資産運用実践記(4) 投資信託はこうして買う!?
こんにちは!53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回も、投資を始めようとしている人向けの資産運用の話の続きです。
⇒資産運用実践記(1)ネット証券の勧め
⇒資産運用実践記(2)ポートフォリオ
⇒資産運用実践記(3)投信はコスト!コスト!コスト!
前回は商品の探し方と選定基準の話でした。
さて、どんな商品があるんでしょうか?
ネット系証券を見ると投資信託の取扱い本数はなんと1300~1800本もあります!
沢山ありすぎてさっぱり分かりませんね・・・
どんなものが売れているのか?
ちょっと売れ筋を見てみました。
マネックス証券の月間ランキングです。(2014/12月)

アベノミクスでのおかげで好調な日本株関連に人気があります。
日経225関係だけで3本もランクインです。
ノーロードと呼ばれる販売手数料が無料のものが9本を占めています。
ローコスト商品が増えてきたのは嬉しいですね。
マネックス証券にはファンドタイプ別ランキングという機能もあります。
国内株式、国内債券、国際株式、国際債券、バランス型、派生商品型 の6種類のランキングを確認することができます。
ポートフォリオを検討する場合は参考になりそうです。
ちょっと気になるのは月次分配型が何本かランクインしていること。
毎月分配金があると、思わぬお小遣いのようで嬉しいんでしょうか?
他の証券会社を見ても売れ筋は日本株、月次分配型です。
プラス、このところ利回りの高いリート系や高金利の新興国通貨連動が顔を出す感じです。
週刊東洋経済12/13号で年間購入額ランキングという記事がありました。
上位20本のうちなんと19本が月次分配型でした!
(もう1本はアクティブ系のファンドオブファンズです。)
■投資信託のやってはいけない (その2)
月次分配型は買ってはいけません!
もう一度、投資信託の仕組概要図をみてみましょう。

分配金には2種類あります。
運用収益から分配される普通分配金と
資産残高の元本部分を取り崩して分配される特別分配金
です。
つまり、分配金で毎月と~っても得した気分になってても、
元本を取り崩しているだけ(特別分配金)かもしれません。
郵送されてくる運用報告書には分配金の内訳の記載がありますが、小難しい報告書を読む人はほとんどいません。
先日のわたしのお金のセミナーでは
NISA口座の開設率が6割に上るほど参加者のファイナンシャルリテラシーは高かったのですが、
それでも分配金に2種類あることをご存じない方が多く、ビックリでした。
あなたは分配金の種類をご存じですか?
積立再投資コースがあっても安心はできません。
普通分配金は収益なので分配時に税金が掛かります。
税金を引かれた残り分を再投資に回しても、税金分は複利効果が減少します。
毎回分配の度に税金が掛かるんです!
分配無しの再投資型商品にすれば最後の売却時の税金だけでいいんですが・・・・
以前、毎年分配金をもらえる「終身年金型保険」を掛けようとしていた知人に、
「欲しい年額単位に変動国債を細かく分割して買って、毎年1本づつ解約すればいいんじゃないの?」
と提案したことがあります。
「面倒だし、どこで買えばいいか分からない」と簡単に拒否られましたが・・・
百歩譲るとして、
月次分配型の利点は自動月次引き落しツールとしての意味でしょうか・・・
複利を放棄する代償としては割に合わないと思うんですが・・・
2014/12月より
難しかった運用報告書が「交付運用報告書」「運用報告書(全体版)」に二段階化されました。
併せてトータルリターンの通知制度も始まりました。
重要なトータルリターンなどに記載を絞り込んだ簡素で分かりやすい(?)
「交付運用報告書」が送られてくるはずです。
今度はゆっくり見てはいかがでしょう?
今回の運用では既に日本国債の比率を50%にしています。
分散のため、残りはなるべく海外を中心にしようと思います。
残念ながら、
ランキングや売れ筋は参考にならないようです。
自分なりの条件で絞り込んでいきたいと思います。
で、何時になったら買うんじゃい!? とお思いのあなた。
もう暫くお付き合いを・・・ m(__)m
(本記事はあくまでわたしの考え方に基づく実践例です。投資戦略はみなさんそれぞれの考え方で変わります。
あくまで参考例とし、投資は自己責任でお願いします)
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回も、投資を始めようとしている人向けの資産運用の話の続きです。
⇒資産運用実践記(1)ネット証券の勧め
⇒資産運用実践記(2)ポートフォリオ
⇒資産運用実践記(3)投信はコスト!コスト!コスト!
前回は商品の探し方と選定基準の話でした。
さて、どんな商品があるんでしょうか?
ネット系証券を見ると投資信託の取扱い本数はなんと1300~1800本もあります!
沢山ありすぎてさっぱり分かりませんね・・・
どんなものが売れているのか?
ちょっと売れ筋を見てみました。
マネックス証券の月間ランキングです。(2014/12月)

