投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(2)

Jan 30, 2021

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
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iDeCoの正しい商品の選び方について、フリーランスの宮田(50代、女性)さんを迎えての引き続きのご説明です。

少し時間が空いてしまいましたね。前回の話は覚えてますか?

宮田
「資産(アセット)クラスという分類を教えていただきました。運用の対象として株式、債券、REIT(不動産投資信託)、コモデティ・金などの種類があるんでしたよね。」

そうですね。対象地域でさらに国内、先進国、新興国などでも分類されています。

今回は投資家向け情報提供で定評のあるモーニングスター社のデータでご説明します。

アセットクラス別リスクとリターン
表をみてください。
これは、2008年から2020年までの13年間の資産別平均リターンとリスク値をわたしが集計したものです。これでどんな資産に投資するのがいいのか考えてみましょう。

平均リターンは13年間の単純平均利回りで、リスク値は変動幅を表します。
リスク値の意味については、少し難しいので今度ゆっくり解説するとして、平均リターンが高くてリスク値が低いのが優良な投資対象と覚えてください。

この表から何がわかりますか? 宮田さん、少し考えてみてください。

■ 資産(アセット)クラス別リスクとリターン

まず株式をみてみましょう。こうなってますね。

《株式》13年間平均リターン、リスク値
・国 内 4.0%、21.5
・先進国 8.2%、22.0
・新興国 4.8%、32.1

「日本はあんまり経済成長してない印象があるんですが、4.0%も利回りがあるんですね!」

そうですね、日本株式は2012~2015年のアベノミクスで大きく値を上げていますので、それを反映した数字です。

「先進国って8.2%ですか! ちょっと驚きました。」

リーマンショック以後日本の株式も悪くは無かったんですが、米国を含む先進国では実はもっと成長してたことが分かります。

先進国株式と国内株式はリスクが同程度ですから、投資するならよりリターンが高い先進国株式が良さそうということが分かりますね。日本の経済成長がこれから大きく見込めるなら別ですが…。

「うーん。将来の成長期待は米国や先進国の方がありそうな気がします。日本は対象外にしちゃいましょう!」

あはは、宮田さんだけじゃなく皆さん日本については悲観的ですなんですよね~。

新興国株式については、リターンは国内株式よりやや良かったという結果ですがやはりリスクが高いですね。この辺は、好みで少しポートフォリオに組み込むかという感じでしょうか。

次に債券を見てみましょう。

《債券》
・国 内 0.9%、1,2
・先進国 -0.9%、5.2
・新興国 -1.7%、7.7

「あれっ!? 先進国と新興国は利回りがマイナスなんですね。」

前回、世界中が低金利になっている今は債券を選択する必然性が薄いという話をしましたが、その理由が分かっていただけると思います。債券はリスクは低いもののリターンが低すぎるわけです。
なんとモーニングスターでは2019年からは数値表示そのものがなくなりました。

債券を組み込むのは世界的に金利上昇傾向が出てからで十分と思います。米国でも2023年までは低金利政策が続くとみられていますから。

教科書ではリスク分散のために債券を入れましょうと書いてあるんですが、これは超長期では正しいんですが、今の低金利時代を反映していない説明なんです。

その他の資産もみてみましょう。

《REIT、他》
・国 内REIT 3.2%、24.8
・先進国REIT 0.7%、24.5
・コモデティ・金 5.0%、16.7

国内REITは海外と同程度のリスクでリターンが高いですね。選ぶなら国内が底堅そうです。
ただREITは元来分配金狙いの商品なので、安値圏の時に購入して3~4%の分配金を確保するという性質のものです。
メインではありませんが、一定割合を組み込むのは有効といえます。

REITは実は株式系投資信託との違いがあまり理解されてません。
この辺は、時間がある時に細かくご説明しますね。

コモデティ・金はリターンは中程度ですが、リスクも低く安定的です。
これはコロナ禍での金の高騰を受けた数値なので、少し割引いてみる必要があるかもしれません。金は過去の最高値圏と同水準になっていますので、今後については警戒が必要でしょう。

