資産運用実践記(7) 投資信託はこうして買う!?

こんにちは!53歳からあわててお金の勉強中の、不動産投資家やんつです。
社会人としてお金のことを勉強したいあなたと、アクティブシニアになりたいあなたへ・・
今回も、投資を始めようとしている人向けの資産運用の話の続きです。

 ⇒資産運用実践記(1)ネット証券の勧め
 ⇒資産運用実践記(2)ポートフォリオ
 ⇒資産運用実践記(3)投信はコスト!コスト!コスト!
 ⇒資産運用実践記(4)特別分配金と普通分配金
 ⇒資産運用実践記(5)購入インデックス2種
 ⇒資産運用実践記(6)世界経済を買う

さて、ここまで日本国債を含めて5種類の商品を購入しました。
投資信託の8種類のうち、購入分布はこんな感じになりました。
ポートフォリオ2014完成
前回の最後に世界経済インデックスを購入しましたので、
日本株式を含めて広くカバーできています。
(王道ならここに日経225を入れるべきかもしれませんね)

残る領域はリートだけです。
ということで、最後にリートを検討することにします。

今後のリートの見通しはどうなんでしょうか?

未来のことは誰にもわかりませんが、
昨年末の黒田バズーカ第二弾で、株式やリート購入の増額を宣言しています。

まぁ、ここしばらくは大丈夫と思われます。(最低2年は持つ??)

購入候補はいくつかありますが、
今回は比較的残高の多い(2640億円の残高の)新光J-REITオープン
購入することにしました。

これで全ての購入商品が確定しました。

・日本国債(変動10年)
・eMAXIS 先進国株式インデックス (→*2015/07「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」に買い替え)
・eMAXIS 新興国株式インデックス
・SMT グローバル債権インデックス・オープン
・世界経済インデックス
・新光J-REITオープン
です。

これがどんなパフォーマンスになるのか、
このブログの中で半年~1年毎に検証していきたいと思います。

6種類の商品を組み合わせたポートフォリオ。
分散投資の王道のようなラインナップがですが、ところがそうでもありません。
注意すべきことがあります。

■ 分散とウソと真実
投資の本ではリスクを回避するため分散投資すべきと書いてあります。
確かにそうなんですが、ことはそれ程簡単ではありません。

ファイナンスの基礎として 株式⇔債権 には逆相関があると書いてあります。
つまり株式が上がると債権の魅力が相対的に低下し、債券価格が下落する。
株式が下がると相対的に債権の魅力が増し、債券価格が上がるということです。

だから、債権と株式に分けて投資すればリスクヘッジになるよ~
という考え方です。

これは金融市場の中の株式と債権の
市場間でのお金の動きという意味では正しいです。

今回の購入商品の大きな注意点は、商品構成はバラバラですが、
全てが日本の金融市場での商品だということです。

株式市場と債権市場という狭い区分けではなく、
日本の金融商品市場と安全な預金市場という対比で見るほうが
より実態を現しています。

金融商品市場 対 安全なその他の市場 という対比でリスクマネーが動きます。
上げ相場になれば金融商品市場にお金が流れ込み、相場が下げに転じれば
一斉に金融商品市場からお金が出ていきます。

結果として・・・
日本の金融商品全体で見ると、
上がるときはみんな上がって、下がるときはみんな下がる!
ことになります。 (>_<)

実際にいくつか、
過去5年のチャートをみてみましょう。

eMAXIS 先進国株式インデックス
eMAXIS先進国株式Ch

SMT グローバル債権インデックス・オープン
SMTグローバル債券ch

新光J-REITオープン
新光J-リートch

本来、もう少しバラバラな動きをするはずですが、
不思議な相似が見られます。

2010、2011までは上下動ありながらもほぼ横ばい。
2012年から3年間、長期の上げ相場で大きく値を上げています。
(アベノミクスです)

今回の投資は高齢者の運用代行であり、
難易度の高い商品や為替リスクに関しては回避するスタンスを取りました。

結果としてリーチし易い日本の金融商品だけのポートフォリオです。

あくまで
日本の金融商品購入例としての一つのパターンです。

もう少し分散を意識するなら
日本の金融商品だけではなく、米国市場香港市場などでの
外国株のETF等を組み合わせる必要があります。
(その場合、VTなどは有力な選択肢になります)

本当に分散するなら、日本の商品だけでは固めない
ということは覚えておいたほうが良さそうです。

次回は「投資信託はこうして買う!」のまとめです。

(本記事はあくまでわたしの考え方に基づく実践例です。投資戦略はみなさんそれぞれの考え方で変わります。
あくまで参考例とし、投資は自己責任でお願いします)

(*)2015/07 本記事執筆時に、同じMSCI コクサイ・インデックス連動の「ニッセイ 外国株式インデックスファンド 」を見落としていました。
資産残高はやや少ないですが、信託手数料は0.46%と最安値です。
いずれも良い商品ですが、2015/07に「eMAXIS 先進国株式インデックス」から買い換えています。

管理人プロフィール

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やんつ(山本 常勝)

合同会社モンテリーブロ 代表
資産形成、資産運用専門FP
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