海外投資で資産形成の時代が来た!? 世界の資産運用フェア参加レポート(1)
Aug 31, 2015
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
「第2回 世界の資産運用フェア」に行ってきました。今回はそのご報告。
(2015年8月29、30日の両日開催のうち行ったのは30日)
金融アドバイザーとして有名な内藤忍さんの主催で、春先の同様の企画が好評だったことから第二回目の開催です。

出展25社のうち海外不動産と一般金融系がおよそ半々。
海外不動産の対象国は、
日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、ニュージーランド、タイ、フィリピン、マレーシア、カンボジア、台湾、スリランカ
計12カ国と多彩で、これだけ広く海外不動産投資の話を一度に聞けるのは珍しいです。
内藤さんのポリシーで、所有権保有が可能な国での投資が基本だとか。
なのでインドネシア、ミャンマーなどは対象外のようです。
セミナーが始まりました。

何回かセミナーはありますが、各30分のため若干時間不足。
ほぼ各社の紹介に終始、あとは各ブースに来てね~という感じ。
無料のセミナーですから、まぁ仕方ないですかね。
わたしが聞いた範囲での各国解説と取扱い会社、それに対象地域と必要投資額や利回りです。
興味のある方は個別に確認してみて下さい。(NOIとは経費を引いた実質利回りです)
■日本・・・日本財託
都内23区近郊:1000~2500万円 ローンは組みにくい
築25年NOI5~6%、築15年NOI4~5% イールドギャップ狙い
■ドイツ・・・ウィンドゲート
ベルリン旧東側:1000万円~ NOI4~5%、ローン50%可、金利3%~
キャピタル狙い リスクは為替(ユーロ)
■イギリス・・・ステイジアキャピタルジャパン
ロンドンから約2時間のシェフィールド:1300万円~ ローンは煩雑、現金中心。
3年利回保証9%NOI 学生向け中心。供給過剰になるリスク有
■ニュージーランド・・・Goo Property
オークランド南部:800万円~ NOI6~8% キャピタル狙い
自己資金35%~ローン可能 欠陥住宅リスク有
■タイ・・・ライジングアジア(デベロッパー)
パタヤ:700万円~→1Rを中心に建設中 NOI6~7% 管理まで対応。
プレビルド→建築遅延がリスク 2017/08完成予定
観光客が多く、→歓楽街からリゾート地へ脱皮中。
■マレーシア・・・デュアルタップインターナショナル
ジョホールバル中心: 過熱のため3000万円規制開始、規制除外地域が対象
国家政策で開発中(イスカンダル計画)2000万円~
プレビルド→建築遅延、中止がリスク
セミナー会場は約120名程。

入りは平準的で、タイ向けセミナーとかでもほぼ満席。
各ブースはこんな感じ。

各コマはそんなに大きくはありません。
まぁ名刺獲得枚数より質でしょうか・・・
海外不動産投資は富裕層の資産分散の有力候補です。
ただ、ローンというレバレッジを効かせにくいので、不動産投資の持つ魅力は半減します。
当然、現地に何度も足を運ぶ覚悟も必要です。
単純に利回りだけを考えると海外ETFの方が簡便だという見方もできます。
知人で既にやっている方もたくさんいますが、資産の分散という意味ではわたしにはもう少し先の話と思っています。
ただ今回驚いたのは、参加者に40代も多かったこと。
(この手のイベントでは年金世代がほとんどというケースが多いです)
彼らの目的は分散ではなく、海外投資で資産形成をすることです。
既に蓄積された資産の分散というだけではなく、
資産形成そのものを海外不動産投資で実現するという時代が来ているのかもしれません。
内藤さんは海外投資はその国の成長に資産をゆっくり託すもの、と言ってます。
短期的な上下動ではなく、
その国の成長によって得られる将来的なキャピタルという夢を買うものかもしれません。
さて、あなたはこの夢買いますか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回はレポートの続き、ゲストスピーカーの金森重樹(かなもりしげき)さんのお話です。