■ 投資タイミングの重要性

もう少しこの表を見てみましょう。右端に通算リターンを算出しています。これは実際に投資していたらどうだったのかを計算しています。

上段が2007年末に100を投資した場合の2020年末の資産残高で、下段()が2008年末に投資した場合の残高です。

つまりリーマンショック前に投資した場合と、リーマンショック後に投資した場合を比較したわけです。

・国内株式では
2007年末投資残高 122.1
2008年末投資残高 209.8
です。

つまりリーマンショック前(2007年末)に投資をすると、一旦その後のリーマンショックで大きく値を下げるため13年後も1.22倍にしかなっていません。

ところがリーマンショック後(2008年末)の安くなった時に投資をすると、2倍以上になっているんです。大きな差ですね。

先進国と新興国もみてみましょう。

・先進国株式
2007年末開始残高 190.8
2008年末開始残高 420.3

・新興国国株式
2007年末開始残高 87.9
2008年末開始残高 249.8

いずれも2007年末に投資した場合と2008年末に投資した場合では2倍以上の大きな差があることが分かります。新興国ではリーマンショック前に投資した場合、いまだにマイナスです。

「えーっと…。 つまり安い時に買うのが大事ということですか?」

そうなんです。当たり前のことですが株式は値動きが大きいため、購入タイミングがパフォーマンスに大きな影響を与えます。

問題は、何時がそのタイミングか誰にも分からないということです。
じっと暴落を待つ選択肢もありますが、何時までも運用開始できないままでは機会損失になるかもしれません。
また、下落時にはどこまで下げるか分からないので、なかなか手を出せないということが起こります。

特に初心者の方は、何時が投資タイミングかを判断するのは難しいと思います。暴落時はみんなが悲観的になるので冷静に判断するのが難しいんです。2020年3月のコロナショックで株式は大きく下げましたが、ここで買えるのはベテラン投資家の方でしょう。

「じゃあ、わたしみたいな初心者はどうすればいいんですか?」

実は、初心者の方が覚えておくべき「ドルコスト平均法」というのがあります。

■ ドルコスト平均法による効果

ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品について一定の金額で定期的に購入していく方法です。つまり積立投資ですね。

このブログでも、以前 「投資の基本。ドルコスト平均法のウソ、ホント!」で書いていますので、よかったら後で読んでみてください。

先ほどの表に、毎年一定額を積立てた場合の残高を追加しました。

アセットクラス別リスクとリターン_ドルコスト法
右端のドルコスト平均法の部分をみてください。
上段が2007年末から積立てた場合の最終残高で、下段が2008年末から積立てた場合です。

・国内株式
2007年末開始残高 154.7
2008年末開始残高 157.4
・先進国株式
2007年末開始残高 220.7
2008年末開始残高 223.2

見ていただきたいのは、この方法では2007年、2008年のいずれに積立てを始めても、ほぼ似たようなリターンになっていることです。
しかもコツコツと積立てた場合の方が、リーマンショック前に投資した場合よりも良いパフォーマンスになっています。

もちろん、リーマンショック後の安値の時に投資したようなパフォーマンスには届きませんが、そこそこ堅実な利回りになっていることが分かります。

つまり積立投資は、タイミングを気にしないで初心者が堅実なリターンを得られる手法だということです。

積立NISAやiDeCoはこの手法を前提としていますので、誰でも相場状況を気にせ何時からでも始めればいいということですね。

積立ならタイミングを気にせず、何を買うかだけ考えればいいわけです。

「わたしにぴったりかもしれません。10年で1.5~2.0倍になるんなら十分です。」

確実にそのリターンになるかは分かりませんが、とても負けにくい投資手法なんです。

さて、今日のまとめは 投資はタイミングが重要だけど、初心者には難しいのでタイミングを気にしない積立てで始めましょう。 です。

理解していただけましたか?

