界中が第二の天安門事件になるのではないかと固唾を呑んでいます。
何とか平和裏に解決して欲しいものだと願いますが・・・
中国当局は強硬姿勢を崩しておらず、先行きが不透明です。

強硬姿勢の背景には、全国で毎日100か所!発生しているといわれるデモがあります。
急速に拡がる格差社会への不満が内陸部を中心に広がっているようです。

日本でも格差社会が進展しているとの指摘があります。
で、格差について少し調べてみました。

格差を表す指標としてジニ係数というのがあります。
全員が等しく富を分け合う状態を「0」とし、一人が全ての富を所有している状態を「1」として表したものです。
(一人が完全に占有してしまうと他の人は生きていくことができませんので、現実には「1」はありえません)

このジニ係数ですが日本は2000年以前は0.3を切っていましたが、近年は0.38と上昇しています。
確かに格差は広がっていますね。

先進国で最も高い(格差の大きい)米国は0.45です。
米国がトップなのは予想通り、といったところでしょうか・・
ドイツは0.27です。
(出典:The World Factbook、Central Intelligence Agency)

これに対し2012年の中国の国家統計局の発表では0.47です!
これだけでもビックリの値ですが・・・

北京大学 中国社会科学調査センターによる0.73という驚愕の数字があります!
(国家統計局の数字が怪しいのは常識です)

これをグラフにするとこうなります!
ジニ係数_中国
数字だけではピンときませんね‥
分かりやすく置き換えてみます。

この係数は1%の人が25%の富を所有し、25%の人が1%の富を分け合う状態だそうです。
最下層の25%の人の収入を 1/25=0.04 とすると富者の25%の収入はその625倍になります!

もしも中国が100人の村だったら??

年収6億円の人が一人と年収100万円の人たちが25人いる計算になります。
とても同じ村の住人とは思えませんね~

ジニ係数ではその値が0.4~0.5を越えると社会騒乱が起きやすいとされます。
0.73というのは驚愕の数字と言わざるを得ません。

日本でも格差が広がっていますが、実は格差は特別なことではありません。
戦前はもっと格差は大きく0.45程度、開戦直前は0.65という統計もあります。
(長期経済統計:全世帯)
戦後の財閥解体と農地改革が一時的に平等社会を演出したに過ぎません。

経済活動は必然的に格差を拡大する方向に働きます。
(あるいは人間の本質のせい??)
だからこそ政府が是正として所得再配分政策をとる訳です。
格差を放置していては社会が保てなくなりますから。

では真逆の完全平等社会はいいことなのでしょうか?
「ベルリンの壁の崩壊」等を考えると、必ずしもそうとも言えない気がします。
誰も何もしない覇気の無い社会になってしまうのではないでしょうか?

明日への活力と適度な格差と平等の同時実現・・・  難しそうです・・・

平等を目指したはずの社会主義で最も格差が広がっている。
その厳しい現実に暗澹とします。

だからこそタフに生き抜くお金の知恵がわたし達に必要なのではないでしょうか?

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やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
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