アベノミクスでのおかげで好調な日本株関連に人気があります。
日経225関係だけで3本もランクインです。
ノーロードと呼ばれる販売手数料が無料のものが9本を占めています。
ローコスト商品が増えてきたのは嬉しいですね。
マネックス証券にはファンドタイプ別ランキングという機能もあります。
国内株式、国内債券、国際株式、国際債券、バランス型、派生商品型 の6種類のランキングを確認することができます。
ポートフォリオを検討する場合は参考になりそうです。
ちょっと気になるのは月次分配型が何本かランクインしていること。
毎月分配金があると、思わぬお小遣いのようで嬉しいんでしょうか?
他の証券会社を見ても売れ筋は日本株、月次分配型です。
プラス、このところ利回りの高いリート系や高金利の新興国通貨連動が顔を出す感じです。
週刊東洋経済12/13号で年間購入額ランキングという記事がありました。
上位20本のうちなんと19本が月次分配型でした!
(もう1本はアクティブ系のファンドオブファンズです。)
■投資信託のやってはいけない (その2)
月次分配型は買ってはいけません!
もう一度、投資信託の仕組概要図をみてみましょう。

分配金には2種類あります。
運用収益から分配される普通分配金と
資産残高の元本部分を取り崩して分配される特別分配金
です。
つまり、分配金で毎月と~っても得した気分になってても、
元本を取り崩しているだけ(特別分配金)かもしれません。
郵送されてくる運用報告書には分配金の内訳の記載がありますが、小難しい報告書を読む人はほとんどいません。
先日のわたしのお金のセミナーでは
NISA口座の開設率が6割に上るほど参加者のファイナンシャルリテラシーは高かったのですが、
それでも分配金に2種類あることをご存じない方が多く、ビックリでした。
あなたは分配金の種類をご存じですか?
積立再投資コースがあっても安心はできません。
普通分配金は収益なので分配時に税金が掛かります。
税金を引かれた残り分を再投資に回しても、税金分は複利効果が減少します。
毎回分配の度に税金が掛かるんです!
分配無しの再投資型商品にすれば最後の売却時の税金だけでいいんですが・・・・
以前、毎年分配金をもらえる「終身年金型保険」を掛けようとしていた知人に、
「欲しい年額単位に変動国債を細かく分割して買って、毎年1本づつ解約すればいいんじゃないの?」
と提案したことがあります。
「面倒だし、どこで買えばいいか分からない」と簡単に拒否られましたが・・・
百歩譲るとして、
月次分配型の利点は自動月次引き落しツールとしての意味でしょうか・・・
複利を放棄する代償としては割に合わないと思うんですが・・・
2014/12月より
難しかった運用報告書が「交付運用報告書」「運用報告書(全体版)」に二段階化されました。
併せてトータルリターンの通知制度も始まりました。
重要なトータルリターンなどに記載を絞り込んだ簡素で分かりやすい(?)
「交付運用報告書」が送られてくるはずです。
今度はゆっくり見てはいかがでしょう?
今回の運用では既に日本国債の比率を50%にしています。
分散のため、残りはなるべく海外を中心にしようと思います。
残念ながら、
ランキングや売れ筋は参考にならないようです。
自分なりの条件で絞り込んでいきたいと思います。
で、何時になったら買うんじゃい!? とお思いのあなた。
もう暫くお付き合いを・・・ m(__)m
(本記事はあくまでわたしの考え方に基づく実践例です。投資戦略はみなさんそれぞれの考え方で変わります。
あくまで参考例とし、投資は自己責任でお願いします)