「はい! 少し購入商品が絞れる気がしてきました。」

次回はいよいよiDeCoとNISAの商品選定です。
検討すべきは先進国株式と国内REITが中心ということも今回分かりましたよね。
その上で実際の商品をみてみましょう。楽しみにしてください。

「よろしくお願いいたします。」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

投資信託はこう選ぶ NISA、iDeCoの正しい選び方(1)

Nov 30, 2020

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

ここまで投資信託の正しい選び方を考えるシリーズとして、計7回検証してきました。シャープレシオがかなり有力な指標であること、独立系ファンドにもユニークなものがいくつかあるというのが結論。

1.売れ筋商品
2.プロが選んだ優良商品
3.資産残高が大きい商品
4.シャープレシオ上位
5.独立系ファンド
6.投資信託 VS ETF
7.ロボットアドバイザー

これまではインデックス系以外にファンドをどう選ぶのかという視点でしたが、そもそも初心者向けに投資信託はどう選ぶかも必要です。

ちょうど投資信託はどう選ぶかを書こうとしていた時に、フリーランスの宮田(50代、女性)さんからiDeCoの正しい商品の選び方についてのご質問がありました。

NISA、iDeCoの正しい選び方は投資信託の選び方にもつながるため、今回からこれをテーマにしてみたいと思います。

宮田さん、iDeCoを検討されているとか?

「そうなんです。フリーランスという職業上、国民年金だけでは将来が不安になって…。貯金も少ないので、なんとか運用しなきゃと思うんです。」
「最近NISAやiDeCoがお勧めだと聞いて、それで始めることにしました。」

そうですね。NISAやiDeCoは配当や譲渡益が非課税になるので、とってもお得です。特にiDeCoは所得控除があるから、よりお得ですよ。

優遇制度そのものについては、色んな所に情報がありますのでそれを読んでいただくとして…。

資産運用を始めるなら ①iDeCo > ②NISA > ③一般投資 という順で始めるのがお勧めです。

■資産(アセット)クラスとは

では、まず最優先のiDeCoをいっしょに検討しましょう。
iDeCoもNISAも国の優遇制度なので、複数の証券会社で運用することはできなくて、専用の一人一口座になります。

証券会社での口座開設そのものは、スマホで免許証を撮ってデータを送ればできるんですが、専用口座はその後に別途申し込む必要があって少々手順が面倒です。年金番号を記載する必要があるなど大変ですが、まずは申し込んでください。

証券会社の中では手数料が安いのはネット証券です。
楽天証券のiDeCoセレクションを見てみましょう。

国内株式、国内債券、国内REIT、外国株式、海外債券、海外REIT、国内外株式、コモディティ、バランス型、ターゲットイヤー型、定期預金。11種類に分類されてますね。

iDeCoもNISAも証券会社によってラインナップが違います。iDeCoは商品数が少なく30~40種程度。NISAはネット系では約160種類くらいでしょうか。投資信託全体が約6000本ですから、随分絞り込まれていると言えます。

マネックス証券も見てみましょう。国内型、海外型、元本確保型の3種類に分かれていますね。国内型には国内株式、国内債券、国内REITがあります。海外型は海外株式、海外債券、海外REIT、コモディティーとバランスがあります。元本確保型は定期預金ですね。

少し違いはありますが、各社10種程度に分類されているようです。

「???。 何だか分類が沢山あって、どれがいいのか分からないですう…。」

(笑) 会社によって分類の仕方は少し違うんですが、その投資商品がどんな資産で運用するものかを表すものとして資産(アセット)クラスという分類があります。まずは、これを理解しましょう。

大きくは
・株式
・債券
・REIT(不動産投資信託)
・コモデティ、金

などに分類されます。

株式は企業の株に投資して運用するものですね。
債券は各国の国債や、公的機関、民間企業の発行する債券で運用するものです。いわば、お金を貸して利息をもらうもの。

REIT(Japan Real Estate Investment Trust)は不動産投資信託と呼ばれ、不動産の賃貸収入や売却収入からの利益を投資家に分配する金融商品です。

コモデティとは商品とも呼ばれ、原油や金、大豆やトウモロコシなど実物に紐づいた投資商品です。古くから商品相場として取引されてきました。

それぞれが国内、外国などに分類され、さらに外国を先進国、新興国などに細分化する場合もあります。
海外資産への投資だと、為替の影響を受けますので分けて考える必要がありますからね。

