投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(3)

Feb 27, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えての引き続きのご説明です。

宮田
「前回はどんな資産クラスがいいのか教えていただいて、ありがとうございます。いよいよ商品選びだと思うとドキドキします。」

あはは、そんな力まなくていいですよ。まずはiDeCoを先に見ましょう。

楽天証券のiDeCoセレクションでは、国内株式、国内債券、国内REIT、外国株式、海外債券、海外REIT、国内外株式、コモディティ、バランス型、ターゲットイヤー型、定期預金 11種類に分類されてますね。

楽天iDeCoセレクション

「株式とか債券とかは分かりますが、バランス型、ターゲットイヤー型って何ですか?」

■ バランス型、ターゲットイヤー型とは

両方とも複数の資産クラスを組合わせた「複合商品」といったものです。一般的には株式と債券を組合わせます。

■バランス型
各資産をバランス良く組み合わせましたよ、という商品です。資産クラス毎に特性やリスク値が異なるので、長期投資に向くようにプロが組み合わせを考えたものです。

自分で複数の商品を買う場合、どんな組み合わせがいいのか考えるにも知識が必要です。購入する手間暇もかかります。

それがバランス型では専門家が組み合わせてくれていますので、何も考えずに1本購入するだけで済むメリットがあります。初心者にはありがたい商品ですね。

ハイリスクにならないような組み合わせになっていますので、比較的下がりにくい堅実な商品といえます。

5本ありますので、信託報酬含めた管理コストをみてみましょう。

・三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型)、1.292%程度
・三菱UFJ DCバランス・イノベーション、 0.66%
・投資のソムリエ<DC年金> 、   1.21%
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、 0.59%
・楽天・インデックス・バランス(DC年金)、 0.206%程度

「コストは0.2から約1.3%までと結構幅があるんですね。買うならやっぱりコストの低いものがいいんですよね?」

そうですね。コストの低いものを中心に検討するというのが王道です。
商品構成を動的に変えるものなどは少し管理費が高いですね。ただいずれにせよ、株式と債券を組合わせる安全志向という意味では同じです。

「どういう時に選択肢になるんですか?」

バランス型は債券を入れている分、当面はややリターンが落ちるのは否めません。
将来の金利上昇局面を考慮した長期のほったらかし投資であれば、良い選択肢かもしれません。まあ1、2年は続くと予想される低金利を考えると当面は見送りでいいでしょう。将来、見直せばいいわけですから。iDeCoでは商品の見直しは何時でも可能です。

■ターゲットイヤー型
目標とする節目の年(ターゲットイヤー)に資産配分の調整を行うものです。
具体的には、最初は株式の比率が高めでスタートし、年を経過するとともに株式を減らし、債券の比率を高めていくものです。バランス型の発展形ともいえます。

3種類の商品がありますね。
・楽天ターゲットイヤー2030、2040、2050

ターゲットイヤー(2030年、2040年、2050年)に向けて組入比率を調整(株式を漸減、債券を漸増)するようです。

「バランス型の発展形ということは、バランス型よりいいんですか?」

そうとも言えません。
教科書では、高齢者になれば収入が減りリスクを取れないので債権比率を上げた方が安全ですよと書いてあり、その考え方に沿ってます。高齢者は安全な債券を中心に持ちましょうということですね。

ところが実際に運用相談に乗っていると、高齢者は低リスクであるべきと一律に語るのには違和感があるんです。

実際は期待収益率、ワークリターンバランス、リスク許容度で商品選択は変わってきます。結局、その人の収入状況と運用スキル次第なんですよね。

教科書的ではありますが、あまり蓋然性のある商品とはいえないというのが評価です。債券を入れたいなら、自分でタイミングを考えて必要な時にバランス型を購入すればいいんじゃないでしょうか。

■ 外国株式

宮田
「11種類のうち定期預金は問題外として、債券関係やバランス型、ターゲットイヤー型も外すと、ぐっと数が減りますね。」
「検討すべきは国内REIT、外国株式という2種類ですか? 国内外株式というものもありますけど?」

