これでいいのか「ねんきんネット」!? 年金額確認の注意点
Nov 30, 2014
こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回から少し年金について考えてみようと思います。
年金といえばこれから支給年齢の引き上げや支給額の減少と、暗い話題ばかりが続いています。
とは言え、いきなり支給が0になる訳でもありません。まだまだ重要な存在です。
あなたは自分がいくら貰えるかご存知ですか?
たかが年金、されど年金。知ってて損はありません。
特に50代の方は切実な問題です。これを押さえないと、上積み部分をいくら稼げばいいのか判断できません。
こんな時に味方になるのが「ねんきんネット」です。
色んな機能があります。あなたは会員登録してますか?
2014/6で300万IDを突破したようです。
日本の50~60代の人口が約3300万人ですから、もう少し普及が望まれますね。
自分の年金額の確認には大きく2種類のやり方があります。
2012/4よりサービス開始になった電子版「ねんきん定期便」を見る方法と
Webにある「年金見込額算出機能」を使って試算する方法です。
電子版「ねんきん定期便」は毎年自分の誕生月に送付されてくる書類のPDF版です。
見覚えがあると思います。

まず右上の年金加入期間合計をみて下さい。
この数字にあなたの定年までの残り月数を足してください。(その合計をAとします)
このA(加入期間見込)を300と480か月と比較します。
300は老齢基礎年金の受給要件です。A≧300でないとそもそも貰えません。
300未満の方は300以上になるように任意加入をご検討ください。
480は老齢基礎年金の満額要件です。(1946年4月2日以降生まれの場合)
480に満たない方はやはり任意加入をご検討ください。 どうせなら満額で貰いたいですよね?
老齢厚生年金に関してもその中の定額部分に関してはこの考え方は同じです。
300以上480以下です。(25年以上、40年以下)
ただ厚生年金に関しては加入月に上限のない報酬比例部分がありますので、
480を超えてもその部分は加算されます。
一案大事な年金見込額は右下にあります。(赤枠部分)
年金見込額=老齢基礎年金+老齢厚生年金+(厚生年金基金)
年金額の確認方法のもう一つは「年金見込額算出機能」です。
質問形式と一覧形式の2種類があり、自分のスキルに合わせて選択できるようになっています。
とても便利です。
ところがこれらの年金額を知る便利機能ですが、重大な問題点が2つあると思っています。
①ねんきん定期便と年金見込額算出機能の計算対象範囲が異なる!
これはねんきん定期便には「厚生年金基金部分」がないことによります。
一方、年金見込額算出機能にはこの機能があります。
このためこの2つの年金見込額の数字が異なっており、とても分かりにくくしています。
厚生年金基金の加入期間のある方はご注意ください。
ねんきん定期便にもう少し分かりやすく、注意書きを記載してほしいところです。
②年金見込額算出機能に制限がある。
「厚生年金基金部分」の計算機能がある見込額算出ですが・・・
基金のうち「代行部分」と呼ばれる部分はありますが、基金独自の「プラスアルファ部分」と呼ばれる部分はありません。
また、実際の支給ではかなりのウェートを占める各種加算部分の計算機能がありません!
配偶者の条件設定や子供の有無などの条件設定がないのです。
配偶者が年金取得前の年齢だった場合加算される加給年金は、特別加算を加えて386,400円です。
決して少なくない加算です。
結局、これら問題とは
どっちも参考にはなるが「もらえる年金額」ではない!
ということです。
技術的にこれら変数を組み込みのは難しいとは思いますが、どうも機能不足だけが主因ではないようです。
年金は計算自体は個人単位となりますが、生活者のニーズとしては
わが家の家計がどうなるのか? 夫婦の生活がどうなるのか?
が主たる疑問のはず。
つまり世帯単位の計算機能が求められるのではないでしょうか?
ご主人の試算もできる。 共稼ぎの奥さんの試算もできる。
その2つを合算してみることもできる。
そんな「ねんきんネット」が欲しくはありませんか??
(年金機構さん頑張って!)
