年収6億円の人と年収100万円の人たちが住む村。その恐るべき世界!
こんにちは! 53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回はお隣の恐るべき格差社会のお話です。
香港で普通選挙をめぐって学生を中心とした大規模なデモが行われていることはご存知と思います。
警官隊の投げる催涙弾を傘で防御したことから雨傘革命と呼ばれています。
中国当局は本国内への波及を恐れて報道管制を引いているようです。
ネット上でインスタグラムやLINEが使えなくなったと報道されています。
世界中が第二の天安門事件になるのではないかと固唾を呑んでいます。
何とか平和裏に解決して欲しいものだと願いますが・・・
中国当局は強硬姿勢を崩しておらず、先行きが不透明です。
強硬姿勢の背景には、全国で毎日100か所!発生しているといわれるデモがあります。
急速に拡がる格差社会への不満が内陸部を中心に広がっているようです。
日本でも格差社会が進展しているとの指摘があります。
で、格差について少し調べてみました。
格差を表す指標としてジニ係数というのがあります。
全員が等しく富を分け合う状態を「0」とし、一人が全ての富を所有している状態を「1」として表したものです。
(一人が完全に占有してしまうと他の人は生きていくことができませんので、現実には「1」はありえません)
このジニ係数ですが日本は2000年以前は0.3を切っていましたが、近年は0.38と上昇しています。
確かに格差は広がっていますね。
先進国で最も高い(格差の大きい)米国は0.45です。
米国がトップなのは予想通り、といったところでしょうか・・
ドイツは0.27です。
(出典:The World Factbook、Central Intelligence Agency)
これに対し2012年の中国の国家統計局の発表では0.47です!
これだけでもビックリの値ですが・・・
北京大学 中国社会科学調査センターによる0.73という驚愕の数字があります!
(国家統計局の数字が怪しいのは常識です)
これをグラフにするとこうなります!
数字だけではピンときませんね‥
分かりやすく置き換えてみます。
この係数は1%の人が25%の富を所有し、25%の人が1%の富を分け合う状態だそうです。
最下層の25%の人の収入を 1/25=0.04 とすると富者の25%の収入はその625倍になります!
もしも中国が100人の村だったら??
年収6億円の人が一人と年収100万円の人たちが25人いる計算になります。
とても同じ村の住人とは思えませんね~
ジニ係数ではその値が0.4~0.5を越えると社会騒乱が起きやすいとされます。
0.73というのは驚愕の数字と言わざるを得ません。
日本でも格差が広がっていますが、実は格差は特別なことではありません。
戦前はもっと格差は大きく0.45程度、開戦直前は0.65という統計もあります。
(長期経済統計:全世帯)
戦後の財閥解体と農地改革が一時的に平等社会を演出したに過ぎません。
経済活動は必然的に格差を拡大する方向に働きます。
(あるいは人間の本質のせい??)
だからこそ政府が是正として所得再配分政策をとる訳です。
格差を放置していては社会が保てなくなりますから。
では真逆の完全平等社会はいいことなのでしょうか?
「ベルリンの壁の崩壊」等を考えると、必ずしもそうとも言えない気がします。
誰も何もしない覇気の無い社会になってしまうのではないでしょうか?
明日への活力と適度な格差と平等の同時実現・・・ 難しそうです・・・
平等を目指したはずの社会主義で最も格差が広がっている。
その厳しい現実に暗澹とします。
だからこそタフに生き抜くお金の知恵がわたし達に必要なのではないでしょうか?
※「子育て卒業世代」のためのお金との付き合いかた講座」はこちら
※お金の知恵大全 Ver2.0はこちら
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回はお隣の恐るべき格差社会のお話です。
香港で普通選挙をめぐって学生を中心とした大規模なデモが行われていることはご存知と思います。
警官隊の投げる催涙弾を傘で防御したことから雨傘革命と呼ばれています。
中国当局は本国内への波及を恐れて報道管制を引いているようです。
ネット上でインスタグラムやLINEが使えなくなったと報道されています。
世界中が第二の天安門事件になるのではないかと固唾を呑んでいます。
何とか平和裏に解決して欲しいものだと願いますが・・・
中国当局は強硬姿勢を崩しておらず、先行きが不透明です。
強硬姿勢の背景には、全国で毎日100か所!発生しているといわれるデモがあります。
急速に拡がる格差社会への不満が内陸部を中心に広がっているようです。
日本でも格差社会が進展しているとの指摘があります。
で、格差について少し調べてみました。
格差を表す指標としてジニ係数というのがあります。
全員が等しく富を分け合う状態を「0」とし、一人が全ての富を所有している状態を「1」として表したものです。
(一人が完全に占有してしまうと他の人は生きていくことができませんので、現実には「1」はありえません)
このジニ係数ですが日本は2000年以前は0.3を切っていましたが、近年は0.38と上昇しています。
確かに格差は広がっていますね。
先進国で最も高い(格差の大きい)米国は0.45です。
米国がトップなのは予想通り、といったところでしょうか・・
ドイツは0.27です。
(出典:The World Factbook、Central Intelligence Agency)
これに対し2012年の中国の国家統計局の発表では0.47です!
これだけでもビックリの値ですが・・・
北京大学 中国社会科学調査センターによる0.73という驚愕の数字があります!
(国家統計局の数字が怪しいのは常識です)
これをグラフにするとこうなります!
数字だけではピンときませんね‥
分かりやすく置き換えてみます。
この係数は1%の人が25%の富を所有し、25%の人が1%の富を分け合う状態だそうです。
最下層の25%の人の収入を 1/25=0.04 とすると富者の25%の収入はその625倍になります!
もしも中国が100人の村だったら??
年収6億円の人が一人と年収100万円の人たちが25人いる計算になります。
とても同じ村の住人とは思えませんね~
ジニ係数ではその値が0.4~0.5を越えると社会騒乱が起きやすいとされます。
0.73というのは驚愕の数字と言わざるを得ません。
日本でも格差が広がっていますが、実は格差は特別なことではありません。
戦前はもっと格差は大きく0.45程度、開戦直前は0.65という統計もあります。
(長期経済統計:全世帯)
戦後の財閥解体と農地改革が一時的に平等社会を演出したに過ぎません。
経済活動は必然的に格差を拡大する方向に働きます。
(あるいは人間の本質のせい??)
だからこそ政府が是正として所得再配分政策をとる訳です。
格差を放置していては社会が保てなくなりますから。
では真逆の完全平等社会はいいことなのでしょうか?
「ベルリンの壁の崩壊」等を考えると、必ずしもそうとも言えない気がします。
誰も何もしない覇気の無い社会になってしまうのではないでしょうか?
明日への活力と適度な格差と平等の同時実現・・・ 難しそうです・・・
平等を目指したはずの社会主義で最も格差が広がっている。
その厳しい現実に暗澹とします。
だからこそタフに生き抜くお金の知恵がわたし達に必要なのではないでしょうか?
※「子育て卒業世代」のためのお金との付き合いかた講座」はこちら
※お金の知恵大全 Ver2.0はこちら