前回見たように、国内株式は先進国株式とリスク値は同程度ですが、リターンが劣ります。この傾向が暫く変わらないと考えるなら、やはり国内株式を入れる必然性は薄いでしょう。

REITも入れてもいいんですが、株式とは少し性格が異なります。安定的な分配金(4%程度)を得るにはいい商品なんですが、組み入れは勉強してからでいいでしょう。

まずは外国株式で行きましょう。商品は5本ですね。

楽天iDeCo外国株式
(信託報酬は少数第3位を四捨五入)

・たわらノーロード先進国株式
先進国のインデックスとして有名なMSCIコクサイに連動するものですね。候補にしていいでしょう。

・インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
これはリスクの高い新興国のインデックスファンドなので外しましょう。

・ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)
これは先進国株式で独自の構成ですね。ただベンチマークにしているインデックスがMSCIコクサイです。同じインデックスを採用している「たわら」に比べ管理費が高いようです。MSCIコクサイを大きく上回る見込みが不透明なら「たわら」の方に軍配が上がりますね。

・iTrust 世界株式
これはピクテが独自に世界的優良企業60 ~ 80社を選んだもので単純なインデックスファンドではないようです。

選定基準に納得性があるなら有力な候補かもしれませんが、目論見書などを読み込むスキルの無いうちは止めておきましょう。

・楽天全米株式・インデックス・ファンド
これはCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するするもので、先進国株式ではなく、米国株式連動ですね。内容はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)と同等の様です。

VTIは海外ETFとしては優良な銘柄で、とても人気があります。バンガード社のETFを楽天ブランドで再販しているという商品ですね。

こうやってみると検討すべきは
・たわらノーロード先進国株式
・楽天全米株式・インデックス・ファンド
の2本ということになります。
管理コストを見ても、この2本が安価で妥当でしょう。

将来勉強して、ラッセルやiTrustの商品内容が理解できるようになれば、検討対象にしてもいいかもしれません。

当面は、
先進国全体を買うなら「たわらノーロード先進国株式」
米国が良いと思うなら「楽天全米株式インデックス・ファンド」ですね。

長期的には、どちらがいいとも言えません。どちらでもいいでしょう。あるいは2本購入するのも有りです。

月額68000円がiDeCo掛金の上限なので、割合はご自身で決めてください。
後で商品の変更はできますので、最初はアバウトに決めていいですよ。

iDeCoの注意点は60歳にならないと下ろせないことです。何時でも下せるNISAとは違いますので、無理のない範囲で金額を決めましょう。

「じゃあ、それぞれ2万円ずつ積み立てることにします。」

いいですね。とにかく始めてみて、勉強を続けましょう。
これで購入商品は決まりましたね。

「はい! ありがとうございます。」

次回は、補足としてインデックスや投資信託のコストについてもう少しお話します

「よろしくお願いします!」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで個人的な見解に基づく記事です。
※本記事は2021年2月24日時点の情報に基づくものです。金融市場の変化により異なる見解となる場合があります。

投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(2)

Jan 30, 2021

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iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えての引き続きのご説明です。

少し時間が空いてしまいましたね。前回の話は覚えてますか?

宮田
「資産(アセット)クラスという分類を教えていただきました。運用の対象として株式、債券、REIT(不動産投資信託)、コモデティ・金などの種類があるんでしたよね。」

そうですね。対象地域でさらに国内、先進国、新興国などでも分類されています。

今回は投資家向け情報提供で定評のあるモーニングスター社のデータでご説明します。

アセットクラス別リスクとリターン
表をみてください。
これは、2008年から2020年までの13年間の資産別平均リターンとリスク値をわたしが集計したものです。これでどんな資産に投資するのがいいのか考えてみましょう。

平均リターンは13年間の単純平均利回りで、リスク値は変動幅を表します。
リスク値の意味については、少し難しいので今度ゆっくり解説するとして、平均リターンが高くてリスク値が低いのが優良な投資対象と覚えてください。

