こんにちは!50代であわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
何回も【お金の方程式】について考えてきましたが、あと2回お付き合いください。
(回数が多いですが、そんだけ重要ってことで! m(__)m)
資産形成=①給与+②資産運用益-③支出
または
資産形成=①(自分×運用利回り)+②(資産×運用利回り)-③支出
そのためにやるべき3つのこと
①給与を増やす
②運用利回りを上げる
③支出を減らす
■ ライフステージと基本方程式
この基本方程式はライフステージによって少し変化します。
現役時代は
資産形成=①給与+②資産運用益-③支出
ですが、これが定年後になると
資産形成=①年金+②資産運用益-③支出
となります。これが問題・・・
現役時代の給与より、年金の方がずっと少ないですw
年金<給与 (T ^ T)
受給開始時点(65歳)における、
年金額の現役世代の収入額との比較割合を 所得代替率 といいます。
政府の年金制度設計上は、50%程度を目指すということになっていますが
実際の肌感覚でいうと30%程度ではないでしょうか?
国民年金は年額772,800円(2014年度水準)です。
月額では64,400円。学生アルバイト程度・・・
厚生年金でも平均の支給額は月15万円、年額180万円程度です。
給与水準とは大きな隔たりがあります。
①年金 が少ないとなると、残る
②資産運用益-③支出(生活費) が重要です。
基本方程式(5) でご説明した経済的自由を獲得した方は除き、多くの方はこの方程式は赤字です。
資産形成サイクルではなく資産取崩しサイクルですね。
(出ていくだけなのでサイクルとは言えませんが・・・)
この資産取崩しサイクルで重要なのは3つ!
1)年金はいくらもらえるのか?
2)定年後の適切な生活費(支出)はいくらか?
3)資産運用益はいくらか?
1)は付加年金などの若干の上乗せ手段はありますが、それ以上の増額の手段はありません。
固定、且つコントロール不可です。(しかも財政難で、どんどん下がりそう)
2)現役時代と同じ感覚で生活していては無駄が多くなります。
定年後に合った生活スタイルに変える必要があります。
ただ、そうは言っても、節約・倹約ばかりでは息が詰まります。
長~い老後を、じっと身を縮め不安なまま過ごすことになりかねません。
楽しくなければ豊かな老後とは言えません。
あなたは楽しく豊かな老後にしたくはありませんか?
そのためにも3)資産運用益がとても重要です!
収入が無くなって貯金が減っていくだけの生活は、不安なものです。
残高がいくらあるから、毎年これだけ崩してもこれだけ残る・・・
計算上は20年大丈夫でも、なかなか冷静ではいられません。
病気になって、急に大きなお金が必要になったらどうしよう・・・?
子供に迷惑は掛けたくはないし・・・
不安を吹き飛ばすためにも、
50代になったらライフプランを考え、資産運用にチャレンジすべきです!
資産運用のスキル習得には5~10年の時間が掛かります。
2012年以降の上げ相場に乗ってきた人は、まだ下降局面を経験していません。
きたる下降を乗り切ってこそ投資家です。
好景気と不景気のサイクルを一通り経験することが必要です。
たまたまですが、
わたしは53歳から本格的に始め、リーマンショックを経ながらも投資を継続。
少しずつスキルが上がってきたことを実感しています。
損失を出しても諦めず学び続けることが肝要なようです。
50代から始めれば、65歳の定年までにはスキル習得し、貯金残高を倍にすることも十分可能。(あるいはもっと?)
一番いけないのは退職金をもらって調子に乗って、急に慣れない投資に手を出すこと・・・
「利回りのいい商品がありますよ~ しかも、毎月分配金が出ます!」
ついついその気になってしまいますw
メガバンクの元支店長さんと話す機会がありました。
銀行で投資商品を買った人の9割は損をしている! そうです。
それでも・・・
手数料の高い商品を今日も勧誘しています・・・
金融機関はあなたの退職金を狙っています!
銀行で買おうとしているあなた、
せめて 投資信託の買い方まとめ なんかを参考にしてくださいね。
投資のことを勉強してから買う方が無難。
定年後2~3年は小額を使っての投資のトライ&エラーです。
ただ、それでは退職金を寝かせることにもなります。
やはり、損をしてもあまり生活に響かない現役時代から資産運用を始めるのが良さそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は基本方程式のまとめ です。