その他の金融商品としては
・為替(FX)
・実物不動産

などもありますが、NISAやiDeCoでは対象にならないので、今回は考えなくていいでしょう。

図に表すとこんな感じです。
投資信託種別

新興国の債券はリスクが高いので除外します。日本や先進国の債券も、世界中が低金利になっている今は選択する必然性が薄いので、こちらも対象外にしましょう。コモディティーも初心者のうちは考えなくても問題ありません。

となると、株式とREITを日本、海外でどんな比率で持つのかという選択になります。

「なるほど、随分簡単になりますね! どんな比率がいいんですか?」

モーニングスターに資産クラス別リターンが10年分掲載されていますので、これを使ってご説明します。ちょっと長くなりますので、この話は次回にしますね。

「はい! 楽しみにしてます。」

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。この話まだまだ続きます。

投資信託はどう選ぶ?(7)ロボットアドバイザーを考える

Sep 30, 2020

人生はわくわくとドキドキで出来ている! サラリーマン上がりの運用相談専門FPやんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・

膨大な投資信託の正しい選び方を考えるシリーズ、七回目です。

今回はクライアントからも最近質問が出るロボットアドバイザーの有効性を確認してみます。

通称ロボアドと呼ばれており、AIやロボットに運用を任せられます、と正にフィンテック時代のサービス。最近各社力を入れています。そのコストや商品構成をチェックします。

対象にしたのは、独立系からは2大ライバルといっていいWealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)です。新興勢力として外せないところ。

ネット系からは楽天証券、マネックス証券、SBI証券。ネットの代表選手として、こちらも依存のない所でしょう。

大手証券からは野村証券、大和証券、SMBC日興証券。営業収益の大きい順に選んでみました。

計8社を調べてみます。 どんなサービスなんでしょう?
(わたし自身は独立系の2社を利用中)

独立系 …WealthNavi(ウェルスナビ)
独立系 …THEO(テオ)
ネット証券…楽天証券
ネット証券…マネックス証券
ネット証券…SBI証券
大手証券 …野村証券
大手証券 …大和証券
大手証券 …SMBC日興証券
(調査日:2020/09/30)

ロボアド一覧202009

手数料は各社1.0%程度、大きな差はありません。機能的にも自動購入、積立、自動リバランス等を各社包含しており、あまり差がないようです。

構成商品にやや違いがあり、海外ETF派と投資信託派に分かれます。投資信託派はマネックスを除き6資産クラス(国内株式、海外株式、国内債券、海外債券、国内REIT、海外REIT)で構成されているところは同じ。

一部、海外を先進国、新興国と分離しているところもありましたが、大きな差ではありません。

簡単な質問に答え、顧客のリスク許容度を判定し、構成商品の保有割合を自動調節するところも各社共通です。

■ 各社ロボアド比較

各社の内容を見てみます。

《独立系》
WealthNavi、THEO、共に海外ETFをベースにしているのは同じです。
預かり資産はWealthNaviが2900億円、THEOが600億円と差が付いていますが、これはSBI証券がWealthNaviを採用していることが大きいようです。SBIだけで預り2300億円を達成しており、これを除くとほぼ同程度。(以前はSBIでも両者から選択できたと記憶していますが…。経緯は不明です)

WealthNaviはVTI(米国株)、VEA(日欧株)、VWO(新興国株)、AGG(米国債券)、GLD(金)、IYR(不動産)という6種のETFで構成されます。

一方、THEOはEWJ(日本)、VTV(米国大型割安株)、QQQ(米国NASDAQ大型株)など細分化されたETFで構成されており、台湾やインドなどのETFも入っているのが特長です。グロース(株式中心)、インカム(債券中心)、インフレヘッジ(実物資産中心)の3分野に分類された最大30種類以上のETFが自動的に割り当てられます。

どちらもリスク許容度は5種類に分けられ(リスク種類)、質問の回答により保守的から積極的の範囲で決められます。

どちらかというとTHEOの方が多くのETFで分散している分、下落局面に強そうですが、反面上がりにくいかもしれません。

どちらも内容としては納得できるETFの構成で、初心者にお勧めの商品です。

《ネット系》
楽天証券の楽ラップは固定報酬は0.715%ですが、別途ファンド毎の信託報酬が加算されるので、結局は約1.0%の手数料となります。成功報酬型もあるようです。