この表から何がわかりますか? 宮田さん、少し考えてみてください。

■ 資産(アセット)クラス別リスクとリターン

まず株式をみてみましょう。こうなってますね。

《株式》13年間平均リターン、リスク値
・国 内 4.0%、21.5
・先進国 8.2%、22.0
・新興国 4.8%、32.1

「日本はあんまり経済成長してない印象があるんですが、4.0%も利回りがあるんですね!」

そうですね、日本株式は2012~2015年のアベノミクスで大きく値を上げていますので、それを反映した数字です。

「先進国って8.2%ですか! ちょっと驚きました。」

リーマンショック以後日本の株式も悪くは無かったんですが、米国を含む先進国では実はもっと成長してたことが分かります。

先進国株式と国内株式はリスクが同程度ですから、投資するならよりリターンが高い先進国株式が良さそうということが分かりますね。日本の経済成長がこれから大きく見込めるなら別ですが…。

「うーん。将来の成長期待は米国や先進国の方がありそうな気がします。日本は対象外にしちゃいましょう!」

あはは、宮田さんだけじゃなく皆さん日本については悲観的ですなんですよね~。

新興国株式については、リターンは国内株式よりやや良かったという結果ですがやはりリスクが高いですね。この辺は、好みで少しポートフォリオに組み込むかという感じでしょうか。

次に債券を見てみましょう。

《債券》
・国 内 0.9%、1,2
・先進国 -0.9%、5.2
・新興国 -1.7%、7.7

「あれっ!? 先進国と新興国は利回りがマイナスなんですね。」

前回、世界中が低金利になっている今は債券を選択する必然性が薄いという話をしましたが、その理由が分かっていただけると思います。債券はリスクは低いもののリターンが低すぎるわけです。
なんとモーニングスターでは2019年からは数値表示そのものがなくなりました。

債券を組み込むのは世界的に金利上昇傾向が出てからで十分と思います。米国でも2023年までは低金利政策が続くとみられていますから。

教科書ではリスク分散のために債券を入れましょうと書いてあるんですが、これは超長期では正しいんですが、今の低金利時代を反映していない説明なんです。

その他の資産もみてみましょう。

《REIT、他》
・国 内REIT 3.2%、24.8
・先進国REIT 0.7%、24.5
・コモデティ・金 5.0%、16.7

国内REITは海外と同程度のリスクでリターンが高いですね。選ぶなら国内が底堅そうです。
ただREITは元来分配金狙いの商品なので、安値圏の時に購入して3~4%の分配金を確保するという性質のものです。
メインではありませんが、一定割合を組み込むのは有効といえます。

REITは実は株式系投資信託との違いがあまり理解されてません。
この辺は、時間がある時に細かくご説明しますね。

コモデティ・金はリターンは中程度ですが、リスクも低く安定的です。
これはコロナ禍での金の高騰を受けた数値なので、少し割引いてみる必要があるかもしれません。金は過去の最高値圏と同水準になっていますので、今後については警戒が必要でしょう。

■ 投資タイミングの重要性

もう少しこの表を見てみましょう。右端に通算リターンを算出しています。これは実際に投資していたらどうだったのかを計算しています。

上段が2007年末に100を投資した場合の2020年末の資産残高で、下段()が2008年末に投資した場合の残高です。

つまりリーマンショック前に投資した場合と、リーマンショック後に投資した場合を比較したわけです。

・国内株式では
2007年末投資残高 122.1
2008年末投資残高 209.8
です。

つまりリーマンショック前(2007年末)に投資をすると、一旦その後のリーマンショックで大きく値を下げるため13年後も1.22倍にしかなっていません。

ところがリーマンショック後(2008年末)の安くなった時に投資をすると、2倍以上になっているんです。大きな差ですね。

先進国と新興国もみてみましょう。

・先進国株式
2007年末開始残高 190.8
2008年末開始残高 420.3

・新興国国株式
2007年末開始残高 87.9
2008年末開始残高 249.8

いずれも2007年末に投資した場合と2008年末に投資した場合では2倍以上の大きな差があることが分かります。新興国ではリーマンショック前に投資した場合、いまだにマイナスです。

