マネー誌が教えてくれる・・投資のやってはいけない
こんにちは!50代であわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
前回の毎月分配型投資信託の記事を書くために色々調べていて、面白いもの(?)を見つけました。
マネー誌のサイトに、
「5%の利回りを狙う人にお勧めのポートフォリオ」
というのがありました。
なになに、どんなポートフォリオかいね??
これはぜひとも参考にせねばなるまい・・・
見ると7本の投資信託で構成されています。
うち上位3本で70%の金額ウェイトです。
1)テンプルトン世界債権ファンド限定為替ヘッジコース
2)マニュライフ・変動高金利戦略ファンドC
3)野村グローバル・ロング・ショート
正直、あまり馴染みのない商品のような・・・知ってますか??
で、調べてみました。
1)テンプルトン債 →世界各国の国債、公債で構成。
販売手数料、信託報酬、純資産額は順に 2.16% 1.94% 43億円 です。
2)マニュライフ →銀行貸付債権がメイン。各種数値は順に 3.24% 1.92% 3億円(!?)
3)野村グローバル →短期有価証券、株価指数先物、債券先物等を使い積極的な運用のよう。
数値は順に 3.24% 1.67% 112億円 です。
いずれも販売手数料3%程度、信託報酬1.6~1.9%
とてもお勧めとは思えない高コストです。
純資産残高に至っては、なんとわずか3億円の商品も!
利回り実績をみてもさほど優位性があるようには見えません。
記事を書いているのは立派なFP法人の方です。
年間1000件以上の相談をこなしている資産運用に強い事務所とか・・・
はぁ!?? なぜこの商品がお勧めなの?

事業概要を見てみました。
金融商品仲介業
生命保険代理店・・・
・・金融商品の販売をしてました。
なるほど自分が売りたい商品なのね・・・orz
あちゃー! まさに
利害関係者にアドバイスを求めてはいけない
です。
有名マネー誌のサイトだけにがっかりですが、この要因はマネー誌を取り巻くお金の流れを考えれば分かります。
雑誌の収入源は読者の購読料もありますが、スポンサーの広告費の方が部数に左右されず安定的です。
(広告費のウェイトは25%~50%程度、あるいは7割という話もあります)
執筆陣としては、お金を頂くお得意先様(スポンサー)の方を向かざるを得ません。
必然的に発信される情報は読者に100%役立つものばかりではなくなります。
(うまく隠してはいるでしょうが)
売らんかなの情報が多くなります。
もう一つ、こんな書籍もありました。
タイトルは「投資信託は・・・・・・から選びなさい」
著者は投信販売会社S社の社長さん。
まぁこれは営業目的出版なのは仕方ないです。
それでも1章~3章の投資信託の買い方、仕組みの解説はちゃんとしています。
インデックス系、バランス型の良さを説いています。
ただ、4章の具体的な商品紹介の部分となると・・・
自社商品を入れているのは愛嬌として、
・直販系ファンドが1本
・SMTさん関連で2本
・eMAXISシリーズが1本
・SBIさんが1本
・楽天さんが1本
なんだか各社をまんべんなく持ち上げています。
業界全体に配慮した(?)大人の事情がありそうです。
利害関係のない人から教えてもらう、
のは鉄則ですがこれがなかなか難しい。
情報を入手しようとすると、出てくるのは利害関係者ばかりです。
わたしたち受け手の、情報を選別する能力も問われます。
痛い目を見ながら(授業料を払いながら)習得していくほかないのかもしれません。
もう一度肝に命じたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
前回の毎月分配型投資信託の記事を書くために色々調べていて、面白いもの(?)を見つけました。
マネー誌のサイトに、
「5%の利回りを狙う人にお勧めのポートフォリオ」
というのがありました。
なになに、どんなポートフォリオかいね??
これはぜひとも参考にせねばなるまい・・・
見ると7本の投資信託で構成されています。
うち上位3本で70%の金額ウェイトです。
1)テンプルトン世界債権ファンド限定為替ヘッジコース
2)マニュライフ・変動高金利戦略ファンドC
3)野村グローバル・ロング・ショート
正直、あまり馴染みのない商品のような・・・知ってますか??
で、調べてみました。
1)テンプルトン債 →世界各国の国債、公債で構成。
販売手数料、信託報酬、純資産額は順に 2.16% 1.94% 43億円 です。
2)マニュライフ →銀行貸付債権がメイン。各種数値は順に 3.24% 1.92% 3億円(!?)
3)野村グローバル →短期有価証券、株価指数先物、債券先物等を使い積極的な運用のよう。
数値は順に 3.24% 1.67% 112億円 です。
いずれも販売手数料3%程度、信託報酬1.6~1.9%
とてもお勧めとは思えない高コストです。
純資産残高に至っては、なんとわずか3億円の商品も!
利回り実績をみてもさほど優位性があるようには見えません。
記事を書いているのは立派なFP法人の方です。
年間1000件以上の相談をこなしている資産運用に強い事務所とか・・・
はぁ!?? なぜこの商品がお勧めなの?

事業概要を見てみました。
金融商品仲介業
生命保険代理店・・・
・・金融商品の販売をしてました。
なるほど自分が売りたい商品なのね・・・orz
あちゃー! まさに
利害関係者にアドバイスを求めてはいけない
です。
有名マネー誌のサイトだけにがっかりですが、この要因はマネー誌を取り巻くお金の流れを考えれば分かります。
雑誌の収入源は読者の購読料もありますが、スポンサーの広告費の方が部数に左右されず安定的です。
(広告費のウェイトは25%~50%程度、あるいは7割という話もあります)
執筆陣としては、お金を頂くお得意先様(スポンサー)の方を向かざるを得ません。
必然的に発信される情報は読者に100%役立つものばかりではなくなります。
(うまく隠してはいるでしょうが)
売らんかなの情報が多くなります。
もう一つ、こんな書籍もありました。
タイトルは「投資信託は・・・・・・から選びなさい」
著者は投信販売会社S社の社長さん。
まぁこれは営業目的出版なのは仕方ないです。
それでも1章~3章の投資信託の買い方、仕組みの解説はちゃんとしています。
インデックス系、バランス型の良さを説いています。
ただ、4章の具体的な商品紹介の部分となると・・・
自社商品を入れているのは愛嬌として、
・直販系ファンドが1本
・SMTさん関連で2本
・eMAXISシリーズが1本
・SBIさんが1本
・楽天さんが1本
なんだか各社をまんべんなく持ち上げています。
業界全体に配慮した(?)大人の事情がありそうです。
利害関係のない人から教えてもらう、
のは鉄則ですがこれがなかなか難しい。
情報を入手しようとすると、出てくるのは利害関係者ばかりです。
わたしたち受け手の、情報を選別する能力も問われます。
痛い目を見ながら(授業料を払いながら)習得していくほかないのかもしれません。
もう一度肝に命じたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。