国内株1、外国株5、債券1、外国6、REIT2の計15種のファンドを5ランクで自動配分します。使用商品はステートストリート、たわらノーロードなどの運用商品です。

マネックス証券ではON COMPASSという名称です。リスク種別は8つで他より細分化されています。世界80カ国、約5万銘柄に分散投資(ETF)とうたっていますが、TOPIX連動ETFやVTI(米国株式)などの国内外ETFがその正体です。

マネックスにはON COMPASS以外に、ManexAdviserというアドバイスサービスがあり自動購入ではなく、提案という形で国内ETFの組み合わせ提示を受けられます。

0.496%と手数料も安く、色んな条件設定で配分計算も変更でき、ETF種類も豊富です。ベテランの方にはこちらが向いているかもしれません。(表には含めていません)

SBIは前述の通り、WealthNaviを採用しています。

《大手系》
野村証券は「のむラップファンド」としてメニュー化しており、6資産クラスから国内REITを除外していました。高値圏という判断かもしれません。

構成ファンドが自社独自商品というのは野村ならでは。ほぼ唯一、購入手数料がかかるというのはどうかと思いますが、お任せの多い富裕層を想定しているからでしょうか。

大和証券のファンドラップは標準的な6資産で構成。多くは日本TOPIX、先進国MSCIコクサイなどを指標とする自社投資信託のようです。

SMBC日興証券のfund eyeはロボアドというより、ファンド絞り込みサポートツール の位置付け。やってみましたが、あまり納得性のある商品選定とは感じませんでした。
別にAI株式ポートフォリオ診断というのがあり、個別株式の保有に関するAI診断のようです。エンジンはAIベンチャーのHEROZが開発したということで、ファンド選定ではありませんが、別途試してみたいと思います。

概して、大手証券は自社商品の拡販ツールのようで魅力を感じませんでした。

■ 評価

各社とも資産クラスが5~6種に分散されており、堅実投資用といえます。構成が投資信託かETFかという違いはありますが、王道のインデックス系です。
値動きやリターンはほぼ同じようなものと推察され、あまり大きな違いは感じませんでした。

初心者が選ぶ場合、どれでも同じようなものとの評価です。
(個人的には海外ETF派が好みです)

ただ各社とも、ロボアドといっても簡単な質問により顧客のリスク許容度を判定し、ファンド配分メニューの中から自動的に選ぶという程度のもの。

そんな簡単な質問でその人のリスク許容度が分かるのかと、疑問も感じます。
実際にやってみましたが、理解に苦しむ質問も多かったです。ロボアドというなら、その人ならではの個別ポートフォリオを作成するぐらいの機能は欲しいです。

使用するポートフォリオ理論も従来通りのものでいささか残念。ノーベル賞に輝いた金融工学に基づき…云々といっても、ちっとも有効ではない「有効フロンティア論」などに基づいています。資産クラスに債券を入れるなどベースとなる考え方が時代を反映しておらず、旧態依然としています。

資産クラス別のリスク値をどの頻度で更新しているのか? どんな修正をAIとして入れているのか?

これらの理論は数学的には正しくても実務では使えません。単に過去の統計からリスク値や期待収益率を出すのではなく、もっとダイナミックにAIを使ったリスク値の自動学習とか現実の相場の動きを反映して欲しいものです。

■ まとめ

商品選定できない(したくない)初心者向けのサービス。堅実な投資をお任せで行うには、可もなく不可もなくまずまずでしょう。

使えるサービスですが、勉強後は自分で購入する方が良さそう。
ロボット、AIの活用レベルがまだまだ低く、ロボアドという割にはまだまだお粗末。今後の発展を期待します。

お金を味方に付ければ、人生二馬力、三馬力!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※本記事は特定の商品を推奨、あるいは誹謗中傷するものではなくあくまで筆者の個人的な見解に基づく記事です。

管理人プロフィール

やんつ写真

やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
Webディレクター

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