「えーっと…。 つまり安い時に買うのが大事ということですか?」

そうなんです。当たり前のことですが株式は値動きが大きいため、購入タイミングがパフォーマンスに大きな影響を与えます。

問題は、何時がそのタイミングか誰にも分からないということです。
じっと暴落を待つ選択肢もありますが、何時までも運用開始できないままでは機会損失になるかもしれません。
また、下落時にはどこまで下げるか分からないので、なかなか手を出せないということが起こります。

特に初心者の方は、何時が投資タイミングかを判断するのは難しいと思います。暴落時はみんなが悲観的になるので冷静に判断するのが難しいんです。2020年3月のコロナショックで株式は大きく下げましたが、ここで買えるのはベテラン投資家の方でしょう。

「じゃあ、わたしみたいな初心者はどうすればいいんですか?」

実は、初心者の方が覚えておくべき「ドルコスト平均法」というのがあります。

■ ドルコスト平均法による効果

ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品について一定の金額で定期的に購入していく方法です。つまり積立投資ですね。

このブログでも、以前 「投資の基本。ドルコスト平均法のウソ、ホント!」で書いていますので、よかったら後で読んでみてください。

先ほどの表に、毎年一定額を積立てた場合の残高を追加しました。

アセットクラス別リスクとリターン_ドルコスト法
右端のドルコスト平均法の部分をみてください。
上段が2007年末から積立てた場合の最終残高で、下段が2008年末から積立てた場合です。

・国内株式
2007年末開始残高 154.7
2008年末開始残高 157.4
・先進国株式
2007年末開始残高 220.7
2008年末開始残高 223.2

見ていただきたいのは、この方法では2007年、2008年のいずれに積立てを始めても、ほぼ似たようなリターンになっていることです。
しかもコツコツと積立てた場合の方が、リーマンショック前に投資した場合よりも良いパフォーマンスになっています。

もちろん、リーマンショック後の安値の時に投資したようなパフォーマンスには届きませんが、そこそこ堅実な利回りになっていることが分かります。

つまり積立投資は、タイミングを気にしないで初心者が堅実なリターンを得られる手法だということです。

積立NISAやiDeCoはこの手法を前提としていますので、誰でも相場状況を気にせ何時からでも始めればいいということですね。

積立ならタイミングを気にせず、何を買うかだけ考えればいいわけです。

「わたしにぴったりかもしれません。10年で1.5~2.0倍になるんなら十分です。」

確実にそのリターンになるかは分かりませんが、とても負けにくい投資手法なんです。

さて、今日のまとめは 投資はタイミングが重要だけど、初心者には難しいのでタイミングを気にしない積立てで始めましょう。 です。

理解していただけましたか?

「はい! 少し購入商品が絞れる気がしてきました。」

次回はいよいよiDeCoとNISAの商品選定です。
検討すべきは先進国株式と国内REITが中心ということも今回分かりましたよね。
その上で実際の商品をみてみましょう。楽しみにしてください。

「よろしくお願いいたします。」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(1)

Nov 30, 2020

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

ここまで投資信託の正しい選び方を考えるシリーズとして、計7回検証してきました。シャープレシオがかなり有力な指標であること、独立系ファンドにもユニークなものがいくつかあるというのが結論。

1.売れ筋商品
2.プロが選んだ優良商品
3.資産残高が大きい商品
4.シャープレシオ上位
5.独立系ファンド
6.投資信託 VS ETF
7.ロボットアドバイザー

これまではインデックス系以外にファンドをどう選ぶのかという視点でしたが、そもそも初心者向けに投資信託はどう選ぶかも必要です。

ちょうど投資信託はどう選ぶかを書こうとしていた時に、フリーランスの宮田(50代、女性)さんからiDeCoの正しい商品の選び方についてのご質問がありました。

NISA、iDeCoの正しい選び方は投資信託の選び方にもつながるため、今回からこれをテーマにしてみたいと思います。

宮田さん、iDeCoを検討されているとか?