今のままでは不十分なところもありますが、基本情報は充実してきました。
勉強や情報収集にはとても便利なサイトです。
50代になったら会員登録しておくことをお勧めします。
※お金の知恵大全 Ver2.0はこちら
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回から少し年金について考えてみようと思います。
年金といえばこれから支給年齢の引き上げや支給額の減少と、暗い話題ばかりが続いています。
とは言え、いきなり支給が0になる訳でもありません。まだまだ重要な存在です。
あなたは自分がいくら貰えるかご存知ですか?
たかが年金、されど年金。知ってて損はありません。
特に50代の方は切実な問題です。これを押さえないと、上積み部分をいくら稼げばいいのか判断できません。
こんな時に味方になるのが「ねんきんネット」です。
色んな機能があります。あなたは会員登録してますか?
2014/6で300万IDを突破したようです。
日本の50~60代の人口が約3300万人ですから、もう少し普及が望まれますね。
自分の年金額の確認には大きく2種類のやり方があります。
2012/4よりサービス開始になった電子版「ねんきん定期便」を見る方法と
Webにある「年金見込額算出機能」を使って試算する方法です。
電子版「ねんきん定期便」は毎年自分の誕生月に送付されてくる書類のPDF版です。
見覚えがあると思います。

まず右上の年金加入期間合計をみて下さい。
この数字にあなたの定年までの残り月数を足してください。(その合計をAとします)
このA(加入期間見込)を300と480か月と比較します。
300は老齢基礎年金の受給要件です。A≧300でないとそもそも貰えません。
300未満の方は300以上になるように任意加入をご検討ください。
480は老齢基礎年金の満額要件です。(1946年4月2日以降生まれの場合)
480に満たない方はやはり任意加入をご検討ください。 どうせなら満額で貰いたいですよね?
老齢厚生年金に関してもその中の定額部分に関してはこの考え方は同じです。
300以上480以下です。(25年以上、40年以下)
ただ厚生年金に関しては加入月に上限のない報酬比例部分がありますので、
480を超えてもその部分は加算されます。
一案大事な年金見込額は右下にあります。(赤枠部分)
年金見込額=老齢基礎年金+老齢厚生年金+(厚生年金基金)
年金額の確認方法のもう一つは「年金見込額算出機能」です。
質問形式と一覧形式の2種類があり、自分のスキルに合わせて選択できるようになっています。
とても便利です。
ところがこれらの年金額を知る便利機能ですが、重大な問題点が2つあると思っています。
①ねんきん定期便と年金見込額算出機能の計算対象範囲が異なる!
これはねんきん定期便には「厚生年金基金部分」がないことによります。
一方、年金見込額算出機能にはこの機能があります。
このためこの2つの年金見込額の数字が異なっており、とても分かりにくくしています。
厚生年金基金の加入期間のある方はご注意ください。
ねんきん定期便にもう少し分かりやすく、注意書きを記載してほしいところです。
②年金見込額算出機能に制限がある。
「厚生年金基金部分」の計算機能がある見込額算出ですが・・・
基金のうち「代行部分」と呼ばれる部分はありますが、基金独自の「プラスアルファ部分」と呼ばれる部分はありません。
また、実際の支給ではかなりのウェートを占める各種加算部分の計算機能がありません!
配偶者の条件設定や子供の有無などの条件設定がないのです。
配偶者が年金取得前の年齢だった場合加算される加給年金は、特別加算を加えて386,400円です。
決して少なくない加算です。
結局、これら問題とは
どっちも参考にはなるが「もらえる年金額」ではない!
ということです。
技術的にこれら変数を組み込みのは難しいとは思いますが、どうも機能不足だけが主因ではないようです。
年金は計算自体は個人単位となりますが、生活者のニーズとしては
わが家の家計がどうなるのか? 夫婦の生活がどうなるのか?
が主たる疑問のはず。
つまり世帯単位の計算機能が求められるのではないでしょうか?
ご主人の試算もできる。 共稼ぎの奥さんの試算もできる。
その2つを合算してみることもできる。
そんな「ねんきんネット」が欲しくはありませんか??
(年金機構さん頑張って!)
今のままでは不十分なところもありますが、基本情報は充実してきました。
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50代になったら会員登録しておくことをお勧めします。
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