「そうなんです。フリーランスという職業上、国民年金だけでは将来が不安になって…。貯金も少ないので、なんとか運用しなきゃと思うんです。」
「最近NISAやiDeCoがお勧めだと聞いて、それで始めることにしました。」

そうですね。NISAやiDeCoは配当や譲渡益が非課税になるので、とってもお得です。特にiDeCoは所得控除があるから、よりお得ですよ。

優遇制度そのものについては、色んな所に情報がありますのでそれを読んでいただくとして…。

資産運用を始めるなら ①iDeCo > ②NISA > ③一般投資 という順で始めるのがお勧めです。

■資産(アセット)クラスとは

では、まず最優先のiDeCoをいっしょに検討しましょう。
iDeCoもNISAも国の優遇制度なので、複数の証券会社で運用することはできなくて、専用の一人一口座になります。

証券会社での口座開設そのものは、スマホで免許証を撮ってデータを送ればできるんですが、専用口座はその後に別途申し込む必要があって少々手順が面倒です。年金番号を記載する必要があるなど大変ですが、まずは申し込んでください。

証券会社の中では手数料が安いのはネット証券です。
楽天証券のiDeCoセレクションを見てみましょう。

国内株式、国内債券、国内REIT、外国株式、海外債券、海外REIT、国内外株式、コモディティ、バランス型、ターゲットイヤー型、定期預金。11種類に分類されてますね。

iDeCoもNISAも証券会社によってラインナップが違います。iDeCoは商品数が少なく30~40種程度。NISAはネット系では約160種類くらいでしょうか。投資信託全体が約6000本ですから、随分絞り込まれていると言えます。

マネックス証券も見てみましょう。国内型、海外型、元本確保型の3種類に分かれていますね。国内型には国内株式、国内債券、国内REITがあります。海外型は海外株式、海外債券、海外REIT、コモディティーとバランスがあります。元本確保型は定期預金ですね。

少し違いはありますが、各社10種程度に分類されているようです。

「???。 何だか分類が沢山あって、どれがいいのか分からないですう…。」

(笑) 会社によって分類の仕方は少し違うんですが、その投資商品がどんな資産で運用するものかを表すものとして資産(アセット)クラスという分類があります。まずは、これを理解しましょう。

大きくは
・株式
・債券
・REIT(不動産投資信託)
・コモデティ、金

などに分類されます。

株式は企業の株に投資して運用するものですね。
債券は各国の国債や、公的機関、民間企業の発行する債券で運用するものです。いわば、お金を貸して利息をもらうもの。

REIT(Japan Real Estate Investment Trust)は不動産投資信託と呼ばれ、不動産の賃貸収入や売却収入からの利益を投資家に分配する金融商品です。

コモデティとは商品とも呼ばれ、原油や金、大豆やトウモロコシなど実物に紐づいた投資商品です。古くから商品相場として取引されてきました。

それぞれが国内、外国などに分類され、さらに外国を先進国、新興国などに細分化する場合もあります。
海外資産への投資だと、為替の影響を受けますので分けて考える必要がありますからね。

その他の金融商品としては
・為替(FX)
・実物不動産

などもありますが、NISAやiDeCoでは対象にならないので、今回は考えなくていいでしょう。

図に表すとこんな感じです。
投資信託種別

新興国の債券はリスクが高いので除外します。日本や先進国の債券も、世界中が低金利になっている今は選択する必然性が薄いので、こちらも対象外にしましょう。コモディティーも初心者のうちは考えなくても問題ありません。

となると、株式とREITを日本、海外でどんな比率で持つのかという選択になります。

「なるほど、随分簡単になりますね! どんな比率がいいんですか?」

モーニングスターに資産クラス別リターンが10年分掲載されていますので、これを使ってご説明します。ちょっと長くなりますので、この話は次回にしますね。

「はい! 楽しみにしてます。」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。この話まだまだ続きます。

管理人プロフィール

やんつ写真

やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
Webディレクター

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